欧州雑派

欧州各国の小説などの書評、映画評、音楽評、美術評、欧州旅行記など。

「92歳のパリジェンヌ」映画評

2018-02-21 | フランス映画
人間、誰もが老いていき、誰もが死んでいく。
死期を早めるものが何らかの「病気」であり、突然襲ってくる事故や病で命が奪われる。
更に、肉体は頑丈でもアルツハイマーなどの脳を狂わす病原が誰にでも潜伏している。これも個人という人格の消滅であり、死である。
 
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サンドリーヌ・ボネール,マルト・ヴィラロンガ,アントワーヌ・デュレリ,ジル・コーエン,グレゴワール・モンタナ
ギャガ
 
ところが、年老いても、身体も頭も元気であり続けてはいるが、
段々と肉体は衰弱していく、、、、、
 
いつまでもお元気でヨロシイデスネ?
この映画を鑑賞した今、その言葉をこれからの僕は選ぶ必要がある、と気が付いた。
いつまでもお元気でお若いのが、本当に(その人にとって)うれしいことなのだろうか?という疑義
若く見えることがそんなに喜ばしいことなのだろうか?
 
外見は元気そうに生きていても、個々人の差はあるようだが、、
問題なのは、老衰がもたらす日々の気分の行方である。
 
「92歳のパリジェンヌ」の画像検索結果 
この映画、尊厳死を大上段に構え、何かしらの倫理感を提起しているものではない。
精神とか知性の行方とか、、そういったものを人の老齢化に関連させて追求しているのでもない。
ただ、ひたすら、老いていく肉体がもたらす日々の気分の行方を描いているように思えた。
僕は、そのように観た。
 
 
その気分の行きつく先を思い描けば、、、、誰でも(若い人間でも中年世代でも)暗澹たる想いに襲われる。
その象徴こそが(この映画で描かれている)「おむつ」の存在だ。
 
若い時は(そんなこと)滅多に考えないが、
中年になると、小さな衰えを覚えると、それなりにダメージが残る。
今の僕がそうだ。
 
しかし、この映画のように、年老いて、あれもできない、これもできない、ああ、これもできない、、、
一つ一つ自分でできないことが増えていくと、介護とかの問題ではなく
人間としての気分の衰えを強く覚えていくのだろうな、、、そう感じた。
 
人間の心は直ぐに鬱屈するのではなく、日々における肉体の劣化の発見が、
未来の暗澹たる肉体のイメージを先取りし、焦燥感をひきつける。
もう、そんな生活、我慢できない、、と、僕も考えてしまった。
その気分を僕は疑似体験をしてしまい、辛い感情に襲われてしまった。
 
「92歳のパリジェンヌ」の画像検索結果 
だから、直ぐに、忘れようとした。
今は、取りあえず、そんなこと、考えるのは止めよう!先延ばしにしよう!
と(そんな感情を)忘却の彼方に葬ろうと試みた。
 
しかし、本当は、忘却することなど出来やしない。出来ないから、これを書いている。
 
この映画、主人公の老女の言動に関して、いろいろな人のものの見方を描いてみせる。
娘の立場、息子の立場、孫、娘婿、、、医者の立場、友人の立場、、
どれもが真実であり、どれもが間違いではないだろう。
 
ただ、僕らは長生きすることで、二つのタイプに分類されるかもしれない。
この映画のような状況(気分)に陥るタイプ、そう感じないで長生きを謳歌するタイプ。
 
僕は前者だと思うけど、もしかして、後者かもしれない、、、
でも、その時にならないと分からないな。
 
「92歳のパリジェンヌ」の画像検索結果 
 
この映画を観ながら、
長生きして、肉体が劣化したとき、90歳、100歳まで生きている気分はどうなんだろう?
と最初は自分のことを考えていたが、
段々と、愛する人のこと、愛する家族のことに関して
多くのことを考えてしまう。
 
あまりにも多くのシーンが僕の心を揺さぶった。薄い涙のようなものが動いていた。
だが、愛する人がこの映画のような行動を選んだ時、
僕はどうするだろうか?
 
評価:☆
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砂糖抜きと加圧インナーのダイエット効果!   ~ 病は、砂糖から!

