レオの映像翻訳な日々

新米翻訳者の苦闘をつづります。
映画・ドラマの感想などもアップしていきます!

どうしたら日本語が上達するのかな?

2006-01-30 02:19:42 | 仕事
とまあ、日本人とは思えないタイトルにしてみました。

でも、これは今の私にとっては切実な問題です。

ドンピシャリの言葉がなかなか出てこないんですよね~。

もうひとつの悩みは、私の日本語が少々、時代錯誤なところ。
大河ドラマや歴史ものが好きだからか、
(理想の男性は織田信長よ
どうも堅苦しい日本語になってしまいます。

最近、思うのは、どれだけ映画やドラマを見ても、
自分の中に根付く表現というのは、
やはり活字から吸収されたものではないか、ということです。
多分、一瞬で過ぎ去ってしまう目や耳からの情報では、
なかなか自分のものにできないのかもしれません。。。


そんなわけでして、今年の目標を新たに掲げてみました。
好きな作家の作品を写経してみよう!
誰がいるかな~?

・夏目漱石:音が転がるような言葉の美しさは、きっと一番好きですね~。
・太宰治 :彼の自虐ネタ(ヒロシのような)は最強だと思う。
・横溝正史:やっぱり金田一さんの人柄がいいんですよ~。
・村上春樹:端的で分かりやすいところは、一番字幕向きかもしれない。
・向田邦子:村上春樹と似ている気がするけど、彼ほどドライじゃないですね。

ん~、現代語で端的となると、やっぱり向田邦子さんですかね?
確定申告が終わったら、チャレンジしよう
と、すぐに実行しないところが、私の欠点か?!

4月になったら、「写経はどうなった?」とハッパかけてくださいね!

確定申告

2006-01-27 01:00:44 | 仕事
先日、エージェントから支払調書が送付され、
「お~、そうだった」と他の会社にも今日、電話してみました。
でも、元々、送付するつもりだったらしく、
「少しお待ちください」と焦られてしまいました。
ちょっとタイミングが早すぎたみたいです。

皆さん、もう準備してるのかな~。
私は結局、何もやってません。。。
交通費だけは記録していますが、領収書は缶の中に放りっぱなし。。。
本当、そろそろ準備しないと…と思いながら、
どうもやる気になれない。。。


2月になる前に一度、青色申告会には行かなければ…。
でも、その前にある程度の準備をしておかないと怒られそう…。
は~、考えるだけで頭が痛くなります。。。
(考える間に準備しろ?!)

暖かくなれば、私もバリバリ動けるのにな~と、
怠惰を寒さのせいにする今日この頃。。。
でも、本当、この寒さ、私の限界を超えていますってば。
はやく春になれ~

結果報告♪

2006-01-21 20:52:37 | 仕事
今日は大雪です!

我が家の犬は初めての雪に大興奮して、はしゃいでいましたが、
それじゃ、実際に触らせてあげようと外に出すと、
すぐに戻ってきました…。
根性なし!

さてさて、クビになりかけたお仕事ですが、どうにか続けることができました
皆さん、本当にありがとうございました!!

もちろん、まだ完ぺきというわけではなく、たくさんの課題が残っていますが、
今回、作業の進め方を変えて、本当に大正解!
自分の弱点が、ようやく分かった気がします。

今回の作業で、自分なりに考えた利点・注意点です。

利点:
・ベタ訳から始めると、字幕に取り掛かる前に全体の構成を整理し、
 ポイントが分かるので、情報の取捨選択に迷わない。
・字幕に合わせて、スポッティングができる。
・最初の訳出精度が高いので、見直しにはそう時間が掛からない。
 また、気持ちに余裕ができるので、じっくり見直すことができる。
 今まで締め切り前はパニック状態だったので…

注意点:
・スポッティングと字幕を同時進行させるので、
 スポッティングだけ、字幕だけと進めるよりは、トータルで時間が掛かる。
・スポッティング中、ベタ訳に気を取られてしまい、
 カット変わりなどを見過ごすことがある。

あと、今回、とても単純なことなのに、考えが及ばなかったのが、
その局の視聴者に対する姿勢でした。
このシリーズは血みどろ系(?!)だったので、
視聴者想定を高くしていたのですが、先生から局の特徴などを聞き、
今回から引き下げてみました。
戻ってきたチェックを見ると、ちょっと下げすぎた感があるので、
次回は、ちょっと上で設定しようと思います。
もしかしたら、こういうのって、
仕事を受ける時に確認したほうがいいのかもしれませんね…。
今、気づいた!

