戦国時代に思いを馳せて

最近戦国時代に興味を持ち始めました。
主には本を読んだ感想や思ったことを書いていきます。
要はチラシの裏です。ええ。

信長公記 その37(巻1)

2017年03月11日 16時17分02秒 | 信長公記
「観世太夫・今春太夫、演能」~「将軍足利義昭から感状を頂戴」

うれしくてしょうがない義昭はみんなを招いて
細川邸で能を見る会を催します。

能は13の演目があるところ
「まだまだ敵も多く浮かれてはいけない」と
信長の意向で5つに減らしました。

またこの席で義昭は信長に「副将軍にならない?管領職はどう?」と聞きますが
結構です、と断ります。

「鼓を叩いてよ~」とお願いされても「ヤダ」と断ります。

今後義昭との仲は悪化していくのですが
この時にすでに信長のつれない態度が見て取れます。

義昭からの感状には「御父」など書かれていますが、


※学研まんが人物日本史より

こんな感じですか。

能の時の話に戻りますが
信長は演者からスタッフにまで引き出物を与えます。

さー、何が入っていたんでしょう。
わくわくしませんか、こういうの。
バームクーヘンか、名入りのワインか…。
ちなみにウチはカタログギフトでした。

あ、「巻1」はこの段で終わりです。
早かった。

『信長協奏曲』石井あゆみ

2017年03月10日 15時26分07秒 | 織田信長

なぜか階段に積み上げてますがご容赦を…。

ある日、本屋さんであーさん(小4男子)が
「これ読みたい!」と手に取りました。

以前ドラマ化されてたことを思い出し、
有名な漫画なら中古もたくさん出回っているだろうと考え
日を改めて、古本屋で買いました。

おもしろいですね…これ。

信長のキャラが最高です。

恥ずかしい話ですけど
年末年始を挟んで少し落ち込んでおりまして
仕事も家のことも手につかず…という状態でした。

その時に読んだこの漫画。

いつでも自然体でひょうひょうとした信長の姿。

あっ、これでいいんだ…と。

漫画を読んで気持ちが吹っ切れたのって初めてかもしれません。
今はだいぶ元気になりました。

今も読み返しています。
私を救ってくれた漫画…というと大げさですが
そのくらい、気持ちをほぐしてくれました。

これも信長さんのおかげです。

ところで、作中におなじみの戦国武将がたくさん出てきますが
あれですね、作者の方は本多忠勝が好きなようです。
愛情を感じます。

長生きした武将、戦場に散った武将、
彼らの結末を私たちは知っていますので
読んでいて切なくなることもあります。

漫画は14巻まで出ていて、話は信長の晩年に入っています。
いつしか訪れるあの事件(変)…。
作者はどう描くのでしょうか。
私の現在の楽しみの一つです。


信長公記 その36(巻1)

2017年03月09日 15時22分44秒 | 信長公記
「将軍足利義輝、自害」~「入京し、畿内隣国を平定」

ここから信長公記の巻1が始まります。
前段で義昭の入京まで書かれていましたが
ここからしばらくはそのいきさつや様子について触れています。

入京は1568年でしたが
ここでは少しさかのぼって、
1565年の義輝の暗殺のことが書かれています。

義輝といえば塚原卜伝の一番弟子、
倉庫から秘蔵の名刀を片っ端から取り出し
惜しげもなく畳に突き立て、
襲い掛かる敵をバッサバッサと斬っていったそうです。

しかし多勢に無勢、
かなり奮闘したようですが最後は殺されてしまったようです。
(ここでは自害となっています。)

そんなこんなで弟の義昭は近江から越前へ逃げました。
越前では朝倉義景の塩対応に我慢ならず
信長のもとへやってきます。

途中、信長は自分に背く者たちを征伐しながら京へ進み
義昭を征夷大将軍にしました。

「信長すごいよね!」って牛一さんが書いてます。

そんな中、信長にすり寄ろうとみんなが献上品をもって行列を作ります。
「昔、源義経が着用していた鎧」まで献上する者もいます。

強風の中、船に乗ったときなど、
義経のことは以前も出てきました。
この時代の武士にとっても義経はヒーローだったんでしょうね。

義経の時代は1100年台、戦国時代は1500~1600年台。
戦国時代の人から見ても400年前の人です。
そして今は2017年。
戦国時代から400年と少ししか経っていません。
そう考えると時代の尺は同じくらいを隔てていると言ってもよいでしょう。

なんとなく平安時代~鎌倉時代も戦国時代も
武士とか戦とかのイメージが強く、同じように感じてしまいますけど
本当はそのくらいの時の流れがあります。
ここ200年くらいの文明の発達がすごすぎるのかもしれませんが…。

信長が400年前の実在のヒーロー義経にあこがれたように
わたしたちも400年前の信長が大好きです。

いつぞやか、信長は「死のふは一定」という小唄が好きだという話がありました。

「死は必ず訪れる。死後、私を思い出してもらうよすがとして何をしておこうか。
きっとそれを頼りに思い出を語ってくれるだろう。」

という内容です。

信長さん…心配いりませんよ…
今もこうして現代人は信長大好きですから。
巷にあふれる信長関連の書籍やゲーム、グッズ等…
これを見てあなたはどう思うでしょうか。

安土城の入場料を自ら取ったくらいのあなたですから、
きっと「版権版権!」っておっしゃっているでしょうね…。
  








信長公記 その35(首巻)

2017年03月08日 14時09分18秒 | 信長公記
「足利義昭を擁して入京」

越前にいた足利義輝の弟・義昭が将軍になりたがっているとの話を聞き
信長はその大義名分のもと、
義昭を連れて京都に入ります。


※学研まんが人物日本史より

義昭も信長の天下統一への道の道具の一つに過ぎなかったのです。

信長公記によくある「ところで」から始まるネタ。
今回は信長が鷹を寄贈されたときの話です。
その時は「天下を取ったらもらいます」と言って断ったのですが
みなはそれを聞いて笑ったそうです。
しかし、それから10年も経たぬうちに信長は入京しました。
いやはや、不思議ですなあってことです。

この段で「首巻」は終わりです。
これから本格的な信長の天下取りが始まります。
こうご期待!

…長い…長いよ…この本(ガクッ