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からだのこと 知ってて重宝

体の不思議なシグナルを川柳、狂歌で面白く説明指導。為になる話題満載。薬剤師、ケアマネジャーの知識を駆使し紹介しています。

6、飲む・呑む・喫む・咽む・服むということ

2011-08-12 18:31:06 | くすりと笑え場

飲む・呑む・喫む・咽む・服むということ

 口に入れて、噛まずに食道のほうに送り込む動作を、水を飲む、息を呑む、クスリを服む、タバコやお茶を味わいながら喫むなどと使い分ける。

 昔は男の甲斐性なんて気張って、三道楽(ドラ)煩悩といいまして、飲む・打つ・買うなどの酒色に染まって品行の定まらない者を親父泣かせの放蕩三昧、ドラ息子と呆れさせた。

しょぼくれた、車のローンに追われる青年諸君を尻目に、現代の独身女性の三ドラは、健康食品を飲む、鍼灸院で疲れたといってはマッサージや鍼を打ってもらい、当たればご亭主ドンとハイ左様ならし、子供をほったらかして海外旅行を夢に見、宝くじを買うのが三ドラというのだそうだ。

「宝クジって当らないわねぇ ビールでものみましょ」と、天を仰いで口に流しのむから呑むの字。酔っ払うと男なんかなんでぇと浮世の憂さ晴らしにと「呑男(ドンダン)の意気」となるドンと読む。そのさまに呆気を食らって開いた口の閉まらないさまを意味する欠がついて息を飲むの字ができている。飲むは液体をのむ、呑むは形あるものをのみ下すのであると学者は言う。

咽むは喉、胸もとにつかえたものをのみこむ、三ドラの陰には、人知れず咽び泣く心のわだかまりを咽()みこむ手段でもあろう。

ところで、薬をのむというのは飲むではなく呑むでもない、服むであります。ここのところを篤とご存知あれ。

「病無き時に妄りに薬を服すべからず」 江戸時代の儒学者佐藤一斎も警鐘するように、服すとは、一服、頓服に必要時に用いるもので、衣服、着服というように体にピッタリフィットするよう「適剤適症」症状に合った適正な薬剤を服用することである。

したがって、こんなに薬漬けにされていていいのかねぇ・・・なんて不安がりながら飲み呑みしては的確な効果も得られない。医者が呉れるのだもの仕方ないと、こちら素人、病気の治癒を期待し服用するのは当然、しかし、こんなに飲んでダイジョウブと不安と危惧を併せ呑み続ける羽目にさらされている不幸のさなかに大方の被保険者はいる。

薬の発見発達は病気や怪我を治療に導き長生きに寄与することは事実。くれぐれも、薬は体にとっては異物と考え、鵜呑みにしてはいけない。     デザートのデザートに薬かな

体重の2/3は水分。人間は栄養補給無しでも14日間は生きられると記録にあるが、水無しでは4日で干からびて死ぬといわれます。

脳下垂体にある渇中枢という神経が興奮してのどの渇きを訴える。

日常の生活では、1200ccぐらいの水分をなんだかんだ摂っている。

それに食物で摂っているのが700cc. 体内でエネルギーを作るのに化学変化を起こして200cc、合わせて2100ccの水を摂っている。

水道水をそのまま飲んでいる人は国民の40%弱で、浄水器(32%)や沸騰させて(28%)やボトルの水を飲んでる人が(30%)その他(10%)だ。

これでは、ガソリンの高値をぼやき不思議にもボトルの水をぼやく人無し というのは本当だ。

節約遺伝子の固まりの私なぞ贅沢だぁと水道水そのままです。

排泄される量もまた、尿で1200cc糞便や呼吸で100cc、毛穴から気化熱で800cc、体の中の水分出納簿の帳尻は2100ccと合うのです。

暑さで汗をかくのは体温調節をしているわけで、汗が体外に出なければ体温が上昇し血液は濃縮してべたつきます。

逆に夜間睡眠中に汗をかいても気づかぬ不感蒸散によっておちいる水分不足も血液の粘度を高め、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすい理屈です。血液濃縮を防ぐために寝る前の水分補給を忘れずに、とは、そういう訳である。

ヨーロッパの水はMgやCaを含む硬水、日本の土壌から湧き出る水は軟水、名水といわれる天然水も市販される前にイオン交換法や煮沸されるから、ミネラルたっぷりも当てにはならない。年が嵩むと、次第に摂水能力が衰えてくる。薬を飲むときなど、努めて多めの水で飲むべきで、食道につかえることなく、薬を早く溶かし吸収をよくする。

 寝る前に水を飲むと小便が近くなるから嫌だ、そんな指図されて呑まなくても死ぬときは末期の水を飲むからいいよ、なんて言わずにお飲みなさい。寝てうちの水分が不感蒸散によって血液の粘度が増すと、血栓を起こしやすくなるからです。

       末期にはペットボトルの水を飲み

 

 

 

 



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