そんなこんなで、早速、次の回の映像を観ましたが、今までの中で一番怖いです。
痛い場面の直前まで映像が流れるのですが、ついついその先まで想像してしまい、
こっちまで体が痛くなります。。。
「こんな死に方は絶対にイヤ!」度、ナンバー1です。。。


それでは、作業に戻ります!

経過報告

2006-01-16 19:43:42 | 仕事
昨晩、なんとか、スポッティング+字幕埋めを終わらせました。
(といっても、明け方だったけど…)

今回は、スポッティングと字幕を同時進行でやってみたのですが、
(字幕に合わせて、スポッティングしてみたのです。)
30分終わらせるのに、15時間くらいかかったかな?
ちょっと厳しいペースでしたが、とりあえず形になったので、
今朝は好きなだけ寝ました!
スッキリ♪

明日は図書館で、迷っている箇所を調べる日。
一応、目的の本は予約しているので、作業は早いはず。。。
あとは、関係団体にメールで問い合わせたものの回答を待つだけ。

今回、まったく新しい進め方に挑戦したので、
作業時間の見積もりができず、かなり不安でしたが、大丈夫そうです。
これで、結果が出れば、この進め方で続けていきましょう!
(まあ、まだ全然分からない状態なんですがね…。)

ちょっと落ち着いたら、三谷幸喜さんの「THE 有頂天ホテル」を観にいきたいな~。
昨年末に行けなかった「12人の…」のリベンジです!!!
今回、何といっても、私の心の恋人、佐藤浩市さんが出ますから
は~、あんな包容力がありそうで、セクシーで、温かい感じの人はいないかね…。
ええ、現実は、そう甘くはありませぬ。

もうひと踏ん張りです!

ベタ訳ってすごい!

2006-01-14 19:35:19 | 仕事
関東は1日中、すごい雨です。

カミナリまで鳴っていましたね~。

ある程度ですが、今、ベタ訳を完成させました。

これからスポッティングです。

しかし、こうしてベタ訳を作成してみると、
いかに今まで自分が表面上でしか
日本語を吟味してこなかったのか痛感できます。
本当、ベタ訳ってすごいですよ。

字幕として見ると、字数からか、どこかで妥協してしまうのかもしれません。
でも、文章にすると、変な表現とかが、嫌に目に付くのです。

受講生の頃、何度かベタ訳を作成したことがありましたが、
字幕にたどりつくまでに、あまりにも時間がかかってしまい、
以来、「これをやっていては間に合わない」と思い込んでいました。
もちろん、これからスポッティングして、字幕を埋めることを考えると、
今でもかなり心配ですが…。

だけど、字幕にするだけで四苦八苦していた頃よりは、
スピードが出てきたはずだと信じましょう。

ひと手間をかけることで、道は開けるのかもしれませんね~。
締め切りに間に合うように、皆さんも祈っていてくださいね!

感激!!!

2006-01-12 18:44:03 | 仕事
実はですね~、この数日、仕事の方がスランプに陥っていたのです。

とゆーのも、先日、提出した動物ものの出来が、
とても先方の納得できるものではなく、
ものすごい量のチェックが入ってしまいました。
そのため、このシリーズを続けていけるかも危うい状況に追い込まれました…。
無念…。

第2話で自分なりに、フィードバックを反映し、
作ったつもりでしたが、まだまだ先方のレベルには達していないよう。
納期の関係からか、第3話も続けていただくことになりましたが、
ここで結果を出さないと絶対に後がない!!!


同じ動物ものとはいえ、局が違うと、こうも要求されるものが違うのかと、
私としては、「これでいい」と思っていた価値観が
根底から覆されるようなショックでしたね。
もちろん、2週間の思いがけぬ休養から復帰し、
カンが鈍っていたのかもしれません。
日本語力のなさが、露見したのかもしれません。
自分の力不足を改めて知り、今後に生かすには、
とてもいい機会になったと思います。

とはいえ、仕事がなくなってしまうのを防ぐには、
早急な対応が必要です。
おまけに調べ物に費やす時間を考えると、
今回もかなりのピッチで進めていかなければなりません。
さらに、ほとほと困ったことに、先方が要求するものが、
漠然としか、私には理解できていません。
何を求められ、何をよしとするのか、
私の今の訳をどういう方向に直していけばいいのか、
自分の中で消化されていない状態だったのです。

