くるみの木の下

東京からとーさんの故郷の信州に引っ越し。とーさん、かーさん、そして子供1号2号3号と、ネコ5匹の日々です。

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ガタガタ歯車

2014-03-02 20:06:51 | かーさん日記


環境や人々にも恵まれて
ずーっと甘く過ごしてきて。
それが一転して
歯車をかけ違えるとは、このことか!
って出来事にあったりして。


太宰治の「歯車」って、
主人公、歯車が見えるとか、言ってましたっけ。
昔に読んだので、忘れてしまいました。
その半分透けてるようなデカい歯車を思いおこします。

あの小説は、
18歳くらいに、
地下鉄の新宿駅のホームで読んでいました。

当時、住んでいた中野の家には、クーラーがなくて、
夏休みには、体温より温まった畳に寝そべって、
汗をタラタラ流していました。
そのおかげで、夏には強くなりました。
それでも、もう、この温度はダメだ!と、
定期券と小説を持って、
新中野から地下鉄に乗り込んで、
新宿駅のホームの涼しい水色のベンチまで避難したわけです。


大事な東京の友達が
環境が変わって、
少し無理してる感じがします。

歯車を、ガッタンとかけ違えてしまうような耐え方をしてほしくないので、
がんばれーって
応援はしたいけど、
ひどく我慢はしないで、と思います。










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トンネルをぬけると

2014-01-21 21:18:59 | かーさん日記


数年前勤めていた場所には、
トンネルをふたつ抜けて行きました。

トンネルに飛び込んで
今まで暮らしていた町から隔たって、
次の町に。
そして、またすぐふたつ目のトンネルに飛び込んで。
ますます隔たって、さらにまた次の町に。

当時はしんどいことばかり続いて
どうにもならん日常に馴染めまず
そこから逃がしてくれるドラえもんの道具が、
そのトンネルでした。

仕事は森に囲まれた精神病院の
掃除のおばさんでした。

外の世界から隔離されることが、
護られることなのだと、
そこでわかりました。

「長いトンネルをくぐり抜けた時
見慣れない色に 包まれていった
実はまだ始まったとこだった」

って、
スピッツの「春の歌」がぴったりでした。


もう、その仕事はやめたので、
ドラえもんのトンネルは
使わなくなっていました。


この間、そのトンネルを通り抜けたとき、
もう、ドラえもんの道具は
いらなくなってる自分に
気づきました。





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なつめ

2014-01-11 14:25:37 | かーさん日記
なっちゃんは、
「夏目漱石」という名前でしたが、
獣医さんで、名前の欄に、
フルネームを記入するのが恥ずかしくて、
「なつめ」と書きました。

ちなみに、「たむ」は、
坂上田村麻呂で、
やはり、恥ずかしくて、それになりました。
家では「たむちゃん」「まろちゃん」と、
好きに、パーツで切り取られて呼ばれています。


なっちゃんは、昨年暮れ、
車の事故のケガで死んでしまいましたが、
とても、いい男猫でした。

顔はどことなくチーターのような表情で、
目つきが悪く、野性的でした。

大きな猫で、痩せていて、ひょろ長いように見えて、
でも、下半身はどっしりしていました。

お腹は、肉なのか皮なのか、
ライオンが腹をダルダルさせて歩いている、あの感じで揺れていました。

「戦場のメリークリスマス」のデビッドボウイが、
軍服姿で反抗的に立っている雰囲気に、
なっちゃんは、とても似ていました。
家族にそのことを言っても、誰も共感はしませんでしたが。

家には夜しか帰らず、ほとんど外で過ごしていました。
窓から入ってきて、
餌を食べて、水を飲み、
すぐに裏口から出ていきました。

なっちゃんは、いつも薄汚れていて、
背中を軽くぽんぽんと、はたくと、
土埃の匂いがしました。

一度、たんぼにハマって帰ってきたので、洗ってみましたら、
やけに色鮮やかでキレイになっていました。


本当に、なっちゃんは、いい男です。
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ベローチェで書きためたことをブログにアップ中

