中村俊茸

とあるサッカー選手の軌跡とコメント集

第8節 セビージャ 0-0 エスパニョル

2009年10月26日 | 記事 エスパニョル
2009年10月26日 第8節 セビージャ 0-0 エスパニョル
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/200910250006-spnavi.html
 第2節でレアル・マドリーに敗れて以来、リーグ戦5試合連続負けなしのエスパニョルは24日、アウエーで3位セビージャと対戦。中村俊輔は右サイドのMFとしてスタメンに復帰した。
 試合は開始早々から、圧倒的なセビージャペースで進む。エスパニョルは両サイドを立て続けに突破されて何度もピンチを迎えるが、センターバックとGKのカメニがことごとくはじき返し、何とか無失点に抑えた。時折、ベルドゥと中村から前線にスルーパスが出るものの、オフサイドに引っかかるか、うまくボールをキープできず、チャンスにはつながらなかった。

 後半に入ってもセビージャの攻勢は続き、60分にセンターバックのパレハが2枚目のイエローカードで退場すると、エスパニョルは防戦一方の展開に。それでも、カメニがスーパーセーブを連発し、ゴールを許さない。52分に中村と交代で入ったデ・ラ・ペーニャが、相手のすきを突いてスルーパスで2度の決定機を演出。だが、ルイス・ガルシアとカジェホンのシュートは枠に飛ばなかった。結局、試合は0-0で終了。セビージャの怒とうの攻撃をしのぎ切ったエスパニョルは、敵地で貴重な勝ち点1をもぎ取った。
 以下は試合後の中村のコメント。

■バランスを保たなきゃいけないし難しい
――試合を振り返って今の気持ちを

 やっぱりこういう強いチームとアウエーで引き分けたのは大きいと思います。チーム一丸っていう感じで。戦術的な理由で早めに交代して、できればデ・ラ・ペーニャと一緒にやりたかったけど、まぁ、仕方ないです。レッジーナの時はあからさまに代えられたけど、(エスパニョルは)戦術上の理由とかそういうのもいろいろあるし、今はベンチもスタメンもあんまり関係ないでしょ? だから、本当は長い時間やりたいけど、仕方ない。デ・ラ・ペーニャもおれも少しずつ……一緒に出れればね。パスを出せたりするんだけど。

――GKのカメニらディフェンス陣が大活躍だったが

 試合前のバス(の中)とかから音楽を流したり、このチームはけっこう団結がすごいんで。だから、ビジャレアル戦もそうですけど、こうやって1人少なくなって、アウエーで引き分けで終われるのは、そういう結束力が出ていると思う。

―ゴール前に飛び込んでいくシーンも見られたが、そういうプレーも要求された?

 多分、守備を意識してほしいからだと思うんだけど。あとは中に入ってプレーしろとか、前の方になるべく(行ったり)……。バランスを保たなきゃいけないし、難しいかな。

――セビージャの印象は?

 サイドハーフの質が高いし、スピードとテクニックと想像力で崩せるから、そのへんはやっぱりレベルが高かった。これでカヌーテとかルイス・ファビアーノとか入ってきたりするとまた違うと思うんだけど。アウエーで引き分けられて良かった。

――前半はやっぱり少ないタッチで裏を狙っていた?

 ばんばん攻めて、自分の良いところを出してっていうよりは、みんなああやってチームの状況を読んでやるから。シーズンが終わったときにアウエーの勝ち点1は大きいと思う。

――次節はホームでのバジャドリー戦になるが、意気込みを

 その前にカップ戦もありますし、けっこう飛行機移動も多いので、コンディションを整えていければなと思います。