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ほろ酔いボヘミアン居酒屋日記 復活編

「いい酒の裏に哀しみがある。酒で哀しみが消えるのなら、一升の酒は廉いものだ。」立原正秋
そういうお酒と居酒屋を求めて。

最後のチャーメン 博華@西荻窪 2001年秋

2010-07-22 08:48:58 | Weblog
最近どう仕事の方は?いや、相変わらず忙しいですね。
そう、体には注意しないとね。

ビール瓶の口近くをつかんでグラスにビールを注いで
それをぐーっと空けて。いつもの親父さんのスタイルだ。

お客さん、久しぶりだねえ。




この後の下りがデータとして残ってないぞ。。。
うーむ。何を書いたのか、記憶はあるが。

花束を抱いた親父さん。
年末帰郷の際、バスの車窓から見えたお店に貼られた
忌中の貼り紙。

2ちゃんの記事ですが、

*****
7 名前: タンメンも好き 投稿日: 01/12/28 16:38

昨日
博華@西荻北に行ったら
おじいちゃんが、亡くなったという事です
今日お通や 明日告別式だったとオモイマス
ここもタンメンと餃子が売りのようです

昨日は、閉店していたので食べられず
味は、ワカリマセン
*****

思い返しつつ、この記事を完結させるのが良いのか
ワカリマセン。そんな感慨にさせられます。

餃子や、もつ炒めでビールを飲み、〆に、タンメンか、
この記事にあるようにチャーメンを頂いた頃が思い出
されます。

この時はいろいろ思い悩んでいた時期だったのですが、
親父さんとの何気ないやり取りが僕にとって救いだった
ような。そして、僕の背中をぽーんと押してくれた。


DATE: 10/13/2004 08:45:45

浅草 午後一時あたり 正ちゃん 2004/02/07

2010-07-13 11:35:10 | Weblog
ちょいと昔のネタで。

自分だけの好きな場所、風景がある。

たとえば、西武新宿線の高田馬場に着く直前の車窓から見える
神田川の眺めであったり、総武線大久保駅南口から北口に向かう
高架のゆるやかなカーブ、ああ、それと上野ガード下の飲み屋の
席に腰掛けているとひと時だけど陽だまりに包まれたりする場所
なんかも、そんな中のひとつにある。

今回は、そんな好きな場所がもうひとつ見つかりました。

浅草六区。場外馬券売り場の近くにあるお店です。

お店の前にテーブルが出ていて、この時期、外で飲むのは寒い限り
ですが、風のないお天気の日はとても気持ち良いもんです。屋台の
風情ですね。

昼間から飲んでるんですから、何をやってるやらと言ったところですか。
でも、実に気持ち良い。

ぼんやりと目の前を流れて行く人たちをながめたりしながら。競馬目的
のおじさんたち、地方からでてきたような団体さん。家族連れや、そして
どこかあやしい二人連れやらを。

ここの煮込みがお気に入り。かなりうまい。今日は席が空いているかなあ。

おお、タイミング良く空いてる、空いてる。みんな馬の出走直前で馬券買い
に行ったところなんでしょうね。すみませーん、瓶ビールと煮込み、下さい。

はい、おまちどおさま。ちょうど900円です。ここは、キャッシュオン
デリバリーのスタイルです。お客の出入りが頻繁ですし、場所柄そうしないと
間違えたり、取りっぱぐれがありそうで。

唐辛子をパラパラとふりかけて、ぱくり。うーん、おいしいですね。ゼラチン
のところがくにゅくにゅしたり、いろんな食感が楽しめます。甘辛いですが、
そんなにくどくもなく、でもどこかいやらしいところがあるのが良いのかも。

そうそう、風景の話でした。場外馬券売り場から見える飲み屋街の並び。
お店の看板。無秩序に張られた電線。あるお店からは食べ物を焼く煙が立ち
昇っている。それらが一緒くたになった雰囲気。猥雑ではあるけれど、決して
きらいな場所ではありません。

