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「つむじダブル」「東亰バンドワゴン」小路幸也 感想

2012-11-16 | 小説・漫画他
「つむじダブル」
宮下さんが好きなので、これも読んでみることに。
小路幸也さんと2人で、交互に書き進めるスタイルとのことですが、なんだろう・・・もしかしたら、お互いに結構相手に色々配慮・遠慮しながら書いたのかな~?なんて思う処もあったかなー。特に宮下さんならではの良さ!みたいのは、私にはこの本からは感じる処は、あまり見つけられなかったかも・・・。

内容は、イケメンでモテモテのバンドマンの高校生のお兄ちゃんと、まっすぐに育って来た可愛い小学校の女の子の兄妹と、若くして結婚して今もラブラブの綺麗なお母さんとお父さんと、芸能人つながり、みたいなお話。

なんというか、こんな風に家族みんなに、凄く可愛がられて愛情たっぷりに育てられた子供って、こういう風に育つんだなあ~。凄い仲良しの兄妹だなー。大きな挫折とか、劣等感とかもなく、すくすくノビノビ育ったら、こうなるんだろうな。なんて、完全に人ごと(^^ゞ 全く自分と違った環境や育ち方で、タイプも全然違う世界なので・・・。共感出来る処も殆ど無かったかも。

悪人とか出て来ないし、エログロ描写も無い、いまどき珍しいくらいの、凄く健全なお話ですので、小中学生でも読んでOK。
ただ、毒とか影とかが無いので、とても読書感がアッサリ(人はそれを爽やかと言うのかも)。

小路幸也 宮下奈都 / 2012年09月15日発売

「東京バンドワゴン」
小路幸也さんの本は、随分前に「キサトア」を読んだっきり。
これは、何の気無しに借りて来たのですが、面白かったです。
人気シリーズのようで、一杯本が出ているのですね。

全く想像がつかないけれど、このタイトルは、古本屋+カフェが繋がっているお店の名前なんですね。
昔の大家族の賑やかな日々の暮らしが描かれています。
亡くなったおばあちゃんが語ら手なのが良い感じです。
私が良いな~と思ったのは、青、藍、紺っていう名前。
古本屋や古いお家を改造したカフェが舞台って、それだけでも素敵ーって思っちゃいます。

★以下ネタバレ 白文字で書いています★
ただ、ちょっと引っかかったのが、60のロッカーのオヤジが、愛人(有名女優さん)との間に出来たのが青だったり、藍ちゃんのお相手が大学の先生で、、、その娘さんが、みすずさんで・・とかで・・・。奥さん(本妻)の立場の人間が、都合良いことに、みんな亡くなってるんですよね(^^ゞ こういうのって、気になってしまうのは本妻で、それ以外の人達は、まあ・・・良いっか?って風に思えるかもしれないけどね。そういえば、偶然、つむじ~も本作も、芸能界の有名人とつながってた・・っていうのが、隠されたキーになっているんですね。以上

東京バンドワゴン 小路幸也/ 2006年04月26日

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2 コメント

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Unknown (happyflowerpop)
2012-11-16 21:06:52
こんにちは。TBありがとうございました。
「東京バンドワゴン」はほっこりできるハートウォーミングなお話だと思うんですけどラストがどうも納得できず悶々としました。夫婦間の愛情は純愛であってほしいんですよね。なんか違う!ちょっともやっとしますね。
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Happy Flower Popさん☆ (latifa)
2012-11-18 10:02:35
Happy Flower Popさん、こんにちは
コメント、TBありがとうございました


面白いお話だし、未婚の母だろうが、愛人の子だろうが、みんな家族の一員として、普通に大勢と楽しく暮らす~みたいなのは、ほのぼのして良いと思うんですが・・・

同時進行じゃなくて、たとえば、奥さんと出会う前につき合ってた人の子供が青とかなら、こう違和感感じなかったと思うんですけど・・・。
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