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神戸市会本会議にて、代表質疑を行いました。⑴神戸の港について 2015.9.25代表質疑

2015年10月21日 09時58分35秒 | おーいブログ

9月25日の神戸市会本会議場で、民主こうべ政策議員団を代表して、久元市長以下執行部に対し代表質疑を行いました。以下、質疑の要旨を掲載します。

Q1.(大井としひろ)阪神国際港湾株式会社について 

日本の歴史が大きく動いた幕末。アメリカ東インド艦隊ペリー率いる蒸気船4隻が1853年浦賀にやってきました。いわゆる黒船来航です。それから5年後の安政5年,1858年に幕府が諸外国と結んだ日米修好通商条約により,日本は長年に及んだ江戸幕府の鎖国政策に終止符を打ち,横浜・長崎・函館・新潟・兵庫は神戸の5港を開港することになりました。

しかし,時の政情不穏や,堺港との候補地の調整から,神戸港は横浜港に遅れること10年後の,慶応3年12月7日,新暦では1868年1月1日に開港となります。あれから150年が経とうとしています。神戸港も,阪神淡路大震災以前は世界で3本指に数えられる貨物量を誇っていましたが,現在では40番目にも入らない苦しい状況です。

そのような状況の中,国の戦略港湾として後押しを受け,大阪港と一体化し,阪神港として蘇ろうとしています。平成26年10月に神戸港と大阪港の埠頭会社が経営統合し,阪神国際港湾株式会社が設立された。平成26年12月には,阪神国際港湾株式会社に対して国が出資を行い,これにより国・港湾管理者・民間の協働体制が構築されたとお聞きします。

国の強力な支援のもと,どのような港湾施策が進められてきたのか,また,今後どのように取り組んでいくのか,ご見解をお伺いします。

 A.(久元市長)

平成26年1月に公表された,「国際コンテナ戦略港湾政策推進委員会最終とりまとめ」,に基づき戦略港湾施策を深化・加速させるため,平成26年度予算より本格的に集貨・創貨・競争力強化を柱に取り組みを進めている。港湾運営会社に対する国の出資は,昨年7月に施行された港湾法の改正により位置付けられている。その趣旨は,港湾管理者や民間との協働体制を構築し,広域集貨など全国的課題に対応するとともに,会社の財政基盤を強化し,コスト競争力を有するターミナル運営のための設備投資を促進させることが目的とされている。昨年12月には,阪神国際港湾株式会社に国が出資し,筆頭株主となり,国策である戦略港湾政策が具体化されたことで,神戸港の港湾業界からも評価をいただいている。

阪神港の戦略港湾政策について,国の予算は重点施策に適用される特別枠の中で確保されている。特に,高規格コンテナターミナルの整備に関する予算は,神戸港に重点的に配分されている。既にポートアイランド第2期や六甲アイランドでは,欧州基幹航路に10,000TEUを超える大型船が就航しており,ユーザーからも,高規格化に対する強い要請を受けていることから,順次,世界標準である水深16m岸壁,22列ガントリークレーンを備えた高規格コンテナターミナルの整備を進めている。

また,阪神国際港湾株式会社が実施している集貨事業については,これまでに例がない規模の国の予算がついている。これを活用して,神戸港への集貨について全力で取り組んでいる。さらに,国においては,平成25年度以降,釜山トランシップへ補助金を出している港湾管理者に対し,個別要請を継続的に行った。その結果,水島港,志布志港など瀬戸内・九州の9港において,神戸港を経由する内航フィーダー航路に対する助成を新たに始めた。さらに,釜山トランシップ貨物を助成の対象外とする港も出てきている。

今年度は,山口県下4港で,内航フィーダー航路に対する補助制度が開始されるなど,着実に成果が表れてきている。国は戦略港湾政策を深化・加速させるため,昨年11月に創貨ワーキンググループを立ち上げ,さらに,今月3日には,国が西日本各地の港湾管理者を招集し,「西日本国際コンテナ戦略港湾政策推進協議会」を発足させ,阪神港への集貨を促進していく体制を整えた。私も,国土交通省の港湾局には何度も足を運んでいるが,今後も国と一体となり,強力に,神戸港への集貨などの政策を推進していきたい。

(要望)(大井としひろ)

これからも国策港として阪神港の地位を高め,国からの助言も得ながら,西日本多くの港からの貨物を集める仕組みを進めていただきたい。

クルーズの視察で博多港に行ったが,博多港はコンテナの取扱いも距離的なものもあり,博多としては釜山に向いているということであった。極力神戸に目を向けてもらえるような活動を市長自ら国に出向き,国からの後押しを受け,国策港としての阪神港に日本の貨物は集めるというようなお願いをしていただきたい。そうして,神戸港の地位の確保,最大限の努力をお願いしたい。

 Q2.客船誘致について(大井としひろ)

この9月1日に産業港湾委員会で長崎,福岡に行政調査で伺った。

長崎港も神戸に追いつくよう頑張っている。特に,博多港は驚くべき大型客船の入港数で沸き返っていた。

26年度神戸港にはクルーズ客船が100隻入港していたが,博多港では今年度283隻が入港予定とのことである。これは,横浜港も抜いて,日本トップの予定である。来年度は300を超える入港の予定である。