陽が当ってきらきら輝いて見えます。

となりのおじさん、牛めし(その煮込みがかかったどんぶりごはん)を
かっ込みながら必死で競馬新聞を読んでいます。目の前ではおやじ二人が
なにやらひそひそと話し込んでいたり。

次は、おしんことホッピーにしますか。はい、締めて600円ですね。
またもや唐辛子を振りかけて、普段は使わない味の素もパラパラ、おしょうゆ
もすこし掛けましょうね。

ここのお店、ほとんどのおつまみが300円から400円で、煮込みは400円、
飲み物はビールが500円サワー系が400円、お酒が300円です。因みに牛めし
が500円です。

最近BSE問題で吉野家らの牛丼販売停止が話題になってますが、本来の牛めしって
こういうのを言うような気がしますし、ここに来ればいつでも食べられるのですから、
全然OKみたいな感じですね。品書きのしらたき、厚揚げも煮込み鍋のなかでしばらく
炊いて出てくるようです。それらもおいしそう。

さて、独り言はこれぐらいにして。暖かと言っても、結構冷えてきました。蕎麦でも
たぐって帰ることにしましょうか。飲み屋街から入った路地裏にある翁そばのカレー
そばでも食べましょうか。ここの550円と安いのにたっぷりのおそばが入ってて
最後まで熱々なんです。店構えも渋くて自分ごのみで。

がららー。はい、いらっしゃいませ!カレーそば一つ!

さあ、ここでしばらく酔いをさますことにしましょうか。




投稿日時 10/09/2004 10:25:48

鬼鍋将軍!ちょっとしんみり@銀座 2002/12/某日

2010-07-13 11:12:51 | Weblog
さて、銀座のおやじネタと行きましょうか。

銀座と言っても、8丁目のはずれ、ちょっと分かりにくいところにあるのが、
魚がし料理S屋さん。知り合いの会計士から教えてもらったんですが、
けっしてきれいなお店ではありません。でも、魚がホントおいしいのです。

これからの季節、刺身を頂いて、それから鍋というパターンが最高です。
で、そこのおやじが鍋に入りだすと、うるさい、うるさい。

お、それまだ食べちゃ、駄目だって!

ほらほら、そこ煮えてるから、早くすくって!

鬼鍋将軍になって、つきっきりで面倒見てくれます。
でも、おいしいから気にならないんですがね。

おじさん、お酒追加ね。 あいよ。

どう、うちの鍋、おいしいでしょ? うん、うん。

最後、雑炊、行くよね? うん、うん。

いやあ、久々に魚を食べ尽くしたって、感じになりますね。でも、 前回
言ったときは、他にお客さんいなくなって、元おかみさん (それはその後、
おやじから衝撃の告白で判明。)も先に帰ってしまって、それからしんみり
調に転調。さっき、帰った女性いただろ、あれ俺のカミさんだったんだけどさ。

別れたんだよね。なんで?って。

実は、俺、糖尿でさ。それで、男の甲斐性って言うの、それ見せられなく
なっちゃってさ。それで、分かれてさ、一人になっちゃったんだよね。

しーん。

なんで、こんな話をするのか、と思いつつ、誰かに言いたかったのかな。

ま、それはさておき、そこは2階もあって、そこで宴会も出来るみたいです。

ルイヴィトンの方もそこ結構使っているみたいですね。問題は、なかで
繋がってないので、外に出てる階段で上り下りして追加注文しなくては
いけないのがやや面倒か。あと、お酒のラインアップがいま一つなので、
持ち込んじゃった方が良いかも知れません。