2018-02-16 | ※雑記

今年から、ダイエットを始めた。元旦の体重が72kg(身長は172cm)であり、目標は65kgとした。この10年の間、何度も挑戦したが、気持ちだけで、決意だけで、春には諦めていた。だから、この10年間、一度も70kgをブレイクすることはなかった。しかし、、、、

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オムロン(OMRON)
オムロン(OMRON)

今年は違う。今朝、体重を測ったら、68kg。2か月で-4kg。会社でも「痩せた?」と言われることが多くなった。妻も、ああ、やっぱり、痩せたね!と言ってくれる。実際、減量できているのだから、当然なのだが、見た目にもスリムになりつつある。目標の65kgまで、あと、-3kg。たぶん、達成できると思う。

まず、正月は、お餅を殆ど食べなかった。殆ど、と言っても、元旦、2日の朝と昼は、少し食べた。1月は少食を貫き、どうにか70kgまで落とすことはできた。が、なかなか70kgを切らなかった。少し、ストレスを感じ、時々、バカ食いをしたりしていた。特に、仕事関係でうまく行かない時、そのような行動にでた。

ところが、これでは、、、いつもと同じだな、、と思っていたら、ネットで「砂糖絶ち」の効果が凄いらしい、、ことを知り、実行し始めた。1月21日から開始して、今日まで一切、砂糖の含まれているものは食べていない。すると、アッサリ、70kgを斬り、日々、少しずつ、体重は落ち、今朝、68kgになった。

激ウマ!バナナ15本
山城果物店
山城果物店

そうは言っても、時々、甘いものが食べたくなる。その時は、バナナ、リンゴ、プチトマトのどれかを食べた。バナナ2本の時もあった。バナナ+リンゴの時もある。スーパーの安いバナナ(100円ぐらい)で十分。最近、リンゴも良く食べている。しかし、コンビニやスーパーで陳列されている食べ物には一切興味がなくなった。それらは毒物だ!と感じている。砂糖が人間の心身を狂わしているようだ。

本来、腹筋などすれば良いのだろうけど、どうせ、続かないから、、と思い、試しに、加圧インナーを試してみた。最初は苦しかったが、段々と慣れてきて、白であればワイシャツを着ても問題ない。お腹が段々としまってくる。見た目もスッキリのようだ。(加圧インナーは当然女性用もある)

この加圧インナーを着用していると、姿勢がよくなる。更に、ランチのときなど、締め付けられているので、沢山食べられない。帰宅したら、通常のTシャツに代えるのだが、その時、ストレスから解放され、、何か食べたくなることも多かった。そこがポイントで、そんなとき、菓子類はダメなのである。バナナかリンゴを充てる。バナナも3本は食べられない。2本食べたとき、その後は、もう食べたくない!となるので、効果てきめんだ。栄養も高いし、繊維質も多い。

モアプレッシャー 速乾加圧インナー (Vネック/M-Lサイズ/黒2枚セット)
DMA
DMA

食べ物では、炭水化物は極力摂っていないが、炭水化物を全く摂らないとヤバいらしいから、食べても、ご飯一膳程度にして、昼か夜のどちらかに決めている。

砂糖抜きの食生活は、段々と体に良い影響を与えている。そこらへんについては、65kgを達成したら、書いてみたい。

 

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「手紙は憶えている」映画評

2018-02-15 | アメリカ映画

あらすじ

最愛の妻ルースが死んだ。だが、90歳のゼヴはそれすら覚えていられない程、もの忘れがひどくなった。ある日、彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。「覚えているか?ルース亡きあと誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい―」

2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、70年前に大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。そしてその兵士は身分を偽り、今も生きているという。

犯人の名は“ルディ・コランダー"。

容疑者は4名まで絞り込まれていた。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたった1人での復讐を決意し、託された手紙と、かすかな記憶だけを頼りに旅立つ。だが、、、、、、

手紙は憶えている [Blu-ray]
クリストファー・プラマー,マーティン・ランドー,ヘンリー・ツェニー,ディーン・ノリス
ポニーキャニオン

 


以下、映画評

いつもはYoutubeから予告編を転載するが、今回は止めた。探せばすぐ見つかるが、観ない方が良い。ネタバレはないが観ない方が良い。何故ならば、その方が衝撃度が大きいからだ。上記の”あらすじ”だけで十分だ。僕は何も知らずに、認知症のロードムービーだと全く期待しないで観ていた。更に、それがナチスとどのように絡んでいくのか、、?単なる復讐劇で、、、と小馬鹿にして鑑賞していたが、、、、。

まあ、驚いた。衝撃的。ここ4,5年で観た映画でも、No1かNo2の衝撃度があった。Youtubeの予告編にはネタバレはないのだが、いろいろなシーンがバラバラに散りばめられている。この映画、真っ白な状態で鑑賞された方が面白い、、というか、驚く。ストーリーの流れも見事であり、ナチスの描き方としては秀逸だろう。

