キープ協会環境教育事業部発行のメールマガジンとは違います
新しく誕生した KEEPメールマガジン「アンデレクロス」
お申し込みは
http://www.mag2.com/m/0001409270.html
までお願いします
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KEEPメールマガジン「アンデレクロス」第4号
~KEEPの公益事業を紹介するメールマガジン~
☆×━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━×★
今回号は大型連休の途中でのマガジン発行になります。
清里ではツツジが咲き始めました。
川俣渓谷へのハイキングに出かけられる方、
牧草地でのんびりされている方など、
それぞれの清里を満喫されている様子を目にします。
カラフルな季節です。
ぜひ、清里にお越しください。(2012.5.1)
★━━━━━━━━━━━━━☆
KEEPレポート
~日々の活動をインタビュー形式で紹介します~
☆━━━━━━━━━━━━━★
今回は、食育に力をいれている清泉寮研修交流事業部食育部長
小池秀樹 料理長に、お話を伺いました。
(聞き手:五味愛美)
◇五味:キープ協会には食事が出来る場所がいくつかありますが、食育部門はどこになりますか?
◆小池:清泉寮新館レストラン、本館レストラン、自然学校になります。
◇五味:最近、お野菜がおいしいから清泉寮にまた食べに行きたいと地元でもよく耳にします。
◆小池:それはありがたいことです。うれしいですね。今年は地元のお客様の謝恩会やお食事会が多かったのです。「また食べに来たい」という声もうれしいですし、最近は生産者さんから声をかけてくださる方が多いのです。新清泉寮がスタートしてから丸3年が経過しますが、口コミで広がっている感覚があります。
例えば、先日は清里で減農薬でラズベリーを作っている農家さんが声をかけてくださいました。そんな風にこだわりで生産している農家さんからアプローチがあります。農家さんの顔を見て、そして、必ず畑に伺います。畑の様子をみれば、生産の様子が分かりますし、農家さんのこだわりも聞くことが出来ます。というより、農家さんが「自慢の畑を見てほしい」と我々に見せてくださいます。
私たちは農業のことは分からないですが、そんな地域の農家さんのお話を聞いて勉強させていただいます。地域とつながれることはうれしいですし、お互いに助け合えることが喜びです。
◇五味:清泉寮のような大きな施設ですと、同じ種類の野菜を大量に仕入れないといけないような気がするのですが。
◆小池:確かにメニューを決めてしまうと、同じものを大量に仕入れる必要が出てきます。しかし、食育部門で大切にしていることは地産地消です。なるべく地域で作られているものを仕入れるようにしています。日によって量や大きさが変わっていても、対応できる工夫をしているのです。それが、メイン料理だけ配膳をし、前菜とデザートをビュッフェ形式にするスタイルです。
ビュッフェスタイルだと、たくさんの種類の前菜を楽しんでいただくことができますし、お客さまごとの空腹具合の調整もできます。お客様の数、食事のスタイル、清泉寮での過ごし方(研修会、家族旅行)などを加味しながら、その時々の最善の方法を模索しながら提供をしています。
◇五味:なるほど。ビュッフェ形式は選ぶ楽しさがありますものね。
◆小池:北杜市で生産された野菜をおいしく召し上がっていただけるように、シンプルに料理をしています。シンプルに料理をしていても手間暇は多いにかけています。
例えば、ブロッコリーのゆでたものに、黒富士農場の卵とオリーブオイルがまぶしてある前菜があるのですが、ブロッコリーのゆで時間、塩分濃度、そして、氷水に冷やす時間など、手間をかけています。
シンプルなんだけれど、家庭料理とは少し違う技術で一品一品作っています。オリーブオイルだけでも6種類を使い分けています。シンプルだけれど、普段食べない調理法を提供するからこそ、感動があるのだと思っています。
◇五味:昔から清泉寮はおいしいお食事でしたけれど、新清泉寮が加わって変わったことはありますか?
◆小池:内部のことにはなりますが、キープ協会全体で食育部門という部署になったことは大きかったと思います。
自然学校部門の大柴由起課長が15年前から実施してきた、地元農家さんとのつながりや地産地消の精神と、レストラン部門とがコラボレーション出来たことが大きいと思います。
このことによって、今の食育部門の基盤があると感じています。ゆくゆくは、生産者の見えるレストランの演出したいと考えていて農家さんの顔写真をレストランに飾りたいと思っているんですよ。年に一度生産者のみなさんをご招待しています。山梨県北部は素敵な農家さんに恵まれていると感じています。意欲のある若い就農者の方も北杜市には多くいらっしゃいます。厨房スタッフも農家さんと良く話しをしていますよ。集荷にも伺っていますし。
◇五味:おいしい食材がたくさんありますが、小池さんの好きな食材ってありますか?
