なにごとにも
”流行”というものがあります。
芸術はもちろんのこと、学問や科学の世界においてもいえることだと思います。
科学的な学説もどんどん修正されます。
「99.9%は仮説」という本が出版されましたが、あらゆる分野で常識とされているものはほとんどが仮説であるというのです。
一つの常識も時代が変われば非常識になります。
あるいは、「日本の常識は世界の非常識」という場合もあります。
つまり、
世の定説とか常識と言われれるものは人の考えであり意見です。
それらはその時その場で有効なのであって決して真実ではないということです。
学問も芸術も科学も
宇宙の現象を扱うものです。
その現象は絶えず生まれては滅し、現れては消えていくものです。
さらに言えばおなじ現象は二度と起きないということであれば、そうした分野において「固定観念」というものはありえないはずです。
それとは反対に、
真実とは時代や地域を越えて変わることのないものです。
変わりいく現象世界にあって「変わらぬ真実」とは何かを自分の力で見出さなければなりません。
あるいは他人から教えられたことであっても、その中から自分の力で理解し納得できるものを見出さなければならないのです。
ちなみにわたしにとっての真実とは
「すべては移り変わる」ということだけです。
これは
人間の考えでもなく意見でもなく真理であり法則です。
そのことをつねに念頭において、人生のあらゆることに対処していきたいと考えています。
「真実には特定の時などない。真実はどんな時代にも真実である」
(フランス人哲学者・医師・音楽家アルベルト・シュバイツァー)
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