2014-01-05 14:40:02 | かーさん日記


生まれ育った場所ってのは、
それだけで、守られてるようなもので。

親や、近所のおばちゃんや、
昔から知ってる気の置けない友人や
自分の行ってた小学校や中学校や
見知った町並みや。

そこから離れてみたとたん、
自分の甘さに気づいたり、
嫌われることを知ったり、
裏切られたり、
がっかりしたり。

そんな中でも、
この人すごいなあとか、
花があるなあ、という人間に出会えます。

でも、
痛い目にあった犬がなかなか懐かないみたいに、
ちょっとどこか、気持ちが引きます。

昔みたいに人を無防備に信じることはできなくなったけれど、

その人を裏切らないことは、
まだできるな
と、気づきました。






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旅飲み会

2014-01-05 14:06:56 | かーさん日記

どこへ行きたいのか
じゃなくて、

だれと行きたいか
なんだと思います。


飲みに行くのも、
旅に出てみたいのも、

気の置けない仲間と行きたいなあ。
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なつめ

2014-01-05 13:59:56 | かーさん日記


去年の暮れ、
猫のなつめが車に当たって死んでしまいました。


使わなくなった黒いセーターに包んで
畑の隅に埋めました。



ある夜、

「なっちゃん、寒くないかなあ」

と、息子に言いましたら


「寒かったら、家に入ってくるよ」

と、息子が答えました。


そうだよな、と思いました。
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関係

2013-12-08 18:29:52 | かーさん日記


映画の
「嘘つきみーくんと 壊れたまーちゃん」
を、見ていました。

みーくんは、
クラスメイトに
まーちゃんとの関係を尋ねられます。


「恋人未満
    夫婦以上」

みーくんは、そう答えます。


目からウロコが、
ポロリとおちました。
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お気軽に

2013-10-14 20:36:25 | かーさん日記


先日、軽井沢の美術館へ行きました。

館内には、ギャラリーも併設されていて、
個展の作品の販売もしていました。

草間彌生の展示では、
シルクスクリーン、エッチングなど、
150万円前後の版画の作品が、
ざざざーっと並んでおりました。

出入り口の横の壁にはプレートが貼られていました。

「作品ご希望の方は
お気軽にスタッフにお声かけください」


いやいやいや、
これは「お気軽」なお値段ではないなあ、
とシミジミと、
作品同様に、そのメッセージを眺めておりました。

そして、
先日、りんごの作業中に聞いていたラジオで流れたコマーシャルを、
ふと思い出しました。

弁護士事務所の宣伝で、

「倒産、自己破産のご相談もお気軽に!」

いやいやいや、
そいつもまた、お気軽なもんではないなあ、
と、妙なふたつのお気軽で、リンクしてしました。

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旅願望

2013-10-13 17:48:29 | かーさん日記


台湾料理店に行って、
友達と、ゆっくり食事していたら、
お客が、自分たちだけになって。

お店の台湾人のご夫婦とも顔見知りなので、
お互い気を遣う必要もなく。

もう、注文の料理も出し切ったご夫婦は、
彼らの友達と、4人で、
中国語で楽しそうに、おしゃべりをしていました。

日本語にはない発音。
抑揚ある、流れるような中国語が響く店の中。
壁や天井には、金や赤が基調の装飾品。
外からの日差しはずいぶん橙色の斜めな光で。


ふと、
この夕方が、
このまま、ほんとに、
台湾の夕方だったら、いいのに。

店の外は、もう見知らぬ街で、
日本語は聞こえなくて。
ここから違う旅の時間が流れたらいいのに。

旅に出たいものです。





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内から効きます

2013-10-11 20:54:58 | かーさん日記


人を、ざくっと、深く刺す言葉や態度って、
ありますでしょ。

傷はふさがっても、
中に熱い針先が残っていて、
ずっと疼いて、火膨れ作って、
元の肉には絶対戻らないような。


でも、逆に、

首にしていたペンダントのヘッドが、
ムニュムニュムニュっと、
静かに皮膚から、めり込んでいって、
痛みなく心ん中にとどまって、
あったかく発熱するような、
そんな、体の中から、救われることもあるのだな、
と、思います。