「手紙覚えている」のか、「手紙覚えている」のか? 現代はREMEMBER。アマゾン評もとても高い。見事な作品だと思う。

評価:☆☆☆☆☆ ここ数年では最高の作品、と高く評価したい。

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アルマーニ、泰明小学校、、、そして、松潤との遭遇

2018-02-11 | ※雑記

今朝は10時過ぎまで寝ていた。普段の寝不足を少しは解消できたかもしれない。だが、起きてから暫くの時間は、体調が芳しくない。生活のリズムの変化が体調と気分を狂わしているからだ。いつものことだ。気にしないで、珈琲を呑みながら、TVを観ていた。

「泰明小学校」の画像検索結果

”爆笑問題”の太田がクダラナイことを言って、周りの笑いを誘っている。テリー伊藤は「意外性を話すこと」を狙っているせいか、いい加減な発言ばかりだな。アルマーニ制服の件だ。芸能人もサバイバルのためには異質であることが不可欠なのだ。

昔の職場が泰明小学校の近くだったので、あの界隈は良く通った。今回の件、アルマーニも泰明小学校の生徒には無償提供する!と申し出れば面白かっただろうに。下手なCMを出すより、費用対効果は抜群だったハズだ。


一緒にTVを観ていた妻に、昨夜見た夢の話をした。僕は松本潤と一緒に高級料亭のようなところで食事をしている。僕らの仕事はビジネスコンサルタントのような仕事で、松潤はどうも僕の後輩のようであった。(夢の中では)先日の顧客訪問のときの話をしている。僕に対して「あの時の先方からのリクエストですが、、、」と(僕に)敬語を使っていたから、たぶん、僕が(彼の)先輩か上司だったようだ。嵐の中では松潤に対して最も関心がないメンバーなのに、どうしてだろうね?と妻に聞くと、何かドラマでも観ていたんじゃあないの?と聞かれたが、そんなの観てない。うむー、どうしてかしら?

「松本潤」の画像検索結果

松潤は僕への報告が終わると仕事があるので、、と先に帰った。その後、僕は一人で懐石料理を適度に食べ、その店を去った。その時、勘定を済まさないで店を出た。ツケなのか無銭飲食なのか、分からないが、、兎に角、店を出た。

ネットで夢占いについて調べたら、無銭飲食は”断捨離”に通じるそうだ。芸能人との遭遇には状況により色々なパターンがある。本当かな。僕の夢は(いつでも)カラーで鮮明である。現実の世界より鮮明で美しい世界だ。

近くで見た松潤は良い感じの男で礼儀正しい青年だった。この夢が僕の精神状態を代弁しているのであれば、”断捨離”への期待値が高まる。余分なこと、余分なものは、落として行こう。そう考えた。

午後は部屋の掃除でもしようかな。

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「わろてんか」・・・・益々綺麗になっていく”葵わかな”、そして、亀井庄助役の内場勝則!

2018-02-10 | ※雑記

寝不足なのに8時に起床。妻はまだ夢の中。録画していた「わろてんか」を観ながら一人で朝食を摂った。最近、俄然、面白くなってきた。

藤吉郎(松坂桃李)が亡くなってからの展開がとても面白い。そして、主人公演ずる”葵わかな”の演技が光ってきた。更に、”葵わかな”が、益々綺麗になっていく。これはどういうことだろうか?

彼女は19歳だそうだ。もしかして、大女優になるかもしれない。先日、NHKのトーク番組を観ていて、そう感じた。自頭の良い、賢い女性だとわかった。最近、CMでも観るようになった。「わろてんか」のストーリー展開より、”葵わかな”の演ずる姿を注視して鑑賞している。

「わろてんか」の画像検索結果 

あと、亀井庄助役の内場勝則が凄いかもしれない。調べてみると、吉本新喜劇の座長のようだ。Wikiによれば、「松本人志に「ダッフルコートと文庫本は絶対手放さへん」と言われるほど読書好きであり、普段は物静かであまりしゃべらない」そうだ。彼は(その場に)存在しているだけで”何か”を表現している。”間”の取り方がうまいのである。更に、流石、芸人だけあって、笑いのツボを知っている。

「内場勝則 わろてんか」の画像検索結果 

この朝ドラが始まった頃は、超駄作!と嘆いていたが、、そんな物語ではなかった。かなりの傑作になる朝ドラかもしれない。毎日、録画していたものを、帰宅後、観ている。お奨め!(^○^)

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