捨てないパン屋
とゆう記事をFacebookで見てから
私の中でこれが一つの目標になりました。
この写真を見てどう思いますか?
以前、私の働いていた会社のパン達です。
私が作っていたパンです
私はこの写真をFacebookで見て
なんかだか気持ち悪い…
すっっっごく違和感を感じました。
※あくまで私の意見です
なぜか。
パンの顔が難しくかしこまり無表情に見えるんです。
そう感じてしまったのは私のパンに対する価値観がパリに来て変わったのだと思います。
全て同じ色で同じ形でピッチリ綺麗なパンに対して変に思えて仕方ないのです。
フランスのパンはこれです
形も色も全部違ってクープも綺麗とは
お世辞にも言えない。
でも、私はこの写真を見て
このパン美味しそうだ!と感じます。
実際にめちゃくちゃ美味しいです。
不思議な事に
日本で働いていた時に1番に大切にされていたのは
見た目
だと私は感じてました。
最後、クープ一つでも切れてたり、少しでも黒かったり、炭がついていたらそれらは商品にならず、ゴミ箱行きです。それにレシピ自体が全国展開できるほどの見た目重視の製法になってると思うんです。
でも私の今いる場所では
1番に大切にされているのはあくまでも
味、テクスチャー
です。見た目なんぞ誰も気にしてません。
大切なのは美味しさ。
利にかなった製法になってます。
ただ、見た目綺麗とは言えないんですが…
人それぞれの好みによってパン達は買われていきます。
少し白いバケットが好きな人
よく焼いた黒いバケットが好きな人
短いのが好きな人(もっちり)
長いのが好きな人(カリカリ)
↑これが大切だと私は思うのです。
だって、パンってそうゆうものだから。
全てが同じで、綺麗なパンなんて気持ち悪い。
そこにこだわるのは、ブランドを守ろうと必死な会社のエゴです。
綺麗なパンしか売れない。のではなくて、自分達で綺麗なパンしか売れなくしてきた結果だと思います。
綺麗なパンだけを商品にする裏側には必ず、ダメな商品がありゴミとなります。パンを捨てなくてはいけない。菓子パンや調理パンは翌日に持ち越せないから捨てなきゃいけない。
それが日本のパンの現状です。
グルニエアパンでは、ゴミ袋にパンが入っていることは絶対にあり得ません。見たことがない。
売れ残ったパンは隣のスーパーのおじさんと物々交換、クルトンになる、もしくは、養護施設職員さんが取りに来てもって帰ります。
ブリオッシュなどは砕いてケーキに混ぜたりもしてます。確かに、菓子パンのようなものはないのでその点は日本と違いますが、、、
こうゆう事って大切じゃないかなって私は思うんです。
捨てないパン屋。
自分で作ったものを自分で捨てるとゆうことよりアホらしいことはありません。
そして作り手さん誰しもが捨てたくて捨てているわけじゃないことは知ってます。
だからこそ、
私は捨てなくていいパン屋を作りたいなと思います。
そのためにどうしなきゃいけないかは、
この国から学び、日本に置き換えて、考えていかなきゃな…
そうゆうパン屋は日本にもあります。
ハード系だけのパンを定期購入型(インターネットから)、配送パン屋を私も何軒か知ってます。
日本に帰ったらその作り手さん達に会いに日本を半年くらいかけて駆け回ろうと思います。
ただ、やっぱりインターネットでの販売は
いやだな〜〜
と最近こんな事を真面目に考えてました
たまにはね。こうゆうのも挟んどかないと…
パン屋に詳しくないわたしでも、
なるほどーって思った。
確かに型が全部一緒だと機械的な
感じするね!!
フランスで女の子行方不明のニュースあるぞ。
気をつけろよー!
ありがとう!来週、恩田陸の”蜜蜂と遠雷”日本一時帰国する人に買って来てもらうよ👏🤗