一応、銀座ですから、もうちょっと一杯と言う時も便利ですね。

魚がし料理「S屋」 中央区銀座8丁目


投稿日時 10/08/2004 09:04:48

くろがね前「ヤエガキ酒蔵瀧元」渋いなごみの総武線、ゆるやかカーブ高架の風景@大久保

2010-07-09 17:25:12 | Weblog
一昨日。大久保に行って参りました。

そう、あのヤエガキ(※)に。7時30分過ぎに入ったのですが、
ほぼ満席状態で、入り口のカウンターにだけ空席が。

ちょうどお品書きが見えづらい位置だったので、何があるのかなあ、
としきりに見ていたら、まずは大将から「お通しです!」。見ると、
ホタテ貝の酒蒸しとゆで海老とホワイトアスパラのマヨネーズが。
おお、もうこれで取りあえず十分じゃん。

まずは、生ビールですね。んぐんぐんぐ。
かぁー、生き返るよう。

お兄さんが、さーっと寄ってきて、一見さんと見えたんですね。
きっと。「うちは、魚しかないんですよ。刺身、焼き魚、煮魚。
お刺身なら今日はさんま、あとまぐろでしょうか。」さんま、
せっかくですからまぐろも頼んじゃいますか。

「お待ちどう様!」え?まぐろの脇に、白身といか、それに
あおやぎまで入っているじゃありませんか。ちょっとうれしい、
プチ刺盛だあ。そして、ネタもいけてます。混んでいるのも
うなずけますね。

お酒は、350円のものと、にごりと生酒の3種類しかありませんが、
まずは350円のを行きますか。熱燗で。大きな利き酒用のお猪口
に小皿を敷いて、目一杯入れてくれます。こういうのもすごく
うれしい。

そうそう、タラ豆腐食べなきゃ。近くのピカソというお店の
スキンヘッドのシェフ一押しの名物らしいですからね。いやあ、
おいしい。豆腐にタラのウマミが染み込んで。タラ独特の甘み
もあって、最高でした。

ごちそうさま。こちらは何時までなんですか?5時開店で、
10時閉店なんです。こういうお店のわりには(大将ごめんなさい)、
リーマン、しかも結構客層良いですね。みなさん、さくっと食べて、
飲んで、帰って行きます。

お店を出たら、真向かいのくろがねの大ママ、お姉さんシャッター
下ろしているところです。手を振って、今度はいきますからね。
でも、ずいぶんと早い店じまいだこと。

大久保。行く前は、ラブホ、風俗店とか多そうであまり気乗り
しないエリアだったのですが。足を踏み入れてみると、良い意味
で取り残された場所で、とにかく落ち着きます。

結構なかなか良いお店もあったりして、渋いです。なごみますね。
総武線のゆるやかなカーブの高架の風景、なぜか好きですね。
そこを、ゆらゆらと歩いて。

今度はくろがねにも行かなきゃな。おっと、おでんやもありましたね。

今日もたくさん頂戴しちゃいました。



投稿日時 10/07/2004 10:11:30

洋食やさんからフレンチに転換 サエキ@京橋 2004/10/01

2010-07-09 11:59:59 | Weblog
以前フランスに仕事で何年かいたことがあって、その時のつながり
で、たまにはフランスの香りのするような話でも、ということで
三人で集まりました。

場所は、どこにしようかと思っていたのですが、知り合いからサエキが
良いよ、とお勧め頂いたので、そこにしてみることにしました。ランチでは
最近、マスコミにいろいろ取り上げられているようですが、夜の部に
ついての記述がほとんどないので、どうなのか、興味もあってここに
してみたのです。その、知り合いも、ランチしか知らないとのことだった
のですが。。。

場所は京橋というより、浅草線の宝町の方がずっと近いですね。この
日は京橋から歩いたのですが、そこからでも2~3分ぐらいでとても
近いです。昭和道りに向かって、宝町の駅の手前を左手に入った
ところにあります。自分も、思わずお店の前を通り過ぎてしまったの
ですが、ひっそりとした店構えですね。連れは、二人とも大変に迷って
しまい、15分ほど近く遅れてやってきました。

