中村俊茸

とあるサッカー選手の軌跡とコメント集

“個の力持っている”俊輔、新戦力を評価

2009年10月11日 | 記事 日本代表
2009年10月11日 “個の力持っている”俊輔、新戦力を評価
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/10/11/12.html
 【日本2―0スコットランド】8日の香港戦でフル出場したMF中村だが、この日もベンチ入りした。出場機会はなかったが、他の選手とともにアップを行い「あんなに長いことアップしたことがないので疲れた」と苦笑いした。それでも、ベンチから戦況を見つめたことで、チームの課題ははっきりと目についた。

 「ハーフタイムで(岡田監督が)パスして止まってる選手が多いと言っていた。案の定、松井、嘉人(大久保)が入ったら抜け出していた。コンセプトが出てこないと動かない。みんな自分の長所を出して頑張ったけど、個の能力だけでは限界がある」。たった1本のパスでさえ、味方選手の動きや特徴を把握した上で出している中村だけに、思うようにパスがつながらなかった前半は、岡田監督同様に物足りなさを感じていた。

 その一方で“個の能力”の素晴らしさも認めている。「みんな飛び道具を持っている。(石川)ナオはスピード、森本は点を取ること、岩政は大きいこと。結果を出している選手が入って連動していけば、底上げになる」と見ていた。

 中村は一緒にプレーするのを楽しみにしている選手としてFW森本の名前を挙げていたが、この日のプレーだけではイメージは膨らまなかった。「ペナルティーエリアで勝負するというタイプ」と感想を語ったが、連係については「実際にやってみないと?そうね」と話すにとどまった。14日のトーゴ戦は森本との同時出場が期待されるが、どうやって持ち味を引き出していくのか注目だ。