僕は名もない凡人でいたい

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カンディード

2017年11月17日 | 本と雑誌
今月末のスクーリング(外国文学)の予習。

サド著「悪徳の栄え」を読書中、座間市の事件と重なるところがあり、読む気力が全く失せてしまった。
ご存知の通り、サドはサディストの語源である。
学友に話したら「選択ミスじゃない」と言われてしまった。おっしゃる通り。
外国文学のテキストは数十冊あるので、他のテキストを読むことにした。

手に取ったのはヴォルテール著「カンディード」。
この作品は哲学コントと呼ばれている。
ある哲学者から最善説の教えを受けた青年カンディード。全ての事象には原因があり結果がある、そしてそれは最善である、という考えを持ちながら、差別や迫害、混乱と戦争にまみれる世界を目にする。

これは偶然にも、我が楽団の2018年新春コンサートの演目「キャンディード」の原作であった。
レナード・バーンスタイン作曲のオペラである。
こんなところにも文学と音楽の繋がりがあった!
Candide Overture キャンディード序曲 レナード・バーンスタイン