そこで、ある先生にメールを出しました。
この先生は、私に動物ものの面白さを教えてくれ、
どうしようもないレベルだった私に、
「何がいい訳なのか」とはっきりと方向性を示してくれた恩師です。
この先生のおかげで、私の訳は飛躍的に伸びました。
もちろん、まだまだ発展途上ですが…。

メールをしてすぐに、早速、お電話いただきました!
「ベタ訳を作りなさい」と目からウロコのアドバイス。
もちろん、英語台本を文章として訳す、ベタ訳が大切なのは知っていました。
だけど、現実的に、その作業時間はないと、私は切り捨てていたんですよね~。
そのため、スポッティング→ハコごとの訳出→全体の流れを調整
という作業をしてきたのですが、
ベテランの先生から言われると、重みが違います。
スポッティングから始めると、どうしてもハコの中だけで考えてしまい、
結果として不自然な流れや、無理な日本語ができてしまうとのことです。
なるほど~。

また、2つの局の傾向の違いなども、教えていただきました。
暗中模索だった私にとって、これ以上はないアドバイスです!
短時間で力不足を補えるかの疑問は残りますが、
最後のチャンスをつなぎ、
このシリーズを全うできるかもしれない希望は見えてきましたよ!


とにかく精一杯やって、結果を待つしかありませんが、
少しでも向上できるよう、努力だけはしてみようと思います。

お忙しい中、すぐにお電話してくれた先生には大感謝です
本当にありがとうございました!!!

逆カルチャーショック

2006-01-10 17:14:13 | 回想録
私が尊敬する友人が先日、アメリカから帰国しました。
Sさんは私よりも5歳年上で、とにかく「愛」にあふれる人なんですよ。
ネガティブな感情を一切、持ち合わせていないような人。
誰でも彼女の公平さや純真さには、頭が下がる思いになるでしょうね。

そんな彼女も帰国後、なかなかに苦戦しているよう。
長く留学経験のある人なら誰でも通過するのでしょうが、
いわゆる「逆カルチャーショック」を受けているようです。

生まれ育った故郷に戻るだけなのに、なぜすぐに対応できないの?と
不思議に思う人もたくさんいるでしょう。
私も帰国する前は、そう考えていました。
とゆーのも、外国に出て、改めて日本の文化を見直す機会もあったので、
逆に日本に生まれたことが、とても幸せなんだ~と感じていたからです。

なのに、やっぱりあるんですよね~。
10代や20代初めの頭が柔らかい時に異文化を吸収するのは意外に早いんですよ。
だけど、その価値観が固定された頃に戻ると、日本は何とも矛盾だらけなのです。
とゆーか、こっちが言いたいことが相手にまったく伝わらない…。

表現力の問題もあると思いますが、
それ以上に価値観のズレというのが大きいのかも。
自分の意思が相手に伝わらないというのは、これはかなりのストレスです。

もちろん、私だけではなく、当時、一緒に勉強していた友人たちも、
同じようなストレスを抱えていました。
外国での学生生活を経て、すぐに日本の社会に飛び込んでしまうのですから、
何の準備段階もなかったんですよね~。
こっちもビックリですが、受け入れ側の上司も
当時はそうとう手を焼いていただろうな~と、今は思います。
「なんだ、こいつ、生意気な」「言ってる主旨がさっぱり分からない」などなど。

しかも、この逆カルチャーショックの厄介なところは、
生まれ育った文化に対応できないなんて、
「ありえない」と自分で否定しがちになってしまうのです。
「何かがおかしい」と思いながら、
自分が変わったことを認めたくないのですよね。
なので、異文化を吸収するよりも、順応するのに時間がかかった気がします。

私が、いつどこで、どう対応できるようになったのかは、
はっきりとは分からないんですが、
とりあえず「肩の力を抜いた」のが、きっかけだったと思います。
いえね、長く留学してると、「あいつは日本人じゃないから」なんて、
冗談でも言われることが多いので、
どこかで彼らの期待を裏切ってはいけない気もするんですよ。
なので、あえてトガってきたというか…。
うまく表現できない…。
だけど、やっぱり「私」は「私」で、無理することはないんです。

そうして、自分が楽になると、今まで短所にしか目が行かなかったのが、
「日本の長所」っていうのが見えてきました。
これほど勤勉で一生懸命な国民性は、そうないな~と思ったのです。
「疲れた~」なんて愚痴りながらも、自分や家族との時間を犠牲にしてまで、
きっちり仕事をする人が多くないですか?
昔ながらの「自己犠牲」の精神は、今でも健在なんだって思えたんですよ。

平たく言ってしまえば、やっぱり「愛」なのかな~って思うのです。
きゃっ♪
「愛」のひと言には、「敬意」「思いやり」「いつくしみ」など、
さまざまな感情が含まれると思うのですが、
人や物事を長い目で広い心で見ようとする気持ちが
克服の鍵になるかもしれません。
そういう気持ちが留学生と受け入れ側の双方にあれば、
きっと上手くいくのでは???

