ルートがごちゃごちゃしている北川の中では比較的独立したすっきりとしたラインです。この岩場をひととおり眺めてみれば、大抵の人はまずこれを登ってみたいと思うはずです。
1ピン目は残置スリングがぶら下がっているので、これにヌンチャクをかけます。チョンボ棒でかける人がいるけど、そんなことしなくても出だしのアンダーガバから楽勝でかけられます。
出だしにいきなり4~3級程度の核心がありますが、あとはウスカブリのフェースを正対引付真向勝負でグイグイ登る痛快なルートです。4ピン目のクリップをするあたりから持久力核心となってきます。
ホールドは基本的に下引きのカチです。どれも良くはありませんが激悪なものはありません。チョークがついているし、スタンスもあるので13をガンガン登るような人であればオンサイトできるしょう。
5ピンをクリップした後はカンテの右側に出るのが正しいようです。左に抜けるバージョンもやってみましたが、面白かったです。ちょっと難しくなりますがグレードが上がるほどじゃないのでこっちが正規のラインだったらよかったのに、、、ちょっと残念。それでもこのルート、平均点以上であるのは間違いない。★ひとつです。