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星に願いを

2013-10-11 12:45:07 | かーさん日記


一年近く前、
友達と飲んで、
酔っ払って、ひとり。

夜中の真っ暗な冬の畦道を歩いて帰りながら、
空を見上げたら、満天の星空で。

家に着くまでに、流れ星が流れたら
きっと、願いがかなう

って、勝手な取り決めを結んで、歩いていきました。

小学校の下校途中にやった、

次の電信柱まで息止められたら、きっといいことある

と、同じレベルです。


電信柱の息止めは、
中野は電信柱が林立していたため、
容易いものでしたが、
天空の星々は、結局ひとつも流れ落ちませんでした。


そういうわけでしたので、
カキーン!と、願いはかなわないわけですが、
かなわないながらにも、
そのときよりかは、
オセロのコマをゆっくり返していくように、
すこしずつでも良くなってきているかしら。


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メモ

2013-10-09 05:20:46 | かーさん日記

以前、携帯にメモした文で


「  人の付き合いは、

  水のようなものだと

  つくづく思います。

   確固たるものなんて、ない。」

と、あって。


ほんとだね。

と、思いました。
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欲しいもの

2013-09-22 19:51:05 | かーさん日記


手に入らないからいいんだよ


と、別々の二人の親しい友人が
同じ日に言いました。

こりゃ、お告げだ、お告げだ!

と、言われた私は、心が熱くなるのでした。



皮の財布を東急ハンズで一目惚れで衝動買いして、
味が出るのを楽しみながら使ってる、
鼻をすりつけて、滑らかな皮のいい匂いをかぎながら。
そんな幸せもあるのだけれど。


でも、
手に入らないものを欲しがってる今をも楽しめているのなら、
そのままでもいいんじゃないかと、
思ったりも、します。

ホントの意味で、
手に入るものと、
入らないものが、あるのかな。







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2013-09-19 13:27:29 | かーさん日記


夏の間はよく働きました。

あまり、何かを感じたり、振動したりしたくなかったので
休みなく働きました。
体力勝負の仕事は、余裕がなくて、頭が楽チンです。

仕事場が1730メートルの標高も高い場所なので、高地トレーニング並みでした。
掃除機もがんがんかけたら、手にマメができて、鉄棒やりすぎの小学生みたいで笑いました。

基本、季節労働者なので、いくつもの仕事の掛け持ちができました。
ぐったり疲れて、ビールを飲めば、日が終わります。



今は、りんごの仕事になりました。

空気がさらりと冷たく、陽射しもオレンジ色の斜めになって。
秋がひたひたとやってくると、
ほんの隙間に、いろいろと頭が動いてしまいます。

りんごの仕事は、筋肉痛にもならず、ガムシャラな作業ではないので、
余計に物を考えてしまいます。


昨日より、今日がつまらなくなるのが、とても嫌だったり。
これからどうしたら、手応えのある生活になるんだろうとか
どうしたら、抜け出せるのだろうとか、思ったり。
自分のしたいことは、なんじゃろか、と考えてみたり。
ラジオの人生相談の先生が話していた
「無意識の部分での復讐」について、思いあたる節があったり。



毎日が旅みたいだ

って、急こう配の上り坂を運転しながら思ったりしました。

そう思いついたとき、
車でかけてたスピッツのアルバムが
ちょうど「僕はきっと旅に出る」になって。


ああ、一日一日も旅だし、
この7年も、なかなかな旅だなと、思いました。


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だいじょうぶ

2013-09-07 01:10:18 | かーさん日記

友達と、同じりんごの木に取っ付いて、
葉摘みの作業をしていました。

彼女と、木のこっちと、むこう側とで話しをしていて。

彼女が、自分自身に言ったのか
話の内容について言ったのか


「だいじょうぶ。だいじょうぶ。 だいじょうぶだよ」


と言いました。

その言葉が、
やけに、まあるくやさしく、
葉っぱの向こうから聞こえてきて、

まるで自分にかけられた言葉のような思いになって、
なんだか、気持ちん中の紐がゆるんで、
泣きたくなりました。


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