そういう意味では、Sさんは元々、この「愛」にあふれる人。
なので、そう難しくはないはず。
私は応援するしかできませんが、焦らず、前向きに、
楽な気持ちで臨んでもらいたいものです。

初詣

2006-01-10 00:45:31 | プライベ~ト
ご報告が遅くなりましたが、5日に初詣に行きました!

子供の頃から初詣は、いつもこの神社です。
車でパーッといける距離なのですが、結構、有名な神社のようで、
3元日中に行く気力はとてもない。。。

そんなわけで、我が家はいつも7日頃までに初詣に参ります。

今年は妹が厄年に入るので、厄払いも。
私は「八方除け」と「商売繁盛」を祈願。
平日だというのに1時間も待ちましたよ~。
昔はもっと待ったんですが、最近になって、神社側が秘策を編み出しました!
なんと、3人の神主さんが同時に名前を読み上げるんです!
なので、自分の名前が読まれているかは、まったく不明。。。
確かに回転は早くなるでしょうが、ちょっと味気ない気も…。
ま、何事もなく、無事に過ごせればいいわ。

ご祈願が終わると、早速、おみくじを!
やっぱり、お正月ならではですよね~。
今なら神様の守護もバッチリなはず~!!!
と、気合を入れて引いたら、「吉」でした。

願い事…焦らず自分の立場を考えて行えば叶う。
  (身の程を知って、じっくりってことね!)
商売…自ら努力せよ。次第に利益があがる。
  (がんばりまーす)
交際…自己を反省し控え目に。
  (この「控え目」が難しい…)
病気…心配はないが軽くみて無理は禁物。
  (とりあえず健康は大丈夫そう)
縁談…急がぬがよい。地味だが良縁。
  (もう急いだほうがよいのでは???地味でも安泰がいいわ~!)
全般的には、心穏やかな平和な時のようです。
よかった♪

お参りが終わったら、もちろん出店へ直行!
お好み焼きに綿アメ、たこ焼きとなんだかんだと買いこんで、
結局、それが夕飯となりました。
普段、特に食べたいと思わなくても、なぜか買ってしまうんですよね~。

写真は神社の「ねぶた」。
毎年、変わるんですけど、今年は戌年にちなんで、里見八犬伝がテーマでした。
ちょうど日が暮れ始め、ライトアップされた時でした。
最初の感想は「儲かってんな~」。
ついつい。
なかなかキレイでしたよ。

もうお正月気分も終わりですね。
寒さが厳しいですが、皆さん、風邪などひかないように!

締め切り前

2006-01-05 03:47:25 | 仕事
おはようございます。

今日の正午は、新局・新番組・第1弾の締め切りです。
寝不足が続いていたので、バイトから帰宅後、即効で就寝し、
3時に起床しました。
なので、おはようございます、なのです。


4日はバイトの仕事始め。
なんと、タル酒が振舞われました~。
5時ダッシュで帰宅しようと思っていたのですが、
そんな訳でなかなか帰りにくく、30分ほどお付き合いした結果、
電車の中で爆睡。。。
あやうく乗り過ごすところでした。。。
紙コップに3分の1程度の日本酒を飲んだだけなのに、
体の血流中をグルグル回るのが分かる…。
ん~、寝不足はやっぱり大敵!

私は字幕を埋めるのは結構、速い方かもしれません。。。
1日30分くらいまで進められます。
(仕事以外のことは、まったくやってないからですけど…)
でも、その後、不明箇所の調べ物に走り回り、
納得できるまで見直しをするには、プラス3日は必要なんですね~。
なんだか、とっても効率が悪いのかな…と思うのですが、
皆さんはどんなスケジュールを立てているのでしょうか???

段階的には、スクリプト通り→流れ(映像)→流れ(映像)→
流れ(紙面)→表記(紙面)といった具合に、
最初の訳出での精度がぐんと低いのかもしれません。
せめて、流れの見直し作業が1回でも減ればいいんですけどね~。


今から、最後の流れ+表記の見直し(紙面)に入り、
後は1度通しで映像を観てから提出。
さあ、頑張らないと!

