よかったら、読んでみてね
ゆうこ:(ナレーション風に)私は、商店街の片隅で占いをやっている、「めっちゃ真夏は、塩吹くよねー、ゆうこ」。今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方4時30分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。
ワン・ツー、ワン・ツー、ライラライラライラ♪ ラル~!!
ゆうこ:あ~もう、おねえちゃん、また間違えてるよ。ここは、手をパーにしてって、さっきからゆってるのに!!
ゆうゆうこ:えっ、ちゃんとやってるよ。こうでしょ。(グーにする)
ゆうこ:ちがうよ。グーじゃなくて、本当にもう、みてみ。カーネギーの方が断然うまいよ。ねっ!カーネギー。
カーネギー:(ほとばしる汗を右手でふきつつ、ご満悦)
ゆうゆうこ:そろそろ休憩しない?疲れた。
ゆうこ:さっきミリンダがぶ飲みして、あんこ玉食べたばっかりじゃないよ。だめだめ。
(ぱきーん。カランコロン。)
ゆうゆうこ:あっ、カーネギー、大丈夫!?千歳飴、落ちちゃったね。ほらぁ、カーネギーに合わせないと。普段なまけてるから、無理させると、かわいそうよ。
ゆうこ:カーネギーは、なまけてないよ。生まれつきそういうものなの。ごめんね。カーネギー、疲れたね…。15分休憩。
ゆうゆうこ:ふうー。汗がすごい。でも、気持ちいいね。「K・Y・Y」のお披露目ツアーだもんね。初日は、「大目にみて神社」だっけ。
ゆうこ:そうそう。2日目は、「タライまわし体育館」。そして最終日は、「ひざかけぶあつ寺」だよ。わぁ、緊張する。
(ピンポーン。)
???:こんにちわぁ~、お邪魔しますぅ~。ごぶさたしてます。
ゆうゆうこ:あっ、あさごはんちゃん、こんにちは。おひさ!!
あさ:ゆうゆうこ、相変わらず美人さんですね。
ゆうゆうこ:んまぁ~、あさごはんちゃんもイケメンよ!!あれ、持ってきてくれた?
あさ:はい。発注どおり、これでいいんですよね。
ゆうこ:カーネギー、疲れたから寝るって…。あさごはんちゃん、久しぶり。元気だった?なんか少し、体がシャキと締まったみたい。
あさ:あーはい。結構今、仕事がハードスケジュールで。あっ、でも…。
ゆうゆうこ:くお~ん、くお~ん、キャピィってかんじでしょ。
ゆうこ:なぁにそれ。
ゆうゆうこ:嬉しい悲鳴、ってことよ。はい、これゆうこに、すぺさるデザート。
ゆうこ:えっ?お姉ちゃん、たまに嬉しがらせることしてくれて、ありがとね。じゃ、遠慮なくいただきっ…?!え~~~!!なぁにこれ、あさごはんちゃん、説明してよ!
あさ:あーはい。まず、こちらが、トンガショガショコーンを器に見立て、中に、ピーマン・ニンジンのあんかけを入れたもので、もう一品は、トンガショガショコーンの中に、みかんヨーグルトを入れたものでございます。しょっぱいものを食べたら、次は甘いものを食べたくなる。まさしく…。
ゆうゆうこ:いたれりつくせり、すぺさるデザートだよね。どうだ!!
