食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『びらん/潰瘍の治療』

2016年02月20日 17時00分00秒 | 日記

今回の騒動の起点は胃・食道のびらん/潰瘍が悪性の癌ではないかとの疑念を持たれたことある。悪性の場合、

再手術を検討しても条件は厳しいものばかりで執刀するまでの具体案が立てられる見込みは非常に少ない。食道、

胃癌の元々の手術計画では胃の吻門部と食道下部を切除し小腸を代用するはずだったが、血流の関係から切除

後に胃を持ち上げて食道の再建をしている。仮に再手術をするとした場合、新たな癌患部を切除した部位の代用

をどうするのか、前回の手術で特に肺は癒着しているだろうから、その対応などなどハードルの高いリスクがオンパ

レードだった。

だが『悪性』から解放された今は最初に発見されたびらん/潰瘍の治療をどうするのかということになるが、逆流に

よる胃酸の影響を減らして自然治癒させていくことになるそうだ。医者からの指示は胃酸抑止剤の服用である。

服用後逆流に対する効果は大きく週に1~2回はあった軽度の逆流はほぼ0になり、頑固なレム睡眠も大きく改善さ

れた。以前、病院の待合室に貼られていたチラシのことを思い出した。『胃酸過多は睡眠障害と関係する。悩みの

ある人は是非、消化器内科に相談して下さい』確か鳥大医学部と協力の期間限定募集だったと思う。

私の睡眠の質と胃酸抑制剤に関係があるのかどうかは知らないが結果として関係している。

逆流は軽度のものだった事もあり術後の宿命として受け入れていたから主治医にも相談した事はない。術後、暫く

してから逆流の洗礼を受けていたが頭を高くすれば防げること、徐々に慣れて起こっても比較的軽度と感じていた。

恐らく逆流性食道炎と同じような過程を辿り、胃酸と何かの関係で縫合部辺りに悪戯をしていたようだ。逆流にもっ

と神経質になり先生に相談していたら結果は異なったかもしれない。


びらん:  皮膚や粘膜の上層の細胞がはがれ落ち、内層が露出している状態になること。 ただれ】


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