「模倣犯」

2006-01-03 05:59:26 | 映画・ドラマ
こんな時間に失礼します。。。

今、ひと通り、見直しが終わりました~。
今回の仕事はすごく考えさせられる内容なので、
私が受けた「答えが出ないむなしさ」みたいなものを
視聴者に伝えられたらいいな~と思っています。
まだ完成には程遠いですがね。。。


計画通り、31日と1日は完全休業し、「模倣犯」を読みふけりました。
先日、文章について、かなり辛口批評したのですが、
2巻を過ぎた頃からは、面白くなってきましたよ!
私、不勉強なので、宮部みゆきさんの作品は、これが初めてなのですが、
何となく、この世界観が2巻以降に固まったように思えます。
ブレがなくなってきたようで、文末でリズムが崩れることもなくなりました。

それに、やっぱり内容は濃い!!!
それぞれの人物の感情をここまで掘り下げられれば、読み応えは十分!

あっという間に4巻まで読み終わってしまったのですが、
(まだ5巻は未購入。。。)
とりあえず、ここまでの感想を…。

まず樋口めぐみと高井由美子の対比がリアルで怖いです。
樋口めぐみの勝手さを、第3者としては痛烈に非難していた由美子が、
いざ自分が当事者になった時に同じことをしてしまう。。。
だけど、そうなってしまった由美子の心理は、すごく分かるんです。
きっと、樋口めぐみという人物がいたからこそ、
彼女の変化が理解できるんでしょうね~。

また家族を失った上、新たな事件の第一発見者となってしまう
塚田真一という少年の存在もいい。
この少年が他の被害者の家族の目線を通し、
トラウマを克服し、立ち直ってくれるような気がしてなりません。
負けるな!

高井和明と栗橋浩美のゆがんだ友情には、理解できないところもあるのですが、
和明が背負ってきたハンデを考慮すれば、納得できなくもないような…。
献身と言ってしまってもいいくらいの愛情には泣けてくるのですが、
ただ、やっぱり「純粋な友情」と言ってしまうのは違うような気がします。
彼の中にもどこかで「支配欲」が生まれていたのでは?と邪推してしまいます。
でも、だからこそ、こういう形の友情が破滅に向かっていったのは、
後味が悪いながらも、妙に納得できました。

そして、主犯の「ピース」。
まったく、何様のつもりだ!!!
最後の5巻で、貴様の無様な最期を見届けてやるぞ!
と、息巻きたくなるくらい、最低最悪。。。

善人の顔をしながら、関係者を不幸に突き落としておいて、
陰で舌を出して笑っているような陰険さ…。
おまけにプライドだけは高くて、始末が悪い。。。
何が芸術だ、何が「完全な悪」だ、お前の論理なんかプップカプーじゃ!!

だけど、何となく、こういう人間がいてもおかしくないのかも…と、
思える今の世の中が怖いような気もします。。。

その対極にいる有馬義男というおじいちゃんはかっこいい!

「わしは頭が悪い」と言っているのに、知性じゃ誰にも負けてません!
こういうのが本当の頭の良さなんだな~って、感心してしまいます。
判断力が的確なのは、どんな時でも冷静で、
1本筋が通っているからなんでしょうね~。
だから、分析にブレがなく、瞬時に正しい判断ができるのでしょう。
このおじいちゃんがピースをギャフンと言わせてくれるのが楽しみです♪

とまあ、最後の5巻を残すのみになった今、
今日にでも近所の本屋に行かねばなりませぬ。。。

しばらくは就寝前と通勤の友になりそうです。

謹賀新年!

2006-01-01 15:42:51 | プライベ~ト
明けましておめでとうございます!


明けましたね~。本当にあっという間の1年でした。
昨夜は高校の同級生としこたま飲み、
いつどうやって帰ったのか、記憶にございません。。。
こんな年越しでいいの???
今年の目標は、まずは節酒かな…。


そうそう、仕事においては、以下を目標にしたいと思います。
1)吹替えを改めて勉強し、願わくは仕事に結びつける!
2)「動物ものならレオ」と指名されるくらい、知識を蓄える。
  (来年の野生生物映画祭を目標に!)
3)どんなジャンルでも貪欲に挑戦する!
まあ、毎年、同じような目標を立ててるんですけどね~。あはは。

去年は本当に充実した1年になったので、
今年はさらに大きく飛躍できるような年にしたいですね~。

きっと今年もいい年になりそうな予感…。
頑張ります♪

みなさん、今年もよろしくお願いします!