先に着いたので、飲み物でも頼んでおきましょうか。

おしぼりと飲み物のメニューを、ややぶっきらぼうに置いて行く
おじさん。愛想ないなあ。

この理由も後で分かったことなのだが。。。。

えーと、キールロワイヤルお願いします。こういう場合は
普通の白ワインで割ったやつを飲るのだが、ずいぶん久しぶり
ですし、たまにはシャンパン味を楽しむことにしましょうか。

遅れて来た二人も席につき、で、何を食べますかねえ。

一人はエスカルゴ、エスカルゴと叫んでいますし、僕は
パテなんか行きたかったのですが、結局却下され、
かにとアボガドのサラダと生ハムということに。メインは、
二人が牛ほほ肉のワイン煮、僕はもち豚のグリルと
素材そのものを味わう作戦にでました。

しかし、まるっきりフレンチですね。メニューもお店の
雰囲気も。しかも、堅苦しさもなく、街角のアットホームな
お店と言ったところです。

洋食と言うイメージだけがあり、大皿にガツンとした
感じで料理が盛られてくるのだとばっかり思い込んで
ましたが、出てくる料理全て、きれいな盛り付けで、
味もなかなか洗練されて、すっきりとしています。

メニューに、えびフライとポークカツレツ二品だけ
掲載されており、わずかに洋食やさんだった名残が
伺えます。

ワインも二本空けて、ひとここちついた頃、無愛想だった
おじさんと一言、二言話をしたところ。

実は、今は息子が調理場に立って、料理作っているんですよ。
自分はもう立つことはありませんが。先週はお休みを取って、
フランスに行って、あちこち食べ歩きに行ってましたね。

どうやら、息子さん、短期間ではあるけれど、パリの三ツ星
レストランのリュカキャルトンで修行していたこともあるようでした。
30前とのことですが、なかなかな技量です。

おじさん、失礼、このお店のオーナーシェフだったんですね、
まさかサービス部門を担当するとは思わなかったんでしょう。
なんとなく、頑固な職人さんだった雰囲気が、そう言えば。

息子さんのために、ご両親が一生懸命手伝っている。

でも、おやじさん、もう少し、愛想欲しいところですね。
スマイル、スマイル。

おかげさまで、フランス料理に変えてから、夜や週末
(土曜日もやっている)近隣から、ご家族連れやらお客さま
がいらっしゃるようになりました。

そうですか、土曜日開いているのはうれしいですよね。

いやあ、おいしかった。ごちそうさま。ランチがどんな感じなのか
興味があるところです。

さて、シャンソンが歌えるカラオケバーにでも繰り出しますか。
C'est une chanson....


投稿日時 10/04/2004 08:10:23

年季の入った燗銅壺からゆるゆると湯気が立ちのぼる/銀次@横須賀 2004年8月某日

2010-07-08 17:48:24 | Weblog
シャッ、シャッ、シャッ。

先ほどからおねえさんが鰹節をけずっている。
目の前では、年季に入った燗銅壺からはゆるゆると
湯気が立ち上っている。

テレビが一台あり、音はしているのだが、店のなか
は、静かだ。一人客が殆どと言うこともあるのかも
知れない。傘のない裸電球の柔らかな明かり、木製
の丸椅子。しみじみとした時間が流れて行く。

品川での仕事が思いのほか早く終わり、会社に戻る
には中途半端な時間だったこともあり、今日は思い
切って念願の横須賀の飲み屋「銀次」に行ってみる
ことにした。太田和彦の全国居酒屋紀行で見て、
ああ良さそうな店だなあ、いつか行ってみたいなあ、
と思っていたのでした。

京浜急行で品川からでも1時間近く。結構かかりますね。
途中、トンネルをいくつか抜けて行きます。横浜から先は、
山を切り拓いたなかを突っ切って行くような感じですね。

そう言えば、そちらに住んでいる知人のお父さんの
趣味はなんと自然薯堀りとかで、自分しか知らない
スポットがあるらしいのだが、確かにそれはアリと
思わせる地形ですね。