先日神戸港に入港の予定であったが,台風のため入港できなかった世界最大級のクルーズ船,クァンタム・オブ・ザ・シーズ,16万総トン・4180人乗りが博多港では年内に20回入港予定とのことである。

博多港では,今年度の外国航路船舶乗降員数が,100万人から120万人まで伸びるとみている。

神戸港では,外国クルーズの乗降人員は,25年度で10万人程度とのことである。神戸港へのクルーズ船の入港数増加に向けたさらなる取り組みが必要と考える。今後の方針について,見解を伺いたい。

 A.(市長)

博多港に数多くの外国客船が入港していることは指摘のとおりである。一方,神戸港については,中国から神戸への寄港に関して,買物に加えて灘の酒蔵などの神戸観光や,神戸ビーフなどのグルメを楽しむ,神戸を拠点として京都や姫路への観光を楽しむという需要は根強くある。この掘り起しに努めているが,現在,九州地方のような寄港数の増加にはつながっていない。

しかし,中国での神戸寄港クルーズへの需要は,今後は高くなると予想している。中国の船社,チャータークルーズを実施する旅行会社に対して,直接訪問やセミナーの開催を通じて,神戸寄港を直接働きかけ,寄港の決定を実現させていきたい。加えて,訪日外国人客の利用が大幅に増加している関西国際空港を利用したフライ・アンド・クルーズで,神戸寄港クルーズを楽しめる商品の造成に取り組んでいきたい。

また,東南アジア各港と連携した客船誘致も重要であり,本市が加盟するアジア・クルーズ・ターミナル・アソシエーションの2017年の年次総会を誘致している。そこで,各港との共同プロモーションを強化していく。

さらに,今後は欧米ラグジュアリー船の誘致が有望である。ラグジュアリークラスの客船誘致や,それらによる瀬戸内クルーズの誘致に力を入れていく。今後とも,マイアミ,香港等での海外コンベンションの機会や,欧米船社を直接訪問し,神戸への具体的な寄港を働きかけ,寄港を確実なものとしていきたい。

加えて今年度は,他港と連携して平成28年2月頃に英国で共同セミナーを開催し,具体的な寄港回数の拡大などについて直接船社と交渉を行なう予定である。福岡と比較し,寄港客船数の状況が見劣りしているのは事実である。以上説明した取り組みをさらに強化し,客船誘致活動に積極的に取り組んでまいりたい。

(要望)(大井としひろ)

博多港では尖閣諸島の問題で一昨年は入港隻数が38隻であった。このように,まさにチャイナリスクを抱えている。チャイナリスクはこれからも起きる可能性がある。そうなると,世界最大級のクルーズ客船は新規に就航していくと聞いているが,中国景気の落ち込みによっては,なくなる可能性もある。そうなれば,この船の行き場がなくなることとなる。これからは,クイーン・エリザベス号が神戸から発着するようになるが,そのようなセールスをしていただきたい。

市長をはじめ,みなと総局の局長からトップダウンでこのような船会社にアプローチをかけ,神戸から大きな船が出ていくような仕組みを提案していただきたい。そのためには,行政だけではなく,旅行会社などと協力して行っていただきたい。

Q3.須磨海岸の健全化について(大井としひろ)

開港150年に向けて家族連れで安全・安心に楽しめるよう,遠浅海岸の整備やバリアフリー化を進め,高齢者や障がい者にも優しい須磨海岸の整備に取り組んでいると聞いている。今年の夏も終わったが,須磨海岸の状況は,私たち地元の住民から見ると違法行為や迷惑行為など目に余るものがあった。開港150年を機に家族連れでにぎわう須磨海岸にすべく,取り締まりの強化や海の家の全面禁止等思い切った健全化の取り組みを行い,抜本的に見直すべきと考えますが,ご見解をお伺いします。

 

A.(岡口副市長)

須磨海岸の健全化については,平成20年の「須磨海岸を守り育てる条例」の制定を皮切りに,「須磨海岸健全化に関する専門チーム」を警察や地元住民の代表者と共に組織して取り組んできた。

結果,花火等の規制,バーベキュー等の禁止に加え,入れ墨等の露出,指定場所以外での喫煙を禁止,さらには喫煙違反者に対して過料を科すこと,そして,昨年より海の家の中で強いアルコール濃度の酒類の販売の禁止などに取り組んできた。また,海の家は,県条例に基づき海水浴客に必要なサービスを提供している利便施設として親しまれてきた。

この海の家の出店に際して,今年度から,弁護士,公認会計士を含む選定委員会を開催し,事業者の出店資格や事業内容について,厳格に審査を行ったうえ,占用許可を与えることにした。

今シーズンの海水浴客数は2年ぶりに70万人台を超えた。その利用者へのアンケートでは「以前より須磨海岸が安心して利用できるようになった。」との評価をいただくなど,健全化の取組みが,確実に成果として表れつつあると実感している。引き続き,健全化の専門チームとともに当該年度の利用状況を総括し,次年度以降の必要な健全化策について議論をすすめたいと考えている。

