福祉実践教室

2017年07月05日 10時03分44秒 | Weblog

昨日は、午後から扶桑東小学校の車いす教室に行ってきました。
昨日は台風が大接近中で、もしかしたら警報が出てしまうかもしれないと
心配のなか大雨で学校に向かいました。まだ学校に着いた時点では警報は
出ていなかったみたいですが次第に雨が強くなっていきました。
昨日の授業をしたクラスは5年生で全体に真面目で最初の私達の話にもとても
反応良く質問してくれて興味を示していました。
そして車いすの自走を体験する時も一番目の人が終わったら次の友達にやり方
を教えていたりアドバイスをしていました。
クラスの中でも一人の男の子はすごくやる気に満ちていて他の子が上手くできない
とそばまで行って「そうじゃないこうだよ」と、とても熱く教えていました。
自走の体験が全員終わり感想を求めた時も一番早く手があがり当ててほしくて
しかたがない様子でした。でもその子ばかりを当ててしまうといけないので他の子
にも意見を言ってもらうと、その子達もわりと自分の考えを持ちしっかりと答えてくれました。
そして昨日は同じクラスで2時間通しての授業だったので10分間の休憩の時には
みんなから私に寄ってきて色々質問やおしゃべりをしました。その時ももちろん男の子が
来て「お足元の悪いなか僕たちのためにわざわざ来てくださって本当にありがとうございました」
と、とても小学5年生とは思えない言葉使いをして、もう私はその男の子が大好きになりました。
そして次の授業では、二人一組で小さな段差越えを体験してもらいました。
みんな同じ5年生なので同じような体つきなのかと思っていたらけっこう体格差と身長差が
あって、ペアによっては背の小さい子が大きい子を押して車いすを浮かせるのも一苦労の様子
で、そんな時もあの男の子が登場してこうすればできるよと教えていました。
最後におまけで、「もしも一人の時に小さな段差を越えなければいけない場合は、どんなやり方
をしたら越えられるでしょう」と質問すると、また男の子が「ぼくやってもいいですか?」と
実践してくれて最初は前向きのまま頑張って乗り越えようとしていましたが、自分でよく考えて
後向きになってやれば越えられることに自ら気が付いてそれには私達も驚かされました。
すごく授業に対してその子のやる気と姿勢がにじみでていて、他の学校と比べてはいけませんが
ほんとうに授業のやりがいを感じました。
最後の感想でも詳しく怖かったこと、感じたことを熱弁してくれました。
全体的にまとまりがあったのですごくやりやすい授業になりました。

私はあの男の子の将来がとても楽しみで、
「福祉系の仕事についてくれたらいいなー」としみじみ感じながら帰りました。
くるみの里のことも話したので今度遊びに来てくれると嬉しいです。








悠花(^-^)

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