いつしか、少し眠り込んでしまいました。

さて、横須賀中央駅に降り立ち、東口から左手に伸びる
大通りから散策しながらお店に向かいますか。初めて、
降り立った町では、自分は必ず自分の足で歩きますね。
ひたすら良さ気なお店探しということになる。

妥協しない。

ここは、と思ったお店の前を何度も通ってみたり、なか
の様子が見れないかなあと。今回は、記憶であのあたり
と一応イメージがあるので、西友の手前を右手に入り、
路地裏あたりを嗅ぐようにして入り込む。

金星劇場。つぶれかかったようなピンク系の映画館。
でも、やってるんだ。ここ。なつかしいようなポスター
が貼ってある脇に切符を売る小さな木戸口があり、
なかに人がいる気配がありますね。昔の映画館のあの
独特のにおいが漂ってきそうな。

路地裏。

確かこのあたりだけど。ベンガルカレーとかあるお店
のところにさらに奥に入る小さな路地があり、だんだん
と目的地に近づいているような雰囲気が漂ってきますね。

そこを入って、少し進むと左手に抜ける更に小さな路地
があります。迷わず、そちらに入ると、おお、あった!

銀次と白いのれんがかかっている。

外からでも、うーむ、良い店という感じが伝わってきますね。

引き戸を開けて。こんにちは、一人ですが。こちらにどーぞ。
おかみさんが、席を勧めてくれます。カウンターに腰掛けて。

ちょうど、燗銅壺の前あたり。大きな鍋があって、小さな火でなにか
を炊いているようですが、このなかには湯豆腐が多分入っているんで
しょうね。結局、その正体は分かりませんでしたが。

まずは、ビール下さい。それと奴。ぐいー!ぷはー。これですね。
最初の一杯は。今日も蒸し暑い一日でしたから、ことのほかおいしいです。

奴はどうかな。ぱく。うー、美味い。良いお豆腐ですね。しかも、後で分かった
ことですが、けずりたての鰹節ですからね。香りが良い筈です。ほかのおつまみ
も期待が持てそうです。お通しのサンマの短冊から揚げをつまみながら、品書き
を眺めます。

どれも、だいたい300円か400円あたりで、いつも思うんですが、
こういうお店が近くにある人は幸せだなあと。

そうそう、何が良いかなあ。アカニシとあるのは貝でしょうか、シコ
とあるのはヒコいわしでしょうね。さらし鯨とかも合って、かと言って
ポテトサラダや、あじフライ、チーズなんてメニューもあります。さすが、
三崎に近い海辺の町。魚がどれもおいしそうです。となりで食べている
さんまの塩焼きにも惹かれますね。

悩むところですが、鯵酢にしますか。すみません、鯵酢下さい。
それとお酒、燗で。やっぱり、こういうところでは燗が良いなあ。
ホッピーやウーロン割、緑茶割りを飲んでいるお客さんもいますけどね。

でも、源氏という銘柄の焼酎は見たことがないですね。
次々と一人客が入ってきます。お酒もう一本お願いします。

お店ですが、おかみさんとおやじさん、それとおねえさんの3人。
お客との間に適当な距離感があって、でも気配り、目配りは
良く利いている。ぴしっとした雰囲気のなかにも、なんかゆったり、
なごみを感じます。

揚げ物や、焼き物、洗い物はそのおねえさん3人の担当のようで、その
うち二人は5時の出勤のようで。あ、それと鰹節の削りも。ですから、
いつも削りたての鰹節が楽しめるという訳です。

銀次さんでは。15~6人が座れそうなL字型のカウンターと4人掛けの
テーブル席が3つ。常連さんはカウンター奥に陣取るようですね。

年季の入った燗銅壺からゆるゆると湯気が立ちのぼっている。
それをぼんやりながめている。お酒をつィー。

さて。

名残り惜しいですが、そろそろ帰りましょう。なにせ、遠いですから。

ごちそうさま。おかみさんがそろばんを出して、計算してくれます。
1,860円になります。うー、安い。住吉にY酒場と良い勝負です。
でも、片道800円ぐらいかけて来た訳ですから、殆ど往復運賃と
変わらないですね。我ながら、苦笑してしまいますが。。。

