久しぶりに本ダトニオ『カンボジア タイガー』が入荷しました。
背ヒレにバンドが入らず、２本目が完璧なビッグバーをもつ４０ｃｍＵＰ！
本ダト特有のロングノーズ体型で、ハイイエローの おチビちゃん！
首巻、腹巻き、とバンド完璧にまいている極上個体です！！
タイ（シャム）のプライベート便で入荷した、現地セレクト個体を各サイズ入荷いたしました。
最近シャムタイガー、カンボジアタイガー、リアルバンドの違いについてよく問い合わせが来ます。今回の入荷した個体は、カンボジアで採取された正真正銘のカンボジアタイガーをタイ(シャム）のシッパーに送ってもらった物です。
タイ（シャム）から来たのであればシャムタイガーじゃないの？ と考える方もいると思うのですが、実際にはタイ（シャム）ではここ数年ダトニオは全くと言っていいほど採取出来ていいないのが現状です。
両者の違いについて、よくシャムは尾筒にＶバンドが入り、背ビレまでバンドが入らないのが本物とだと言われています。 しかし実際のところ シャムでも尾筒にＶバンドではなく、２本のバンドが入ったり 、背ビレまでバンドが入る個体もいました。 逆にカンボジアでも尾筒にＶバンドが入ったり背ビレまでバンドが入らない個体もいます。
両者とも同じメコン川水系に生息しており、同一の学名（Ｄａｔｏｎｉｏｉｄｅｓ ｐｕｌｃｈｅｒ）が付いて、同一種とみなされているのが現状です。
ただ両者を明確に区別を付けるためにお互いの特徴を記した物にすぎないのです。
古くは、タイ（シャム）でダトニオが沢山採れていた頃、数百匹の中からシャムタイプという理想のバンドをした個体だけを選別し、それ以外のバンド乱れの個体や、発色の悪い個体は輸入していませんでした。 当時はこれらの商品価値のない個体は流通していなかったため、選別輸入された個体のみがシャムタイガーの特徴として定着してしまったのでしょう。
今回は、カンボジアで極少量の採取された個体の中から、理想のバンドを選別し完璧な個体のみ輸入いたしました。 輸入しなかった個体の中にはバンドが割れていたりシミが入っている個体が数多く見られました。
シャムタイガーやカンボジアタイガーのネーミングについては難しい様で簡単な事です。現状シャムタイガーで販売されている個体のほとんどがカンボジアタイガーと言う事なのです。
その他の仲間で 「スマトラタイガー」 （Ｄ，ｍｉｃｈｉｒｏｌｅｐｉｓ）と呼ばれる種類については、名前のごとくスマトラ島に生息しており、本ダトに良く似たバンド（柄）を持つことから、「リアルバンド」や「偽バンド」や「偽ナンダス」などと呼ばれています。 ほとんどの個体が成長するにつれ、余分なバンドやシミが出てきます。 それと１５ｃｍ以下のベビーサイズの頃は口先から頭頂部にかけて丸みを帯び、成長に伴って反り上がってきます。 『Ｄ，ｐｕｌｃｈｅｒ』（本ダト）はベビーのころから頭部が綺麗に反り上がっており、鼻先が長いので容易に見分けがつきます。
もう一種としてボルネオ島に生息する、「ボルネオタイガー」と呼ばれる（Ｄ，ｍｉｃｈｉｒｏｌｅｐｉｓ）の学名を持つ仲間が居ます。 「プラスワン」 と言う商業名で安価に流通する人気の高い種です。体に５本の綺麗なバンドを持ち、成長は本ダとより遅いものの最大が５０ＣＭクラスまで育つ魅力のある魚です。この、「ボルネオタイガー」中にもリアルバンドの様な個体も見られ種の判別が難しくなっています。
長々と書いてしまいましたが簡単に言うとバンドの入り方だけでシャムタイガーとかカンボジアタイガーと名付けるのは間違っていると言う事です。どうしてもという方は採取された場所が明確な個体を購入すればよい事で、どちらも大きく立派に成長した姿はカッコよく甲乙つけがたい存在です。この機会に手に入れる事が出来た方は、名前に拘らず絶滅寸前の本物ダトニオ（ダトニオイデス・プルケール）を大切に育ててあげてください！！
いたら欲しいのですが。
ホームページを探したのですが分かりませんでした。お持ちでしたら教えて下さい。そこからご連絡します。
在庫はございます。
トップページ左横の商品リストの中の『シクリッドダトニオ』で検索してみてください。