2012年07月04日 02:44
高知白バイ事件 再審請求 嘱託鑑定7
本件の証拠によって認定できる事実 鑑定書P14
1) 現場の道路環境
以下鑑定書要約
中央分離帯が設けられた片側2車線、右折レーンが設けられた交差点
自歩道幅員 5m
車道幅員 10m (右折レーン3m含む)
現場の見通しは極めて良好である (lm767注釈 争い有)
スクールバスの停止位置は現場道路をほとんど塞いでいた
参考資料 高知県警作成見分図(クリック拡大)
2) 事故現場上の痕跡
写真11
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写真から分かる通り、スクールバスの右前輪の後ろ側にはスリップ痕様のものと、白バイが転倒している後ろ側には路面擦過痕様の物が観察される
スクールバスの右前輪後側に認められるスリップ痕様の物の特徴として、印象尾の程度が薄く、タイヤの溝が生成されていない
白バイが転倒してる後側に認められる擦過痕様の物の特徴としては、最初に印象した擦過痕はスクールバスに対して直角の方向に生成され、最後にはスクールバスの進行方向に生成されている。また、生成された路面擦過痕の濃度はすべて均一である。
写真12
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写真を確認する限り、2条のスリップ痕様の物は平行に印象されているように見えるが、2条とも縦筋が観察されない。
なお資料によると左のスリップ痕様の物は若干カーブしている、2条のスリップ痕の間隔は徐々に広がっていると言われている。
参考資料⇒こちら
写真13
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真13は、スリップ痕様の物の終端部が濃く見える状況を撮影した写真であるが、写真12には顕著に見えない。
前記した本件事故の路面痕跡からの以下のことが言える
①スクールバスが最終停止した右前輪タイヤ位置の後方にタイヤのスリップ痕世のモノが観察される
②スリップ痕は薄く、タイヤの溝は観察されない
③左スリップ痕は若干カーブしている
④スリップ痕の先端が濃く見える写真もあるが、先端が濃く見えない写真もある
⑤白バイが最終停止した位置の後方には路面擦過痕(金属擦過痕)が観察される
⑥路面擦過痕の印象始めはスクールバスに対して垂直方向に生成され、円弧を描き、横転した白バイに近い最終部はスクールバスにたいして平行に印象されている
⑦路面擦過痕の印象程度(濃度)はすべて均一(均等)に印象されている。
以上
続く
lm767 注釈
写真11.13は実際に掲載された写真とは違いますが、鑑定人が指摘している部分を撮影している点において変わりはありません。
次回は 3)スクールバスと白バイの損傷状況です。
<尖閣国有化の方針>中国にらみ次善の策
野田佳彦首相が、東京都の石原慎太郎知事に背中を強く押される形で尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化に動いた。政権浮揚の思惑があるが、中国への挑発的な言動を繰り返す知事ではなく国が関与することで日中関係への悪影響を抑えようとする判断も働いた。しかし、地権者側は国への政治不信などから売却に慎重で、知事も首相官邸の動きに「粗雑だ」と反発する。中国や台湾は国有化方針を強く批判した。(毎日新聞)
[記事全文]
・ 尖閣国有化 都先行に焦り 上陸禁止継続狙う? - 産経新聞(7月8日)
・ 尖閣国有化の方針 中国の反発抑制狙う - 東京新聞(7月8日)
◇2段階での国有化も検討
・ <尖閣>政府「都経由で購入」検討 中国、台湾は反発 - 毎日新聞(7月8日)
・ “尖閣国有化” 調整は手間取るか - NHK(7月8日)
・ [意識調査]尖閣諸島を買い取るのは国? 都? - クリックリサーチ
◇国内、中国の反応
・ 首相 尖閣国有化方針を表明 石原知事「黙って見てろ」 - 産経新聞(7月8日)
・ [映像ニュース]「いかなる措置も無効」尖閣国有化に中国は反発 - テレビ朝日系(ANN)(7月8日)
◇各紙社説
・ 尖閣の国有化―緊張和らげる一歩に - 朝日新聞(7月8日)
・ 国の尖閣購入 手続きは静かに淡々と - 毎日新聞(7月8日)
・ 尖閣国有化 主権守る方策が問われる - 産経新聞(7月8日)
◇関連トピックス
・ 日中関係 - Yahoo!トピックス