駅前の昭和3年創業のパン屋でフランスパンを買って帰りましょう。
さあて、一眠り、一眠り。

第3土曜日だけは開いているみたいなので、口開けに行って、
それで京浜急行で、そのまま本所吾妻橋まで帰って
わくい亭で締めるというパターンもアリか。



投稿日時 10/02/2004 10:43:39

ハイボールお代わり! 西大島 えびす 2004/09/29

2010-07-08 17:29:55 | Weblog
しばらく過去にさかのぼってみたり、最近のボヘミアンぶりを
書いてみたり、時間的に行ったり来たりすることにします。

今回は、一昨日のボヘミアン紀行です。

今日は、台風の影響で時折激しい雨が降ったりして、
こうしてカウンターに座っていると、外の様子が音で
分かります。まあ、それぐらい静かな店内なんですが、
テレビも点いているのに、何故かとても落ち着けるところ
ですね。

コの字のカウンターの左の角のところに座って。

えーと、まずはビール下さい。それとポテサラ。
まずは200円コースでおつまみを取って。

ビールをグラスについで、ぐぅーっと。うー。
うまい。やはり、一杯目はビールですね。

さて、突き出しの豆をぽりぽりかじりながら、
品書きを眺めながら、次は何を頼もうかなあ。

おつまみは200円から、大体が300円から
400円と言ったところで、おさしみから揚げ物、
肉豆腐などの煮込み系のものもあり、あとうれしい
のはごはんものまであることですね。

しかし、おやじさんと奥さんの二人でこれだけの
おつまみを揃えているのは、純粋にすごいと
思ってしまいますね。いつもは、いる筈の多分息子さん
だと思いますが、今日はお店には出ていないよう
です。

となりのおじさんが食べている鯵酢もおいしそうだなあ。
さんま刺しもあるようです。

すいません、ハイボール下さい。それと
あじフライ。

ハイボールと言っても、焼酎の炭酸割りの
ことです。一杯260円。レモンが欲しい人は
追加でレモンの果汁を頼むことができます。

小さなカップに入って出てきます。それが
100円。別にウィスキーのハイボールも
あって、その時はウィスキーのハイボールと
言う必要があります。

おまちどうさま。

あつあつのあじフライにソースをたっぷりかけて。
ぱくり。うー、うまい。たまに、こういうおつまみ
を無性に食べたくなる時ってありますよね。

しかし、それにしても安いなあ、ここは。ふところに
とってもやさしい居酒屋って、素晴らしいですよね。

品書きをぼんやりながめているだけでも、結構
楽しめます。

ハイボールお代わり!それとみょうがのぬた下さい。
谷中やみょうがが出る頃になると、漸く夏が終わり
秋に向かって行く季節の変わり目を感じます。

上野の韓国街のお店でも、この時期だけみょうが
キムチが出ますよね。あれも、なかなかおいしいもんです。

さあて。

どうやら、雨が上がったようですね。また降り出すと
いけないですから、今のうちに帰ることにしますか。

どうも、ごちそうさま。


投稿日時 10/01/2004 08:43:46

さあ、そろそろ書き留めておかないと忘れちゃいそうで。 2002年8月 秋葉原/赤津加

2010-07-08 14:03:13 | Weblog
日々の居酒屋探索の顛末を書きとめておくことにします。
しばらくは、さかのぼってあーだ、こーだ思い出しながら。

