木品協のブログです

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熱圧ロール

2010年05月19日 | インポート

昨日、県農林部南部農林事務所の皆さんと会員企業の綿松ハウジングさんとで宇陀森林組合の熱圧ロールによるフローリング加工場を見学してきました。とかく無垢材を圧縮だとか熱加工だとかというと、それだけで忌避する傾向がなきにしもあらずですが、この加工はそんな偏見をきれいさっぱりと吹き飛ばします。無垢のフローリング加工行程は 粗製材 → モルダー加工→へーパー仕上げ が普通の行程で、各工程ごとにそれぞれの専門工作機械が機能の差はあるものの導入されているわけです。前工程としてグリーン材を挽いてから人口乾燥か自然乾燥かの選択は勿論あり、宇陀森林組合さんでは自然乾燥を主に、ごくわずかな機械乾燥工程をいれておられるようでした。モルダーはドイツ製の一工程5面加工というスーパー加工機。あっという間に実加工のフローリングが製造されていました。ここまでは、全国の製造ラインにある、特段に珍しいことではありません。驚異の機械はこの工程のまださきにありました。モルダー加工されたフローリングはもう一度ペーパー仕上げの機械をくぐります。この段階の製品でも普通に見かけるフロアー材に比して数段のキレイな肌理。綺麗なフロアーです。このキレイなフローリングが最終工程のウッドタフナーという加工機による仕上げ化粧を施されて肌理と肌触りのとても良いフローリングとして製造されます。百聞は一見にしかず。地元の山元で頑張っておられる熱意の塊としての素敵な商品を、地元の工務店さん、使いましょう。

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トップランナー基準

2010年05月12日 | インポート

住宅の省エネ基準としてトップランナー基準が設けられています。非木造の住宅が住宅版エコポイントを取得するにはこの基準をクリアしないといけないことになっています。しかし、木造住宅では次世代省エネ基準達成が要件となっていてトップランナー基準に達していなくともよいことになっています。これは木材を構造材として多用することがすでにエコだからという理由からだそうです。う~ん。なにか違和感を覚えますね。トップランナー基準そもそもが省エネ設備の数値に依存しているわけで建物の性能・品質を消費エネルギー換算していないのですから。環境問題や省エネ効果を表示するなら、車における燃費性能のように住宅本体のもつ性能=年間そので住宅で快適に暮らそうとするときに必要な燃費を表示するほうがストレートではないでしょうかね。


気密測定

2010年05月04日 | インポート

NPO会員さんの現場にて本日、計測してきました。過去三年間に計測してきた中では最高値のC値0.46がでました。2月に同じ会員さんの別の現場で0.69でした。その時立ち会ってくれた現場監督さんに施工時の注意点をアドバイスしたのですが今回、その甲斐あって良い数値がでました。年配の監督さんですがきめ細やかな現場督励による結果だとおもいます。そうなると排気筒の設置方法が気になります。C値が2や3なら神経質になりませんが0.4台がでだすとこんな設置でよいのか気になるところです。勝手口の上げ下げ部分への取り付けがもっとも簡易でいいのですが、どなたか良い方法をおしえてくださいませ。201005041018000