ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

命なき

2017-11-23 03:06:00 | 添削


殺してもしづかに堪ふる石たちの中へ中へと赤蜻蛉 ゆけ    水原紫苑


難解だ。

意味がとれないこともないが、疲れる。

石は痛みを感じない。それを感じるようなものにしているのは、それは石ではないものが石になっているということか。

解しすぎだろう。おそらく作者はそこまで考えてはいない。

シュールとかいうものはごまかしと逃げを誘発する。
やるべきではない。


命なき石を殺めて茜散るゆふべの夢のまんじゅしゃげかな    揺之







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