LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル 7月25日放送

2009年07月26日 | 過去の記事
ラジオを録音できるプレイヤーを買ってから、深夜に眠い目を擦りながら頑張って起きて聴いてた深夜ラジオを、逆に朝の電車の中で眠い目を擦りながら聴くようになった。そんな中で9時半。おれは電車に乗っていた。仙台から横浜に帰るためにヘトヘトになりながら最後の湘南新宿ラインに乗っていた。ちょうどその頃、おれのラジオは電車の中でこのウィークエンドシャッフルを静かに録音し始めていた。まあ電車の中っていうのはラジオを聴くのに適していない。なんかインバータがAMラジオにもろに影響を与えてしまうらしく、ノイズがバンバン入ってきてしまう。そんな中で録音していたラジオを今聴いているが、案の定ノイズが入りまくりで聴くに耐えない。結局11時まではロクに聴けず。オープニングから「ちょこっとラボ」と「シネマハスラー」は全然何を言っているか分からなかった。しかし今回どうしても聴きたかったのは「サタデーナイトラボ」。ちょうど11時から始まるこのコーナーはなんとか家で受信することができた。うん、ラッキー。ん、ラッキー? いや、うん、ラッキー。

さてさて、そんな「サタデーナイトラボ」の特集はこちら。
「この夏、イチオシのアニメ映画「サマーウォーズ」の 細田守監督と生対談!~アニメで作る<映画>とは何か?」
まあ別に細田守監督が好きとかそういうのは無いんだけれども。でもタマフルがこんなに押しているアニメ映画って気になるじゃない。うん、気になるよね。

ちなみにこの細田監督って何回かタマフルにも出てるらしくて。「前回この番組で言ってたことの中にヒントがいっぱいあった」って宇多丸さんも言ってるから、そのポッドキャストも聴いてみた。主に語られてるのは「アニメ映画の良さ」について。その中で特に印象的だったのは、「人間のフツウのしぐさをアニメで描くと感動できる。アニメでも“そこに人が生きている”と思う瞬間がある」ってことだった。そんな中で宇多丸さんがこれを忠実にやっていたと言う『サマーウォーズ』という映画について、二人は語ってます。

とりあえず言ってたことを箇条書きでメモ。
“ほ”が細田監督、“う”が宇多丸さんです。長くなっちゃったので、めんどくさい人は飛ばしてください。

・主人公がフツウの人々。
・男の子主人公のアクション映画を造ると言っていた。
・う「フツウの人がフツウのことをフツウにしていることをアニメで書くと快感」
・ほ「僕らと同じフツウの人でも世界を救えないか?」
・ほ「一人のヒーローが好きじゃない」
・う「大人数のフツウの人々を書き分けるなんて、やろうとするのが凄い」
・ほ「面白いな、親戚って。めんどくさいものだけど、なんかいいな」
・う「親戚は軋轢を描くものだった。家族のチームワークを描くのはめずらしい」
・ほ「家族のポジティブな面をしっかり描いてあげたい」
・う「親戚が一同に集まるシーンは圧巻」
・う「何気ない日常の動作をアニメの中で描くのは技術が必要」
・ほ「表現してないこともいっぱいある。それにチャレンジする」
・う「ネットがバーチャル世界だからダメっていう説教はヤダったけど、全く逆」
・ほ「ネットが悪いとか、ネットは新しいとか、どっちが正しいとか正しくないってなりがち」
・ほ「何かを肯定するために何かを悪にするより、両方とも肯定したい」
・ほ「家族の話で家族の外に敵を作っちゃダメ。自分たちの中の問題を自分たちが解決すること」



とりあえず言ってることは、「フツウの男の子が主人公」「親戚の話」「それでいてアクション、世界を救う」「インターネット世界との二重構造」こんな感じかな。いや、これだけ聞いてるとかなり面白そうな映画。このラジオの中で細田監督が「ヒーローってあんまり好きじゃない」って言ってるんだけど、これはかなり共感。おれも昔から“主人公”って嫌いだと思ってて。だってその人の話なんだから、上手くいくに決まってるじゃん。結局日常を生きてると“主人公になれないやつ”っていうのがいっぱいいて。そんな中で主人公が“特別な人間”だと「なんかなー、おれはこんなことできねーし」って思っちゃうんだよね。そんでその「どっちが正しいとか正しくないとかそういうのじゃない」っていうのも好き。宇多丸さんの普段の映画批評とかもそういうことだもんね。そういう意味でこの人の言うことってすごく分かる。いや、観たくなったな。うん、観よう。

とりあえず『サマーウォーズ』は観ようと思う。そのときの見どころは、「何気ない仕草をアニメで描く凄さ」らしく、ただ寝っころがってるだけの絵が結構感動できるらしいので、そこをちょっと意識して観てみようかな。その前にこの人が造った『時をかける少女』を観てみよう。うん、観よう。


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