遅ればせながら、1月1日に放送された『新春お好み対局』を観ました。
今年は野球界からゲストを招いて、ペア将棋対局です。
その野球界からのゲストとは、阪神タイガースの今岡誠。
そしてゴールデンゴールズの監督、萩本欽一さんです。
しかしゴールデンゴールズって・・・
これで野球界からのゲストって、ちょっと強引じゃないですかね
普通なら同じ監督でも古田とか・・・
百歩譲って広沢とか・・・ですよね
萩本監督が森内名人とペア。
そして今岡選手が谷川九段とペア。
今岡選手は以前2枚落ちで谷川九段と対局し、勝っているそうです。
それで2段の免状をもらったみたいですが、果たしてどれだけ強いのか
萩本・森内ペアが先手番の対局。
なので、▲萩本~▽今岡~▲森内~▽谷川~▲萩本・・・の順に1手ずつ
指していきます。
矢倉模様の駒組みから・・・
あれ?
今岡、ここで玉側の端歩を突くんだ?
棒銀の可能性もあるのに?
ふーん・・・
あ、やっと開戦。
やっぱり先手に棒銀食らいそうだな・・・
お、後手も仕掛けた。
この局面。
今岡選手は▽7五同銀と指そうとしてました。
ここで谷川九段、2回しか取れない貴重な作戦タイムの1回を使って
今岡選手にアドバイス。
「ここは▽同銀じゃなく、先に▽8五桂と跳ねましょう。
▲8六銀か▲7六銀と逃げてきますので、そこで▽7五銀と指せば
手順に銀交換ができます」
なるほどねー。
矢倉をまったく知らない俺も勉強になりました。
今岡選手、アドバイス通りに▽8五桂。
森内名人、谷川九段の予想通り▲8六銀。
そして谷川九段、自分が言った通りに▽7五銀。
、がしかし
次の萩本監督が、今岡選手の想定外の1手を指すんです
▲4六角!
いい手ですね。
解説の屋敷九段も「いいタイミングです」と誉めてました。
パニくったのは今岡選手。
角に手を伸ばし、▽6四角と対抗しようとします。
思わず谷川九段・・・
「あ、あぁ・・・」
▽6四角はいけない手だと感じた今岡選手。
上の局面から▽6四銀!
・・・指しちゃいました。
銀損確定ですw
谷川九段、苦笑いを通り越して泣いてましたよ(笑)
谷川九段を不憫と思ったんでしょうね。
森内名人、▲7六歩とめちゃめちゃ緩めてました
すまんすまん、みたいなジェスチャーをしながら谷川九段▽5五歩。
笑いましたね
もぅハッキリ言って
今岡誠、おそるるに足りず!
この後も快調に萩本・森内ペアが攻め立て、今岡・谷川ペア投了。
しかし見事だったのは萩本欽一監督。
おそらく一回の疑問手もないんじゃないですかね。
難しいとか騒いでた割には正確に指してたと思います。
っつーか、きっと俺より強いでしょうね。
いや、実はですね・・・
萩本欽一さんは俺の親父の将棋仲間だったんです。
相当昔の話ですが。
長くなるので、この話はまた近い内に書く事にします
とりあえず今日は・・・
今岡、おそるるに足りず
って事で締めさせていただきます(笑)