まずは、秋葉原の赤津加。昨日あたりから漸く涼しくなって、
そろそろ熱燗と思ったもので。

さて、昨日は、赤津加の看板娘が寿退社で最終日と
言うので、行ってきました。以下ネタ話。

「いい酒の裏に哀しみがある。酒で哀しみが消えるの
なら、一升の酒は廉いものだ。」立原正秋

「あーあ、俺さ、5年通ったんだぜ。5年も。
どうして、やめちゃうのかなあ。」

となりのお兄さん、マジで泣いてる。

いい加減に酔いが回ったのか、同じことを繰言の
ようにつぶやいている。

そして、熱燗を一息に飲み干して。

今日は、秋葉原某居酒屋看板娘の最後の日。
いよいよだねえ。どう、気分は。

見納めってなもんで、僕も行って参りました。

このお店昔ながらの居酒屋の雰囲気があって、
もうそれで既に贔屓にしちゃうんですが、この
お姉さんの仕事振りが若いのにも関わらず、
流れるようでそれを眺めながら飲んでるだけでも、
結構イケテたのです。

燗の付け具合もきちんとしてて、僕はぬる燗が
好きなんですが、一度この具合でと言った後は、
いつ行っても大概その好みの熱さで付けて
くれるので、すごい!と内心感心してたんです。

燗酒と言えば、江戸一や鍵屋と思い浮かぶますね。

流れる手さばき、動きと言う点では、大はしとか。
この場合、お勘定の時のそろばんさばきでしょうか。

そう言えば大はしのおやじさん元気でやってるかなあ。
(注:改装のため、当時長期休業中)

再開の12月まで、長いですね。

そうそう、大門のそばやのおやじも気になるところですが。

○○ちゃん、お酒お代り下さい。それと、谷中生姜も。
来週からはママがしばらく頑張るらしいですが、大丈夫
かしらね。

さあ、今日は結構頂きました。おあいそ、お願いしますか。

こちらどうぞ。お礼ということで。え、大福ですか。
では、頂きます。お酒の後の甘いものって、意外に行ける。
お茶を頂いて。

本当に、5年間長い間ご苦労様でした。出会いあれば別れあり。

まだまだ、カウンターには常連さんが名残惜しそうにしています。
今日は、違った意味で興味深かったのは、このお店の常連さんのお顔が
見れたことでした。次は、酉の日でしょうか。

こういう風に皆さんが集まるのは。

ご馳走さまでした。○○ちゃん、元気でね。


投稿日時 09/28/2004 08:28:20

久々に寿司を堪能 しみづ@新橋

2009-02-16 15:47:17 | Weblog
行き着けにさせて頂いている築地場内の仲買の
おにいさんから、日曜の昼間からつまんで飲める
良いお店がありますよと、紹介され、向かったの
は新橋のしみづさん。

確か、赤酢を使った酢飯のにぎりを出すところ
との記憶があって、名前だけは覚えていたのだが。

最初はつまみで、ビール(サッポロラガー!)も
そこそこに、熱燗をぐびぐび。つまみも、おいしい
から、お酒もぐんぐん進んでしまう。

いやあ、おいしかった。つまみの後、握りで14~
15カンは食べただろうか。なのに、不思議と喉は
渇きませんでした。

〆で頂いた、ぶりの腹身の漬け、小肌、そしてしめ鯖、
かんぴょう巻、どれもすんごくうまかった。さよりの
甘み、春子、あおりいか。。。夢にまで出てきそう
です(笑)

店主の仕事ぶりを眺めているだけで、すでに良いつまみ
になるのだが、驚愕したのは、セカンドのおねえさんが
春子を手で持ち、それにやかんの沸騰したお湯をかけて、
しかも涼しげな表情でやっていたのには、びっくり。

まさに良い子の皆さんは絶対にマネしないで下さい、
みたいなパフォーマンス。お湯を皮目にあてると、身が
やわらかくなって、食感が良くなるため、そうする
らしいのですが。。。自分には、絶対できない~

それにしても、日曜の昼間っからやってるお寿司や
さんを知ってしまうと、かなり危険な香りがする。