映像化出来ない様な内容なのが面白い反面、そのオチが・・・賛否両論だろうな。
え～っと・・面白かったのだけれど、シューマンの音楽についてのウンチクが、この本全体の割合に対して多過ぎる様な・・・。本と一緒に、出て来る曲の音楽CDが付いて売られている本だったら、凄く良いのにな？なんて思っちゃいました。
読みながら、この曲ってどんな曲？って、その都度とても気になるのだけれど、いちいち本を読むのを止めて、YOU-TUBEなどで検索して聞くのが面倒で・・そのまんま気になりつつも放置して先を読む方を選んでしまい・・・。
元々シューマンの曲や音楽に詳しい方が読むと、凄く楽しめる本なのにな・・・、知識が足りないばっかりに、その分楽しめなくて残念。
この作家さんの本は初めて読みましたが、なんだろう？う～ん・・ちょっと鼻にかけた、特権インテリ感というか・・が、見え隠れしてるな印象を受けました。この本だけなのかもしれないですが(^^ゞ
それにしても、収集体質の友達についての描写が凄かったです。ちょっと見下げているようで、でも彼の特性を利用したりする処とか、色々深い観察力というか・・・。
そして、途中で仲間に参加してくる修人の彼女（太って醜い）の処とかも。
ラストの方で、いきなり怒濤のスピード展開というか、トランプがパタパタひっくり返る様な凄さがあったものの、
☆以下ネタバレ 白文字で書いています☆
永峰修人が主人公が作り出した架空の人物というのに、呆然・・。以上
修人＝シューマンの当て字というのは笑った＾＾ 最後まで読んだ後、しばし色々振り返って考えると、あれ？あそこはどういう事？という処がちょこちょこあったかな。 ３つ☆半
シューマンの指 奥泉光 / 2010-07-23
（内容・あらすじ）シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。「Google ブック検索」より
そうですねえ。映像化は無理ですねえ。
でも最近絶対無理って思ってるのも結構映像化されてたりしますが
＞特権インテリ感
思わず吹き出してしまいました。
私はわりと好きなんで気になりませんが、た、確かに。
それに続く突っ込みも笑っちゃった。
私はYOU-TUBE検索するために、途中からほとんどパソコンの前で読んでましたよ♪
こういう作品、ＣＤついてたら嬉しいですね。
私は割と、こう、怒濤のようなうんちく好きなんですよね。
特権インテリ感もね、その醸し出す、傲慢な、でも寂しい感じが好きなんです。
愚民ども、こんなすごいものがあるのに何にうつつをぬかしておるのだ！
誰かこの高みまで来て、俺様と一緒にこの感覚に浸ってくれまいか？
・・・とまではいかないけど、そういう青年のゴリゴリ感が、可愛いんですよね。
私だけか・・・
ま、実際にリアルに職場にいたらいやなんだけど、読むなら好きなんです。
あと、単純に、ピアノを弾く美少年が好きなんです。
昔、「旅立ちの時」っていう映画でリバー・フェニックスがピアノを確か弾いてて、もう、そこだけ何回も何回も巻き戻して見ました。
なんかね、映像として、こう、男の人の長い指が鍵盤にある、っていうのが、単純にときめくのですわ。
多分、自分が手が小さくて、ああ、がんばってもオクターブが弾けん、って思って諦めたからかなぁ。
明治の超インテリ夏目漱石の信奉者ですし^^
私は、奥泉さんのそういった部分が好きです
本作は奥泉さんの中では読みやすい部類に入るので、まだマシ、というか一般受けすると思ったのですが、なかなか難しいものですネ♪
＞でも最近絶対無理って思ってるのも結構映像化されてたりしますが
確かに！私は映画から先に見たのですが、伊坂さんの「アヒルと鴨とコインロッカー」あれ・・・鴨とアヒルだったかな。。？なんかも、よく映像化したなぁ・・って感心しました。
特権インテリ感、スイマセン
読んでいて楽しいんですが、こういうタイプの男性は、現実世界では、ちと苦手であります。
自分に自信が持てないようなタイプが好きなんです。
そうかぁ～ちきちきさんは、YOU-TUBE検索するために、途中からほとんどパソコンの前で読まれていたんですか。
私もそうすれば良かったなー。
これ、やっと順番が回って来ました。
牧場主さんが読まれた後、こっちでは王様のブランチで取り上げられたので、ぐわっとリクエスト数がアップした様です。
＞特権インテリ感
苦手って思ったんだけど、そういや「のだめ」での千秋さんは好きなんだな・・・と気がつきました。自分、矛盾してる！格好良ければ俺様でも良いのか？？
＞そういう青年のゴリゴリ感が、可愛いんですよね。
なるほど～～
牧場主さんの懐の深さを感じる～～。
私も「ピアノを弾く美少年」は大好きです。というか、ピアノを天才的に弾く人（男女両方）を見るのが好きで、相当酷くない限りは、実物３割アップです。
＞「旅立ちの時」っていう映画でリバー・フェニックスがピアノを
あ～～！あの映画ですね。ふむふむ。
私もリバーフェニックスは好きでした。横顔曲線が美しいんですよね～
で、私も手が小さくて諦めた一人です・・。
奥泉さんの世界にはなくてなならない要素なんですか？！そうなんだ～。
私は、これが初奥泉さんだったのです。
＞明治の超インテリ夏目漱石の信奉者ですし
ほほー！夏目信奉者というと、神様のカルテのお医者さんを思い出します。
あの人は（って言っても本の中の人で、生きてないけれど）かなり好きです。