昔の中国の戦乱期の人々の出合い系宿縁

中国戦乱時代。秦楚漢魏呉蜀でのさまざまな出会い、数奇な出合い系宿縁を。

孫子の兵法での出合い系英訳

2018-06-30 04:44:06 | みなさまの出合い系英訳
昔の中国の戦乱期の人々の出合い系英訳


孫子の兵法とは


中国春秋時代の思想家孫武の作とされる兵法書。
後に武経七書の一つに数えられている。
古今東西の兵法書のうち最も著名なものの一つである。

『孫子』の成立以前は、戦争の勝敗は天運に左右されるという考え方が強かった。
孫武は戦史研究の結果から、戦争には勝った理由、負けた理由があり得ることを分析した。
『孫子』の意義はここにある。







兵は詭道なり

戦とは騙しあいである、ということ。
○みなさまの出合い系英訳○
It means that fighting is cheating.

基本的には、企業VS企業を想定したほうがイメージしやすいだろう。
できるのにできないふりをして見せたり、欲しいものを要らないように見せたり、提携しているのに敵対しているように見せたり、争っているように見せて裏では手を組んだりと。
お客に対しても、どうしてもこの契約をとりたいという気持ちはグッとこらえて、申し込みが殺到しているのでしばらく待ってもらうというように話を進めてみたり、競合にあえて参戦してもらい、混乱させる仕掛けを作っておいて失敗させ、うちと契約したほうが有利だと思わせるなどいくらでも応用することができる。
人を傷つけて騙す詐欺のようなものは許しがたいが、市場に参加した者同士が相手を欺き有利にことを進めんとすることは必然的なことだろう。



智者の慮は必ず利害に雑う

お客さんに何かを買わせるためには、とにかく利を説くこと。
○みなさまの出合い系英訳○
In order to make customers buy something, preach the interest anyway.
害も利に言い換えて、利によって客の心を動かす。
もしくは、害のある状態をしっかりと認識させて、利に変える方法を丁寧に説明する。
普通の人はこれで動く。
だが、こういった甘言に流されるのは智者ではない。
利と害についてしっかりと分析し、何をすべきかを考えそれを実行するのが智者である。
智者は利だけでなく、また害だけでもなく、両方を合わせてよく考える。



善く戦うものは人を致して人に致されず

戦いがうまい人は、主導権を握り、主導権を渡さない。
○みなさまの出合い系英訳○
People who are good at battle take the initiative and do not give the initiative.
主導権を握るためには、大きな流れを把握して臨機応変な判断をしなければいけない。
そのためには、基礎として目的・戦略・戦術が頭の中に出来上がっていなければいけない。
主導権を握って離さないというのは、ピラミッドの頂点の要素であり、それを支える土台がしっかりしてこそできる技である。



善く戦うものは、勝ち易きに勝つ者なり

戦が上手な者は、勝ちやすい状況で戦って 勝つのである。
○みなさまの出合い系英訳○
Those who are good at battle fight and win in a winning situation.
営業が苦手な人は、余計なことを言ったり、相手の言ったことに対して適切な反応をしないために、余計なフォローばかりに追われて契約に至らない。
営業が得意な人は、事前に相手の反応を想定し、それに対する対応を用意しておき自然と契約に至る流れに持っていく。
緩やかな川の流れのように、乱れず流れるがままに契約に至る。
全体の流れをあらかじめイメージしておき、支流に流れる前に、本流に誘導していくことで、余裕をもってことを進めることができる。
一度支流に流れてしまえば、一流の営業マンでも元に戻すのは一筋縄ではいかない。
自然の流れを利用すれば、ウォータースライダーのように枠を作り、そこを水の流れとともに顧客をスムーズに流し着水まで持っていける。
後手後手ではなく、先手先手で動いていく、それでこそ
「善く戦うものは、勝ち易きに勝つ者なり」ということである。




彼を知り己を知れば、百戦して危うからず

戦において、敵と味方のことを熟知してい れば負ける心配はない。
○みなさまの出合い系英訳○
There is no worry about losing if you are familiar with enemies and friends in the war.
孫子のこの言葉は有名であり、また似たような概念の言葉もたくさんある。
なので、誰もが知識としては相手を知ること、自分を知ることの重要性は知っている。
だが、それを行動として実践できる人となると、極端に少なくなる。
言葉を知っているだけでは、何の役にも立たない。
言葉の意味を理解して、行動に落とし込んでこそ役立てることができる。
まず簡単に、孫子の理論を使いたいのであれば、SWOT分析を使うのもいい。
SWOT分析とは、強味・弱み・機会・脅威の頭文字をとった言葉。
これを、自分と相手方の分析をして比較する。
孫子の兵法を実践するには、シンプルで簡単に使えるツールなどを利用して普段の生活の中に落とし込んでルーチン化することである。
シンプルでなければ続かないし、簡単でなければ使えない。
そして、実践しなければ役に立たない。
できる人は、シンプルで簡単なことを当たり前のようにやり続けている。
複雑な物事も細分化し、シンプルな事象の複合と考える。
だから百回、戦おうとも難なく勝つことができる。




百戦百勝は善の善なるものに非ず

百戦して百勝すれば好いことだと思うかもしれないが、実はそうでもない。
○みなさまの出合い系英訳○
You might think that it would be a favorite thing if you battle a hundred wins, but in fact it is not.
百勝したとしても、犠牲を伴ったり、高いリスクがある勝負を繰り返していれば、百一回目の戦いに負けた時に甚大な被害を負うことになる。
たった一つのその負けが、命取りになることもある。
たとえ命拾いしたとしても、百の戦いに負けた相手たちの恨みや復讐心は消えることがない。
つまり、いずれにせよ安心して眠れる日は来ないということだ。

理想は、戦わずして勝つこと。
まずは、交渉によって相手を封じること。
それができなければ、諜報活動で相手を崩す。
武力行使は、あくまでも最後の選択肢だ。
誰でも勝利を目指そうとするかもしれないが、勝利はわれわれを増長させ、積み重なるほど心を傲慢にし、すべての勝利に余りある大きな敗北をもたらすことになる。

勝ちを求める限りは負けがつきまとう。
勝ち負けにこだわらないことによって、はじめて真の勝利が得られる。

孫子の兵法というと、戦いに関する戦略について書かれていると思うかもしれない。
だが、孫子が一番に言っていることは戦いは避けるべきであるということ。
だから、戦いの書ではなく、人の命を尊重する書なのである。

孫子の兵法をビジネスに活かすのなら、この点をまず肝に銘じる必要がある。
競合に打ち勝つのではなく、争わずに自社の利益を最大化する方法を考えるべきである。





故に勝を知るに五あり

孫子は、勝利する者は以下の5つの条件に当てはまっていると言う。
○みなさまの出合い系英訳○
Sun Tzu says that the winner applies to the following five conditions.
その5つとは
「戦ってよい場合と戦ってはならない場合とを分別している者」
「多い兵力と少ない兵力のそれぞれの運用法に精通している者」
「上下の意思統一に成功している者」
「計略を仕組んで、それに気づかずにやってくる敵を待ち受ける者」
「将軍が有能で、君主が余計な干渉をしない場合」




必ず全きを以って天下に争う

無傷のままで獲得する方法で天下の勝利を争う。
○みなさまの出合い系英訳○
Contest the victory of the world with a way to win intact.
相手を痛めつけず、無傷のまま味方に引き入れて、天下に覇を唱える――。

「これが実現できれば、先に述べたように、いちばん理想的に『戦わずして人の兵を屈する』最高の状況になるわけです」
昔の中国の戦乱期の人々の出合い系英訳