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arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

バタフライ エフェクト

2005年05月18日 | 映画
良く出来ているが苦い

バタフライ エフェクト(The Butterfly Effect)
http://www.butterflyeffect.jp/

『バタフライ・エフェクト』とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」
初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論のひとつ

という事で上記の説明が十分ネタバレなので感想もそれなりネタばれでいきます

監督はエリック・ブレス、「デッドコースター」と同じ人でこれが2作目(1は違う人)
運命に抗うテーマが好きなのでしょうか?
「デッドコースター」は1作目の「ファイナル・デスティネーション」の時から『運命が決まっていてそれに外れた人間は強制的に軌道修正を受ける』話でしたがこの映画は『運命をちょっとしたタイムスリップ(といって問題無いでしょう)で変えようとしても思惑通りにいかないという』内容になってます。
機械が出てこない理論SF、似たものなら「時をかける少女」や「藤子F不二雄SF短編集の」一遍でしょうか?

CGの演出等が効果的だったので楽しく切なくみれました。
伏線等の張り方もなかなかよく考えられいました

主人公の髭が濃くなると不幸道一直線なのも面白い。
それでもテンポ良く飛ばすのでシリアスと笑いの間が非常によい。

主人公アシュトン・カッチャー はとても「ゾルタン☆星人」と同じ人にみえないくらい真面目に演技してました。

空白の期間というか運命のポイントというのは、変えれる場所と変えれない場所が弱いながら伏線になっていて感心した

しかし主人公の最後に選択した答えはあまりにも苦くココアだと思ってブラックコーヒーを口に含んだみたいだった。
「縁が無かった」で終わるのは少し勿体無い気もしたが下手にハッピーエンドにするよりは自分としては好みだが…もうちょっとなんとか出来なかったのか?主人公!

誰もが幸せな世界は難しいというのを2時間近く見せつけられたようだった。

※5/20追記
この映画、チュンソフトから出ている家庭用(SS・PS1)ゲームの「街」のZAPシステムといえば大きなネタバレだろうか?



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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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良かったです (ningyo)
2005-05-19 08:33:23
私にはちょっと未解決の謎も残ったのですが

でもほんとに最後までドキドキを引っ張ってくれました。
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疑問は尽きず (arudenteな米)
2005-05-19 23:59:00
・ ningyo 様



自分も面白くは観れましたが主人公の選択方法に疑問を感じたりしました。



パラドックス関係はつっこむときりが無いし野暮ですので抱えておきます。
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今更ながら (悠雅)
2006-09-15 20:08:08
やっと感想を書きました。

何度か観たけれど、ディレクターズ・カット版は手に取れないままです。

ラストがこれ以上辛いのは、しんどくなるんじゃないかと、

怖いような気持ちです。

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ディレクターズ・カット (arudenteな米)
2006-09-15 20:42:55
・ 悠雅 様



正直、ディレクターズ・カットはしんどいです。

好みが大きくわかれると思いますし、公開版でも充分に苦い映画でした。



これと『エターナル・サンシャイン』は良い映画だけど何回も見るには心も体も整えないと持ちません。
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