今日は台風によるうねりと濁りの中頑張って潜ったのですが、産卵はありませんでした。うねりが港や岩に反射してくるせいか、いろいろな方向から突然ビューと流れがきて、真っ直ぐ泳ぐのが大変でした。沖にある台風のせいでしばらく潜れなくなりそうです(目崎)。
今日は海況が悪かったので、陸の映像を撮りに出かけました。今回のロケ地は同じ町内にある嫁のおばあちゃん、ゆきばあちゃんちの田んぼ。今ではどこでも見られるわけではなくなった水田雑草のホシクサが、毎年たくさん生えるお気に入りの田んぼです。花をつける今の時期を見計らって、毎年足を運んでいます。
今年もゆきばあちゃんの田んぼではホシクサが見事に花を付けていました。そのほかにもいろいろな生き物に出会うことができました。ヌマガエル、トノサマガエル、ゲンゴロウをはじめとした水生昆虫、青々とした稲の葉の影で休む蝶やハチ、バッタ、カメムシ、それらを狙うカマキリやクモなど・・・。美しくて優しいゆきばあちゃんの田んぼ。持ち主の人柄が現れているのだと思います。(中地 シュウ)
浅海域の貝類を研究をされている名古屋大の先生が研究所に来ています。何年も前に私が機関誌に書いたヒメアサリの記事を見て、サンプリングのためにいらっしゃいました。化石と現生のヒメアサリの形態を比較しているということです。サンプリングした場所は研究所の近くにある「シウラの浜」という海岸です。アサリ掘りは久しぶりでしたが、腕は衰えていなかった!すぐに必要な量は確保できました。以前と変わりなくこの浜に暮らしているアサリたちの姿を見て、何となく懐かしい気持ちになりました。(中地シュウ)
水たまりをつくってアサリを掘るのが私流。小さなアサリも逃しません。
普通のアサリより、小さいけれど味はよいヒメアサリ。砂礫の浜に棲んでいます。
「お父さん、そろそろライトアップやるんでしょ?」娘よ、ライトアップじゃない、ライトトラップだ!
ということで、いよいよ新月も近づいていい頃合いになったので、人生2回目となる「ライトトラップでクワガタ採集」にチャレンジしてみました。今回は新兵器も投入しました。↓これです!
やっぱり水銀灯じゃないと!ということでバラストレス水銀灯500W。安定器いらずのお手軽水銀灯。
こんなやつに付けました。一番安上がりだったので。コンセントの結線は自分でやりました。
どうですか。いかにも続々虫が飛んできそうでしょ。
こんな風に虫がびっしりと。ほとんどが蛾ですけど。
やりました。ついにライトトラップでクワガタ・カブトムシを捕りました。
今回の成果はノコギリクワガタ雄1匹、コクワガタ雄2匹、 カブトムシ雌2匹・雄1匹。まずまずじゃないですか。2回目にしては。やっぱり月齢は大事ですね。この夏にあと2回ぐらいできればいいなと思います。(中地シュウ)
10月に行われる研究所開所10周年イベントで使う動画を色々と撮りためています。今日は沖ノ島に撮影に行きました。クサビライシの仲間(多分マンジュウイシ)がそこら中に転がっているところがあったり、リュウモンサンゴもたくさん見たし、南方系のナマコであるジャノメナマコも発見。沖ノ島は何度潜ってもあたらし発見があります。(中地 シュウ)
沖合に浮かぶのが沖ノ島。近くて遠い。
沖ノ島の西部にある「七つ洞」。沖ノ島は花崗岩の島。
透明度はなかなかよかった。遠景が緑色でなく、ブルーに写るのがいいですね。
ジャノメナマコ。本土初記録の生き物がごろごろしている。
クサビライシの仲間もごろごろしている。今度、柄が付いている奴を探そう。