インドの風と共に

インド(ニューデリー)での生活・体験、新聞記事など見たまま感じたままを書いています。

インドのレイプ事件

2006-01-12 00:03:21 | インドニュース
デリーのレイプ事件が耐えない。今週新聞に掲載されていたのは、
2005年、レイプ事件の相当な増加率だった。
そして、その事件は余りにもひどい物が多い。

大体の犯行が青年。そして、さらに単犯ではなく、
多人数による計画的な犯行が多い。

2人の女性が歩いているところを、車に乗って来た数人の男性が、
1人の女性を殴って気絶させて路上に放置して、1人の女性を捕まえて、
車に押し込み連れ去る。そして、車の中で入れ替わりレイプすると言う。
こういう場合、必ず4人以上の共犯がいる。

これをギャング・レイプと呼んでいるが、この事件がどのくらいあったかわからないし、
繰り返し犯行している場合が多い。

昨日は、車で連れ去られた15歳の女の子が、ある場所に連れて行かれて、
10人近い男性に24時間以上レイプされ続けていたと言う。余りにも悲惨な状況。
怒った父親が、それを目撃したのに通報しなかった店の男性を殴る蹴るして
しまったというほど。

また、近所の青年が顔見知りの女性をレイプするケースも多い。

道を歩いていた女性に毛布を被せて、部屋に連れ込み、
そこに待ち構えていた数人でレイプするケース。

昨日は、部屋で寝ていた女の子が、近所の男の子4人が塀を越えて、
進入し、母親の見ている前でレイプされていたと言う。
その母親を、拳銃で脅しながら、レイプしていたと言う。
彼らは殺すつもりだったというが、たまたま鳴ったアラームに
驚いた犯人が逃げ去り、女性と母親は助かったのだった。
しかし、助かったとしても、その傷をどうやって癒すのだろうか・・・

若い女性だけではなく、日中の夫のいない時間を狙って
主婦をターゲットにしてレイプする若者もいる。

レイプ事件は恐ろしいことに、犯行は毎日どこかで行われ、
毎日、新聞に記載されているような状態。恐ろしいとしか言い様がない。

その犯人達は異常に若い。そして多数で犯している。3人、4人と言う人数が多い。
若い青年の犯行が多いことも問題である。セイブすることが出来ない動物のようだ。

デリーでは、ギャング・レイプ、家宅侵入のレイプ、道端でなどや、
時には公共施設の中や病院の中で入院している女の子がレイプされたケースなど、
一昨年のその地件数に対して、レイプ事件は14%も増えているのだ。
警察に報告されているのだけで、642件。2004年は551件だった。

それに問題を感じたタイムズ・オブ・インディアは、3日前、それに対する
解決策を一般市民に求めた。どうしたら良いと思うか。

そして、その回答は、「絞首死刑にすること」だった。

事件の深刻さが分からないことが一番の問題。
そうでなければ、レイプしても罪に思わず、誰も恐ろしく感じない。
しかも、又、快楽を求めて、レイプを繰り返すだろうと・・・
刑が恐ろしくないから、自分の快楽の力が勝ってしまう。
そういった事件を繰り返す若者達に全く罪感がないことが最大の問題。

自分自身が、日中に歩いていても気持ち悪いことがたまにある。
インドは何と言っても若者がたむろしていることが多いのだが、
彼らのその目つきが気持ち悪いことがあるのだ。

聞くのも悲惨な、レイプ事件に対する対処を早くしなければいけないだろう・・・

しかし、映画やTVでの肌の露出や、溢れる性産業に親も歯止めが聞かないと言う。
学校での恋愛。呷る様な映画・TVシーン。

今、若者は道でも公園でもキスをしたり、気持ちが悪いほどイチャ付いている。
公衆を気にしないカップルが余りにも多い。

どこからどうやって対処していくのか・・・
相当早くしないと、エイズの問題も抱えながら、さらに深刻な状況に発展しそうである。


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