珍方録

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冬バイクのすすめ1

2006-11-20 | 冬バイク

ここのところ冬もバイクで走ろうという人が増えているようです       Photo by Shingo  
世間からは少々変人扱いされるかも分かりませんが、冬のバイクは楽しいです
興味のある方のために、簡単なバイク用スパイクタイヤの作り方をレクチャーしたいと思います
色々な作り方がありますので、一つの参考として読んでください      


① 用意するもの

電動ドリル
ドリルと名のつくものであれば何でもOK
ボクの使ってるドリルはホームセンターで2980円で特売してたリョービのドリルです。

ドリルの刃
ドリルの刃も安売りのセットものを使ってます(コンクリート用の刃の先をヤスリで削って使うとゴムが裂けなくていいらしいです)
掘る穴の深さをあらかじめテープでマーキングしておくと便利です(後述)

ゴムシーラー
ピンをスムーズに挿入するためにホルツのブラックシーラーを使ってます(使わなくても可)
定着後は2時間ほどで硬化が始まり、約24時間で硬化ゴムに変化します

タイヤ
冬用のタイヤは存在しませんので普通のオフロード用タイヤを使います。モトクロス用でいいと思います ボクは650にはミシュランT63、250にはピレリMT21を使ってます。中古でも構いませんが、できればエッジのバリっとした新品を

スパイクピン
使うタイヤのブロックの数=ピンの数です
タイヤ一本あたり大体200ピン以上使います
ピンの種類は次の項で説明します


② スパイクピンの種類

現在入手できるスパイクピンは大きく分けて下の3種類です。海外も含め様々な入手ルートがありますが、ここではアウフヴィントの価格を参考までに紹介します。
ちなみにバラ売り可なので1個から買えます。

チップピン 13×10×5 ¥33 (全長×フランジ径×ピン径 各㍉)
フロントタイヤに使うとアスファルト路での操安が良くなります。ブラックアイス路面にも有効です。 小排気量車や自転車にも使われます

マカロニピン 13×9,7×5,8 ¥45
肉厚があるので、ある程度荷重が掛からないと効きません
そのかわり耐久性は抜群です。トラックにも使われます

カップピン 15×10×6 ¥70(Wフランジ)
接地部分が鋭利なカップ形状なのでどんな路面にもよく効きます
写真のピンはフランジが2つあるダブルフランジタイプで、抜けにくいという利点があります。 とりあえず全部このピンを使っても間違いありません
ただし、マカロニに比べて減りは早いです

タイヤのブロック全部にピンを打つのが基本ですが、けっこうな金額になります
端のブロックはほとんど路面に接地しませんので、この部分にはピンを打たなくても走行には支障ありません。 ピンの組み合わせ方で出費を節約することもできます 


③ ピンのサイズ

バイクに使えるピンのサイズは全長13~15㍉でフランジ径は約10㍉です
これ以上長いとタイヤのブロックに埋まり切らず、抜けやすくなります。ピン径は概ね5~6㍉で、穴あけの際ドリル刃のサイズはこれに合わせます


④ 穴あけ

↑ドリルでの穴開け

↑ドリル刃にはビニテでマーキング

それでは15×10×6サイズのWフランジカップピンを例に説明します
ピン径と同じ6㍉のドリル刃をセットし、おおよそ20㍉(ピンの全長+5㍉くらい)の深さで穴を開けます。タイヤの裏側の感触でドリルの刃先がどのあたりまで来てるか分かります。最初のうちはなかなか加減が分からないので何個か試して深さを調整してみてください。 万が一貫通してしまってもチューブタイヤなので大丈夫です。 タイヤのカーカスに当たらなければ、穴は深いほどピン打ちは楽です。 深さが決まったらドリルの刃にマーキングし、以後一定の深さで穴を開けていきます

※撮影に使ったタイヤは新品では全くありません

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