鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2006年06月06日 | Weblog
ムネオ日記
2006年6月6日(火)
 決算行政監視委員会第一分科会で、外務省所管に関して10時43分から30分間、質問の機会を得る。モロッコで飲酒運転をし、人を殺してしまう事故を起こした岡本治男氏の処分が停職1ヶ月、そして今、その人はドミニカ共和国の日本大使をしている。日本でこの様な事故を起こしたら、どんな処分、処罰が待っているか。外務省の処分は甘いのではないかと質す。麻生大臣は役人の作ったメモを棒読みしていたが、委員会に出席していた先生方もビックリした様子で私の質問を聞いてくれた。
 「外務省員手帳」なるものを資料請求しても、外務省は「執務参考資料」として出してこなかったが、外務省の中から心ある人が何冊も送ってくれたので実物を持っていく。その中に、都市ホテルの料金が通常よりも50%も安くなる特典等が書かれており、外務省が出したくない理由もわかったことなどもパネルを使って質問させて頂いた。
 また、外務省の人が外国で勤務する場合、在外勤務手当が出るが、一人平均年額807万円。これはもうひとつの給料と言われている。本給よりも多く、地位が高くなればなるほど手当は多くなるのだが、これは外交上の職務遂行の為に出ている、税金のかからないつかみ金である。それを蓄財に回している例が多い。現スイス公使の清井美紀恵という人は『女ひとり家四軒持つ中毒記』という本まで出して、国民の税金であるこの尊い手当が生かされていない実態を明かしている。これについても、「在外経費は年々減っている」と、麻生大臣は役人の作ったペーパーに沿った答弁をしてくる。
私は国民の目線に立ち、国民の理解を得て初めて良い外交ができるのではないか、麻生大臣の判断で、外務省が信頼を得る為にも現実的対応をした方がよろしいのではと思って聞いているのだが、外務官僚の言いなりであった。これでは国民の声援は受けられないと、質問しながら思う。
 在上海総領事館員自殺問題、ロシアにおける闇ルーブル資金の問題も質したが、逃げの答弁であった。質問主意書で、更に国民に向けての情報開示、説明責任を果たしていこうと強く感じる。北方領土、竹島問題等、聞きたいことは沢山あったが、限られた時間なのでそこまでは進めなかった。この点も質問主意書で補っていこう。
 昼にテレビ朝日、フジテレビ、夕方は日本テレビのニュースで私の質問が放送されており、事務所にも反応が来る。「甘い処分、税金の無駄遣い、隠し事の多い外務省。鈴木先生、悪しき慣例を是非とも正して下さい」と言った電話、ファックスが入ってくる。私は国民の側に立って、国民に判断してもらえる情報をより多く公開することが使命と思い、頑張っていきたい。久しぶりの国会質問は、若干の緊張感と責任感を持って済ますことができた。
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2006年06月06日 | Weblog
ムネオ日記
2006年6月5日(月)
 7時50分千歳発で上京。今日も札幌は素晴らしい天気だったが、羽田に着いたら曇りで、北海道が暖かく感じた。
 10時から衆議院決算行政監視委員会第2分科会に出席、17時半迄かかる。明日は私が第1分科会で外務省に30分間質問するので、委員会出席の間に質問を勉強する。
 お昼休みに藤原根室市長さん、水産関係者が陳情。貝殻島こんぶ出漁を6月1日に予定していたが、代表者がモスクワに行っているのに、まだ交渉が始まっていないとの事、水産庁長官に電話で地元の声を伝える。モスクワの日本大使館の情報収集等はどうなっているのかと思いながら、領土返還運動の原点の地である根室の一番大事な貝殻島交渉すらうまくいかないこの状況を、外務省はなんと考えるのか。外交がないことをつくづく感じる。
 続いて伊東釧路市長、商工会議所会頭、金井俊一さんはじめ水産会の代表が来年の釧路市の予算陳情で来所。早いもので来年の予算概算要求の時期に入ってきたのだ。伊東市長のフットワークのよさを感じながら、陳情にこられた皆さんに今の高橋道政で北海道の自立、明日がありますかと話す。職員のリストラ、給与カットでどうして立ち上がれるのか。働く機会を作り、税収を増やす方策をとってはじめて展望が見い出せるのでないかと持論をうったえる。来た人はその通りと言ってくれたが、是非とも地元から生の声、実状を率直に述べて下さいとお願いする。私は地道な声なき声をしっかり伝えることに、より明日があると信じ、頑張っていく。
 村上ファンドの村上世彰氏が、ライブドアのインサイダー取引で逮捕。
 私は堀江氏の時も以前から言ってきたことだが、IT万能、お金優先、心を失った今の社会を憂いてきたが、構造改革、新自由主義がもたらした事件といいたい。勝ち組、負け組みと格差をつけるやりかたの弊害の結果である。
 秋田の小1殺害事件もなんと近くの人の犯行、想像もつかない思いもよらぬ世の中の出来事である。21世紀は心の時代にしなくてはいけないとつくづく思う。
鈴 木 宗 男
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