ゆうこ:どうだって言われても。はぁ~。こんなん、ただのイヤがらせだよ~。あたしはね~。トンガショガショコーンを指に1個ずつはめて、パクって食べて、最後に「指までおいしいガショガショコーン」って言いたいのに。
ゆうゆうこ:大丈夫。
ゆうこ:なにが大丈夫なの!!このあんかけもんとヨーグルトもんに、指なんか突っ込めないよ~。
あさ:あのっ、そのっ…。
ゆうこ:なぁに、あさごはんちゃん。言いたいことあったら、はっきり言いなさいよ。
あさ:あの~、僕もう帰っていいですか。傘持ってきてないし、雲行き、怪しくなってきちゃったから。ばいばーい、またね、ゆうこ。ゆうゆうこ。
ゆうゆうこ:あーあ、あさごはんちゃん、帰っちゃった。せっかく色々持ってきてくれたのに。
ゆうこ:カーネギー、いつまで寝てんの。早く!練習開始だよぉ~。
ゆうゆうこ:カーネギーに八つ当たりしなくても。あっ、そうだ。はいこれ。明日のお披露目ツアーの、カーネギーの左手にはめる、かんぴょうの手袋。
ゆうこ:はっ、なあにそれ?げっ…。お姉ちゃん、何やってるのこれ。かんぴょうに何したの!!(怒)
ゆうゆうこ:なにって、何もしてないよ。
ゆうこ:しらばっくれても、この2つのまなこが許さないよ。この手袋の色、真っ黒じゃない。(くんくん)うわっ、醤油くさい。
ゆうゆうこ:エヘヘ…。ばれた…?いいじゃん、おいしそうで。
ゆうこ:もう、いつもいつも余計な事ばっかりして!カーネギーは、右手でバランスとるために、白い千歳飴持つんだから、左手も、かんぴょうの手袋の色は白って、三人で決めたじゃん。
ゆうゆうこ:んーでも、千歳飴って甘いじゃん。だから…。
ゆうこ:だからなに!!(怒)
ゆうゆうこ:だから、甘いのなめたら、次、しょっぱいの食べたくなるっしょ。ほら、女子会でも、特大パフェ食べたあと、フライドポテト食べるって言うし。みてみて、カーネギー、さっそく醤油くさいかんぴょうの手袋、手にはめてるし。さぁ、明日から忙しくなるぞ~。
ゆうこ:お姉ちゃんのばか!もう知らない。
(7月吉日 晴天{31℃} 大目にみて神社)
ゆうゆうこ:みなさぁ~ん、今日は私たちの、「真夏の丸投げツアー」初日に来てくれて、本当にありがとう。そして最後の曲、「乙女の耳鳴りシジミ汁」聴いてくれてありがとう。私たちK・Y・Yは、この日のために、一生懸命がんばってきた甲斐がありました。途中、熱さと眠気のため、控室に戻ったカーネギーも、皆様によろしくと言っておりました。じゃあ、また会う日まで、サヨーナラ!!
(ザワ、ザワ。…アンコール、アンコール。ザワ、ザワ。)
ゆうこ:私たちは幸せ者でーす!じゃあ、アンコール曲「見つめようにも、からっ風」聴いて下さい。
大好きな 彼のひとみはみそまんじゅう(じゅう)
しょっぱめだけど 目がはなせない(イエス、イエス)
ここまでおいでと 言われても 白みそ 赤みそ 粒みそ(多目)
はずかしすぎて(オウオウ)
LOVEも 血圧も 急上昇
どのみそが好きってきかれても(NO NO)
1つには 決められない
かきまわして 味見して 彼のハートをキャッチしたい
ブレンド(ラブリー) みそ(ヘブン)
見つめようにも からっ風 私の瞳は ゴミだらけ
見つめすぎたら からっ風 彼の瞳に 愛を一滴
ヘイヘイ(赤みそ) ヘイヘイ(粒みそ)
ヘイヘイ(白みそ) ヘイヘイ(食べてみそ)
(PM5:00 サンタフェ家)
ゆうこ:あー、終わった、楽しかった。ね!カーネギー。
カーネギー:(定位置で、ひたすら眠っている)
ゆうゆうこ:さぁ、次のライブまで、かんぴょう煮しめなきゃ。ゆうこ、かんぴょう買ってきて。
ゆうこ:お姉ちゃん、たまには自分で買ってきなよ。いっつも私にばっか、買い物行かせないでさぁ~。
ゆうゆうこ:だめだめ。これから、孤食ロボットのテレビ観るんだから。ライラ、ライラ、ライラ、ラル~
豆から作る、しょうゆ、みそ。「めっちゃ真夏は、塩吹くよねー、ゆうこ」でした。
前回は孤食ロボットの、ヤンチャくん編でしたが、今回は、ゆうこ、ゆうゆうこ、カーネギーのメンバーミックス編です。
土曜日に食べた、味噌野菜ラーメン。食後、水ゴキュゴキュ飲んだ、ほうほうほでした