パルコ+サードステージPresents 『お父さんの恋』
劇場:シアタードラマシティ
作 :中谷まゆみ
演出:板垣恭一
出演:堺雅人,星野真里,七瀬なつみ,菊池麻衣子,池田成志,前田吟
主役の堺氏は。舞台が充分あたたまったころに静かに登場。本当に何気なく現れて無言で立っている。その後。「ただいま」「いってらっしゃい」「誰?」このたった三言で観客をさらっていった。
堺氏を観るのは『ビューティフルサンデー(2000年初演)』以来。そういえば2003年の再演は、大河ドラマのために降板したんだっけ。考えてみると『新選組!』は、いろいろな役者のいろいろな舞台を引き換えて成立したものだったんだ。それにしても。あのかわいいヒロちゃん(役名愛称)が、大人になったなぁ。
親戚みたいな感想はさておいて。物語。
植物状態のお父さん。決して一緒に過ごそうとはしない3人の子供。幼なじみの医者と、一年間担当の介護ヘルパー。それぞれの思いが複雑に錯綜するなかで。お父さんの意識はあるかどうかに焦点があてられる。ないと言い切る子供たち。あると言い切る他人たち。
お父さんは一生懸命、子供達へ語りかける。もちろん意識の中だけで。観客はこの言葉を聞いている。だから。子供には「ある」と言って欲しくなる。なんとかして私達の聞いている言葉を、この姉弟に伝えたくてしかたがない。
倒れる前のお父さんの遺書を発見する子供。お父さんの気持ちを受け入れた子供。
末っ子で長男の大樹が、「家に戻って良いかな」と声をかける。あぁそれは。意識が「ある」と信じたからこその行動で。お父さんはいつもの口調で返す。「勝手にしろ」と。この言葉を。3人は聴いた。やっと伝わった。
これが終わりではない。きっとこれからも、この家族にはいろいろおきることだろう。切ないけれど。でも。この物語はまぎれもなくハッピーエンドだ。
楽日の池田氏は、基本的にやりたい放題で。切腹には爆笑したが。七瀬氏への悪ふざけは。。まぁ、ウケてしまう観客も悪いのだけれど。それでも好きな自分もどうかと思うけれど。なつみちゃん、あとで殴ってやってもいいと思うよ?
劇場:シアタードラマシティ
作 :中谷まゆみ
演出:板垣恭一
出演:堺雅人,星野真里,七瀬なつみ,菊池麻衣子,池田成志,前田吟
主役の堺氏は。舞台が充分あたたまったころに静かに登場。本当に何気なく現れて無言で立っている。その後。「ただいま」「いってらっしゃい」「誰?」このたった三言で観客をさらっていった。
堺氏を観るのは『ビューティフルサンデー(2000年初演)』以来。そういえば2003年の再演は、大河ドラマのために降板したんだっけ。考えてみると『新選組!』は、いろいろな役者のいろいろな舞台を引き換えて成立したものだったんだ。それにしても。あのかわいいヒロちゃん(役名愛称)が、大人になったなぁ。
親戚みたいな感想はさておいて。物語。
植物状態のお父さん。決して一緒に過ごそうとはしない3人の子供。幼なじみの医者と、一年間担当の介護ヘルパー。それぞれの思いが複雑に錯綜するなかで。お父さんの意識はあるかどうかに焦点があてられる。ないと言い切る子供たち。あると言い切る他人たち。
お父さんは一生懸命、子供達へ語りかける。もちろん意識の中だけで。観客はこの言葉を聞いている。だから。子供には「ある」と言って欲しくなる。なんとかして私達の聞いている言葉を、この姉弟に伝えたくてしかたがない。
倒れる前のお父さんの遺書を発見する子供。お父さんの気持ちを受け入れた子供。
末っ子で長男の大樹が、「家に戻って良いかな」と声をかける。あぁそれは。意識が「ある」と信じたからこその行動で。お父さんはいつもの口調で返す。「勝手にしろ」と。この言葉を。3人は聴いた。やっと伝わった。
これが終わりではない。きっとこれからも、この家族にはいろいろおきることだろう。切ないけれど。でも。この物語はまぎれもなくハッピーエンドだ。
楽日の池田氏は、基本的にやりたい放題で。切腹には爆笑したが。七瀬氏への悪ふざけは。。まぁ、ウケてしまう観客も悪いのだけれど。それでも好きな自分もどうかと思うけれど。なつみちゃん、あとで殴ってやってもいいと思うよ?