祖谷のかずら橋

2017-07-15 | 日記
かずら橋(かずらばし)は、サルナシ(しらくちかずら)などの葛類を使っ
て架けられた原始的な吊り橋で、徳島県三好市西祖谷山村善徳にあるものが
著名である。
さらにその奥地、同市東祖谷菅生にも2橋架けられている。また、福井県今
立郡池田町にも東祖谷の職人の協力によって観光用に造られたものがあり、
いずれも人専用の橋である。
祖谷のかずら橋の場合、古文書によると、かつては7ないし13の橋が存在し
たとされる。最古のものは、1646年(正保3年)の「阿波国図」にかずら橋
が7つ存在したと記録されている。また1657年(明暦3年)「阿波国海陸度
之の帳の写」の祖谷紀行には13のかずら橋があったとされる。
起源はその昔、空海が祖谷に来たとき困っている村民のために架けたとか、
あるいは平家の落人がこの地に潜み、追手が迫ってもすぐ切り落とせるよう
に葛を使って架設したとの伝説もあるが定かではない。
現在の西祖谷山村善徳のかずら橋は長さ45m、幅2m、谷からの高さ14mで日
本三奇橋の一つであり、重要有形民俗文化財である。大正時代に一度、ワイ
ヤーを使った吊り橋に架け替えられたが、1928年(昭和3年)、地域振興目
的でかずら橋が復活された。ただし安全のためワイヤーは使われており、か
ずらはワイヤーを包み込む装飾とも言える。(引用)

画像は今日の「西祖谷山村善徳のかずら橋」で、三連休ともあって賑わいを
見せている。


次の画像は「奥祖谷二重かずら橋」

三好市観光用ライブカメラより。