(再質問1)(大井としひろ)

大分ましになったということだが,地元の方からすると毎週のようにパトカーが出て大変である。昔のように家族連れで,泳げる海岸にしていただきたい。

遠浅の海岸にするところは,JR須磨駅より西側の部分であると思う。現在JRの須磨駅から階段を降りたところは,家族連れでは降りていけないような雰囲気の海岸になってしまっている。このことについてはぜひ考えていただきたい。

特に気になっているのは,車である。一時許可証というものがあるが,400台近い一時許可証が出ていると聞いている。

砂浜に車が入っている海岸はそうそうない。須磨海岸にはすごい数の車が入っている。今週の日曜も,須磨海岸ではクリーン作戦があったがその横を大阪ナンバーの車が走っていくという状況がある。これについてどう考えるか伺いたい。

A.(岡口副市長)

須磨海岸の健全化については部長時代より大きな問題意識をもって取り組んでいる。当時,近くの小学校・中学校が夏休みに入ると須磨海岸には行くな,というような深刻な状況であった。そういった状況を踏まえ,家族が子供連れで安心してくることのできる須磨海岸を念頭において取り組んできた。

1点目のけんか騒ぎが多いということについても報告を受けている。これらについても,一つ一つ警察の状況も聞きながら取り組んでいる。残念ながら今年も十数件このようなトラブルが生じている。これらはやはり,砂場でのトラブルが原因であると聞いている。引き続き警察と協力しながら,このような事案に対応できるよう万全を期したい。

また,車に関してだが,海岸内への車両についても,かねてより要綱を定め,通行許可証の発行を厳格化し,通行許可の台数減少及び運用の適正化を行っている。

現在では,許可車は455台であるが,このうち286台は官公庁車である。近隣住民や漁業関係者等で169台であり,かなりの台数は減らしてきている。

ご指摘の問題となっているのは臨時的に通行を許可している車両であると思われる。臨時であるので,要件が終われば速やかに退出する必要があるが,長時間海岸内にいるという状況があると思われる。

このような,臨時通行許可車両については,車両進入ゲート前にて,職員が要件を聞取ったうえ,「この許可証は,あくまで海岸内の通行を許可しているものであり,用務終了後は速やかに退場する」よう注意・指導を行っている。

さらにそのような現状を踏まえ,注意・指導を厳格に行うとともに,違反事案については,即刻退出,または通行許可の取消しなど,さらに厳格に対応してまいりたい。

(要望)(大井としひろ)

一時というのは30分程度である。30分程度は荷物の出し入れ等をしても良いと思うが,それを超えるものは駐車場に入れ,須磨海岸に入れさせないということの徹底をお願いしたい。

(再質問2)(大井としひろ)

みなと総局の方々は夏だけ,7月,8月を中心に100万に来たであるや,70万人だとか,60万人来たであるとか言っている。そうではなく,1年中四季折々の須磨海岸を楽しめるような工夫を考えたことはあるのか。

例えば,春から夏,夏から秋は,海水浴,地引網漁,潮干狩り,魚釣りやジョギング,サイクリング,ビーチバレー,ハイキングなど。冬は鷹取山から須磨アルプスといわれる横尾山を通り,一の谷を越え,須磨海岸に入るトレッキングコースや,須磨は電線がないことから凧揚げ大会ができると考える。

1年中海岸に子供たちが来るといったことや須磨水族園にいろいろな方が来るというエリアに発展させるということは考えられないか。

また,産業振興局にも考えていただきたいが,観光漁業という形で春から秋まで,毎週土曜・日曜に地引網漁をできないか。毎週行えば,たくさんの人々に来ていただくことができ,そうすれば相当な金額が漁師の収入となる。

あそこには海釣り公園があるので,タイなどの魚もたくさんいる。それも網の中に入れればよい。そうすれば,子供たちが引っ張った網でたくさんの魚が獲れる。その魚を海岸で料理をし,魚の学校を開催,また,宝探しといったことを砂浜ですればよい。

20年ほど前から今も続いているが,姫路の奥の大塩という小さな砂浜で地引網漁をしている。ここでは大変好評で,2週間続け土曜日に地引網漁を行っている。リピーターがたくさんいて,抽選となっている行事が20年間続いている。

彼ら(大塩の漁師)に聞くと,ぜひ須磨でも行ってほしいということである。須磨であれば,近所に仲間もおり,電車やバスで行くことも可能で父親も楽しめるということである。

そのような観光漁業も考えられないかお答えいただきたい。

A.(岡口副市長)

観光漁業についての議員の指摘のようなことはかねてより聞いている。

地引網体験については,現在年に10回程度行われている。地元漁業者の方に聞くと年に10回が限度であると聞いている。どのように行っていくか今後考えていきたい。

また,先ほどの話にあった,遠浅海岸化により,アサリの生育の環境が整う。これができれば,地元漁業関係者からは,新たな観光漁業につながると期待をしていただいている。(市と漁業関係者が)協力しながら,取組みを進めていく。いずれにせよ,須磨海岸全体が,1年を通じて安全で,安心に楽しめる憩いを得るエリアとなるよう取り組みを進めていく。

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