僕は名もない凡人でいたい

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挫折は勝利への道

2017年07月20日 | 日記・エッセイ・コラム
久しぶりに、ちゃんとベートーヴェンの伝記を読んでみた。
音楽室に飾られているのは、髪がくちゃくちゃで気難しそうな顔。
だけど、よく言われるような変人で孤独な男、ではない。

恋愛もしたし、結婚にも憧れた。
それが叶わないと知ると、甥っ子の後見人となって世話をし、近所の子供にあだ名を付けて可愛がった。
とくに晩年は多くの友人の助けを得た。
葬儀は大勢の人が参列したという。

誰一人葬儀に来ず、打ち捨てられるように共同墓地に埋葬されたモーツァルトとあまりに違いすぎる。
楽しそうに遊んで見えても、悲しいモーツァルト。
癇癪もちで気難しいが、親友に恵まれたベートーヴェン。

ベートーヴェンの生に対する誠実さ、人間に対する正義感は物凄い。
「挫折」を知っている人は本当に強いのだな、と思った。

さて、2017年の今日。
シンクロナイズドスイミングの日本選手2人が、精いっぱいやって最高の演技を見せた。
しかし、僅差でメダルが獲れず、悔し涙を飲む。
自分の100%を出すというだけで、素晴らしい事!
頑張って次に繋げてほしい、と思った。

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