中村俊茸

とあるサッカー選手の軌跡とコメント集

俊輔強行出場!「痛みなら我慢できる」…7日・セルビア戦

2010年04月05日 | 記事 日本代表
2010年04月05日 俊輔強行出場!「痛みなら我慢できる」…7日・セルビア戦
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20100405-OHT1T00019.htm?from=related
左足甲に重度の打撲を負った横浜Mの日本代表MF中村俊輔(31)が7日のセルビア戦で強行出場を目指すことが4日に分かった。横浜Mの木村和司監督(51)からは辞退を勧められたが、5日から始まる代表合宿(大阪府内)への参加を決断。6月の南アW杯までの貴重な準備期間を最大限活用するために、“黄金の左足”の負傷悪化も辞さない覚悟だ。

 南アフリカで勝つために手負いのエースが立ち上がった。清水戦で左足甲に重度の打撲を負った俊輔が4日午前、決然と語った。

 「W杯までに時間がない状況で、セルビア戦に行かなければもったいない。木村監督には『無理するなよ』と言われた。無理はしないけれど、痛みなら我慢できる」

 本大会まで残り2か月あまりという土壇場で迎えるセルビア戦と強化合宿に強行参戦することを決意した。

 清水戦後、横浜市内の病院で精密検査を受けた。6月のW杯に影響を与える骨などの異常はなかったが、伝家の宝刀の直接FKを放つ際、ボールを強くインパクトする左足親指の付け根が打撲の患部だった。

 横浜M・木村監督も悪化防止に代表辞退を勧めた。岡田武史監督(53)は「どれだけできるのか見てみたい。無理させて悪くさせたくない」と配慮を見せたが、俊輔の決意は固い。「練習ではパッドを着けると思うけれど、試合では使わない。自分の感覚をなくすことの方が怖い」。ファンタジスタの精度を支える左足の鋭敏な感覚を研ぎ澄まし、“患部むき出し”の捨て身の状況で、南アへの最終実験で大きな収穫を手にするつもりだ。この日、桐光学園の同級生、斉藤智和氏と亜佑子さんの挙式に参列。親友の門出を見守り、至福のエネルギーを受け取った司令塔が強行出場で岡田ジャパンを完成へ近付ける。