中村俊茸

とあるサッカー選手の軌跡とコメント集

第16節 バレンシア 1-0 エスパニョル

2010年01月04日 | 記事 エスパニョル
2010年01月04日 第16節 バレンシア 1-0 エスパニョル
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/201001110002-spnavi.html
 年明け最初の試合となるアウエーのバレンシア戦で、エスパニョルのポチェッティーノ監督は、10月18日以来の勝利をつかんだ昨年末のアルメリア戦とほぼ同じメンバーで試合に臨んだ。
 試合は、前半から実力で勝るバレンシアがボールを支配。エスパニョルは何度も危うい場面を迎えるものの、ディフェンス陣の体を張った守備とGKカメニのスーパーセーブでゴールを死守する。防戦一方の展開の中、ポチェッティーノ監督は61分に中村俊輔を投入。コロミナスに代わって右サイドMFに入った中村は、79分にベルドゥがベンチに下がるとトップ下にポジションを移し、カウンターの起点となる役目を担った。しかし、バレンシアの波状攻撃を前にチーム全体が守備に忙殺され、決定機を作るに至らない。

 一方のバレンシアも決め手を欠き、試合は0-0のままロスタイムに突入。このまま試合終了かと思われたが、93分、この日、好プレーを見せていたバレンシアの右MFホアキンのクロスに身長202センチのFWジキッチが頭で合わせてゴール。エスパニョルに反撃する時間も余力もなく、最後の最後でアウエーでの貴重な勝ち点1を失った。
 以下は、試合後の中村のコメント。

■どこかでやらない限り先が見えてこない
――試合終了間際に失点してしまったが、試合を終えて今の気持ちは?

 勝ち点1を取れるところを逃して、残念です。

――途中出場になったが、どういうイメージで試合に入った?

 あんまりバレンシアの調子がよくなかったけど、やることはいつもと一緒。

――監督からはどんな指示があった?

 ルイス・ガルシアと右(サイド)と左(サイド)で交代っていうことと、いっぱいボールに触れと。

――サイドで張るイメージだった?

 そうね、やれることが限られてくるから。

――途中から真ん中に入ったが?

 ちょっとやりやすかったし、今後につながると思う。

――カウンターでカジェホンにパスを出した場面のようなプレーが増えてくるといい?

 そうですね。増えればいいですけど。

――このまま少しずつアピールしていくような感じか?

 どこかでやらない限りは先が見えてこないから。今日、カジェホンに出したパスも、(カジェホンには)あんなにふくらまないでほしかったんだけど……。あれを1対1でゴリゴリいって決めちゃうぐらいの能力をつけるしかない。
 交代で入ると難しい。0-0狙いなのか、交代で入ったから伸び伸びアピールしていいのか、そこらへんがああいう時間帯は難しいから。

――バレンシアと対戦してみた感想は?

(身体の)サイズ的にも日本人と変わらないし、ボールを持ったときはもちろん技術的にあると思うけど、やっぱりフリーランニングが速かった。

――2010年、ワールドカップ(W杯)イヤーになるが、目標は?

 前のW杯が終わって3年半が過ぎたけど、W杯のためにやってきたんで、あと半年、1日1日を大事にして全力でやっていきたい。