今日は私が模型・フィギュアの改造でよく使っている「ピンバイス」のご紹介です。
「ピンバイス」というのは、ドリルにつけるグリップのようなもので、ドリルを手でつかんで、プラモやフィギュアに手軽に穴を開けることが出来るようになります。
最近売っているところも少なくなっていたりするのですが、基本的にはホームセンターでお店の人に相談して買うのがいいと思います。値段はピンからキリまであるようですので、ひとつ1000円だったり3000円以上したりいろいろですけど・・・。
こちらは3.2mmまでのドリルを掴めるピンバイスです。プラモ(PS、ABS、PVCなど)といったやわらかい素材に穴を開けるのであれば、使用するドリルはさびない限りは何でも良いですね。ホームセンターで売っているドリルセットなんかが便利です。
こちらはちょっと珍しい、精密工作用のピンバイスとドリル。0.34mmから0.99mmまで極細の穴をあけられます。針金をアンテナに見立ててプラモに挿す、といったときの小さな穴も開けることが出来ます。
↑こんな風にドリルをセットします。
ここで、ピンバイスの使用例をひとつ。
工作に失敗しても自分で責任が取れる方のみご参照ください。その他の方はネタとしてご覧ください。
「メガハウス プチスタジオ ステラ・ルーシェ」のボディ(ドライヤーで暖めて分解したもの)と、「バンダイ トリコレ! GAINAXキャラクターズ 渚カヲル」のあたまを、φ2mmのタミヤ製のプラ棒(ノギスで直径を測ると実際はφ2.2mmありましたけど)を用いて接続しました。プラ棒を肌色で塗れば完成です。
新キャラ誕生??
・・・ダブってしまったフィギュアがもったいなかったんで、組み合わせてみたかっただけなんですけどね。(^_^;)
φ2.2mmのプラ棒を差し込むのに必要な、φ2.3mmの穴をピンバイスを用いてあけています。2mmのドリルを用いても、PVCフィギュアのような軟らかい素材なら、ピンバイスをぐりぐりしながら、大きめの穴を開けてやると、φ2.2mmのプラ棒を差し込めるようになります。穴が大きすぎた場合は瞬間接着剤などで接着します。
ピンバイスは便利ですけど、穴を掘りすぎて”貫通”させないように十分な注意が必要です。私は昔やっちゃったことがあります。(T_T)
気をつけましょう。