風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「卒展の季節が幕開け=名古屋学芸大学の卒業修了制作展へ」

コミックとオルゴール


西部劇映画のセットをつくりました

宝くじで10万円が当たる確率は?

名古屋を普段着感覚で歩ける着物のレンタル店を

卒展の季節です。早速、愛知県美術館の8階ギャラリーと、12階アートスペースで開かれている名古屋学芸大学メディア造形学部の卒業・修了制作展を見てきました。開校が2002年と歴史は浅く、美術・芸術系だけの大学ではありませんが、会場を埋めた作品からは熱っぽく、勢いを感じました。展覧会は15日(日)まで。

メディア造形学部は映像メディア、デザイン、ファッション造形の3学科からなり、愛知県美術館での卒展には映像メディアとデザイン学科の作品が並んでいます。
展示会場を回ると、次々に足をとめ、見入る作品と出会いました。

まず、僕の足が止まったのが「CARMEN」と題するコミックとオルゴールを合わせた作品。手でハンドルを回すと、シリンダーが穴の開いた歌劇「カルメン」のコミック絵とともに回り、カルメンの曲が流れる仕組みで、訪れた客もハンドルを動かして楽しんでいました。

着物を着て、名古屋の街歩きを楽しもうという作品。おしゃれ感覚で普段着としての着物歩きを普及するため、名古屋の繊維問屋街を手始めに「敷居の低い着物のレンタル店」をつくってはどうか、と図面や写真、着物を並べて提案しています。

昨年の熊本県地震でも救助隊の人手不足や現場到着の遅れなどが問題になりましたが、こんな車があれば、との提案も。普通の乗用車を災害時に活用できる構造を図面で展開しています。

タトゥー(刺青)を入れた体の写真と、その一人ひとりに取材した入れた年齢、理由、家族や社会の偏見などに対する思いなどを冊子にした作品には、その発想と取材力に感心しました。
写真といえば、自分と母が記憶を共有する場所、自分たち世代一人ひとりの顔、東京オリンピックの会場となる街の今、なども楽しく取材したテーマでしょう。

西部劇映画では必ず出てくる酒場を再現したセットにも出会いました。「以前から映画の制作現場に関心を持っていたので、映画や写真で研究して挑戦しました」「就職も舞台関係の仕事ができる会社に決まりました」と学生。がんばってください。

なお、メディア造形学部のもう一つの学科であるファッション造形学科の卒展「ファッションショー」は1月21日午後、名古屋・栄のナディアパークで行われるそうです。


砂場に子どもたちの遊び場を考えました


災害の時には救急車に


タトゥー(入れ墨)を入れた体の写真と取材結果をまとめた冊子

岐阜県の行事や特産品を紋にしました

母と記憶を共有する現場を歩いてカメラに

著名な小説の表紙をこのようにデザインしたら・・・

還暦のお祝いはこんな風にすれば喜ばれそう



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