暑い日

祖母は肺癌よりも認知症の方が進行している

今日は突然

披露宴がどうの言い出して

誰の披露宴のことかと思ったら

母の披露宴のことだった

その時の事を

ついこないだのように話していた

祖母はいつから認知症が始まっていたのか

今思えばという点はいくつかある

でも元々

天然なところがある祖母だから

私達はずっと天然ボケだと思っていた

そして

歳も歳だからと思っていた

でも祖母は認知症が始まっていた

ご飯は全く食べない

点滴だけだ

どんどん痩せていく

危ないですね

乳腺炎の病院

自壊候補が二つほど

２回も穴開くか聞いてしまった

どちらも結構上の方で

ガーゼのあてかたに今から悩んでいる

祖母の認知症が進んでいるようだ

入院させるということはそういうことだ

言い聞かせてみるけど

実際会ったら家に帰してやりたいと思ってしまう

でももうしないと決めたから

これは家族で決めたことだから

なんか胃がいたい

自業自得

現実逃避の如く寝てる

でも夢見悪いから逃避できてない

自転車走るの早くなった

段差もあまり怖くないぜ

自壊候補は二つほど

位置があまりよろしくないので自壊は避けたい

瞼がかゆい

時間できたらあれやってこれやってとか

実際出来てないや

お見舞いもっと行かないと

でも私はダメで弱いから

躊躇ってしまう

なんもできずに

思いついたまま話す祖母に頷くことしか出来ない

それで罪悪感いっぱいになって

家で泣く

突然入院指せてしまったから

最期に一回だけでも

家にかえしてあげたい

でもたぶん

それは叶わないだろう

無意識に自傷行為してしまう

不安定は治らない

寝ても覚めても

自壊した穴がでかすぎる

一日中じんわり痛い

これが塞がるまでに何日かかるのか

悪い夢ばかり見る

今日はあまりあれこれと綴る気がないのでおしまい

浮き世

祖母を入院させてから一週間

胃がムカムカする

今日

祖母に会いに行ったら

夜中ね、おトイレいきたくて呼んだんだけど来なかったね

と私のことを呼んでいたらしい

祖母は家にいると思っている時がある

それで私を呼べば助けてくれると思ってくれている

だから呼んでも私が現れないときは

私が出掛けていていないのだと思っている

だから

最近ふらふら出掛けてるけど大丈夫なの

と私に言った

家にいないのは私の方なのだ

でも祖母はいつでもお家に帰れるように治さなくちゃと言う

祖母は

現実と自分の世界をいったりきたりしていて

私が傍にいないことで

祖母が悲しい思いをして

それが強く心に残ったら

祖母は私を恨むかもしれない

でもそれが業なのかもしれないと思う

今夜も私を呼ぶのだろうか

そう思うと泣きたくなる

やはり介護から逃げたのだと

自分を責める

母は風邪をひいた

祖母が入院して少し気が抜けたのかもしれない

私はやたら胸が痛くて

祖母が亡くなるまで

乳腺炎は治らないんだろうなと

ふと帰り際に思った

近くにいても離れていても

してあげられないことばかりだ