◆小池:私が一番最初に清里に来たときに、感激をしたのがジャージー牛乳でした。こんなにおいしい牛乳があるのか!って驚いたのです。この感激をそのまま料理にしたのが「ミルクプリン」です。これは3年前から定番料理になっています。ジャージー牛乳に少し甘さを加えて固めただけのシンプルなプリン。農場はキープ協会の誇りだと思います。今、ジャージー牛乳をゴーダチーズにするプランも動いています。これも、地元の技術者が声をかけてくださったのがきっかけでした。
◇五味:最後にひとこと。
◆小池:私はポール・ラッシュ博士にはお会いしたことがありませんが、ポール博士を慕っていらっしゃった方が清泉寮には多く来訪されます。そして、お話を聞くたびにポール博士のされてきた事業は偉大だと本当に感じるのです。私たちはポール博士に恥じないように、日々最善を尽くすことだと思っています。今、食育部門ではその時、その時の最善を尽くしております。それは、胸をはっていえることだと思っています。
これからのシーズンは、葉物が美味しくなります。日々の一番美味しい調理法で提供しますので、ぜひ食べにいらしてください。
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KEEPインフォメーション
~お知らせです~
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(1)八ヶ岳自然ふれあいセンター 春のプログラム(5月)
http://www.keep.or.jp/ja/fureai/2012/03/24001322.html
(2)第9回良い食品博覧会(5月26日、27日)
http://yoisyoku.org/information/2012/04/000772.html
(3)ジャンボ!清里タンザニア村(5月3日~5日)
http://www.keep.or.jp/ja/seisenryo_blog/2012/04/30001354.html
(4)酪農体験広場(~5月6日)
http://www.keep.or.jp/ja/mbf/2012/04/26001121.html
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今回号は大型連休の途中でのマガジン発行になります。
清里ではツツジが咲き始めました。
川俣渓谷へのハイキングに出かけられる方、
牧草地でのんびりされている方など、
それぞれの清里を満喫されている様子を目にします。
カラフルな季節です。
ぜひ、清里にお越しください。(2012.5.1)
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今回は、食育に力をいれている清泉寮研修交流事業部食育部長
小池秀樹 料理長に、お話を伺いました。
(聞き手:五味愛美)
◇五味:キープ協会には食事が出来る場所がいくつかありますが、食育部門はどこになりますか?
◆小池:清泉寮新館レストラン、本館レストラン、自然学校になります。
◇五味:最近、お野菜がおいしいから清泉寮にまた食べに行きたいと地元でもよく耳にします。
◆小池:それはありがたいことです。うれしいですね。今年は地元のお客様の謝恩会やお食事会が多かったのです。「また食べに来たい」という声もうれしいですし、最近は生産者さんから声をかけてくださる方が多いのです。新清泉寮がスタートしてから丸3年が経過しますが、口コミで広がっている感覚があります。
例えば、先日は清里で減農薬でラズベリーを作っている農家さんが声をかけてくださいました。そんな風にこだわりで生産している農家さんからアプローチがあります。農家さんの顔を見て、そして、必ず畑に伺います。畑の様子をみれば、生産の様子が分かりますし、農家さんのこだわりも聞くことが出来ます。というより、農家さんが「自慢の畑を見てほしい」と我々に見せてくださいます。
私たちは農業のことは分からないですが、そんな地域の農家さんのお話を聞いて勉強させていただいます。地域とつながれることはうれしいですし、お互いに助け合えることが喜びです。
◇五味:清泉寮のような大きな施設ですと、同じ種類の野菜を大量に仕入れないといけないような気がするのですが。
◆小池:確かにメニューを決めてしまうと、同じものを大量に仕入れる必要が出てきます。しかし、食育部門で大切にしていることは地産地消です。なるべく地域で作られているものを仕入れるようにしています。日によって量や大きさが変わっていても、対応できる工夫をしているのです。それが、メイン料理だけ配膳をし、前菜とデザートをビュッフェ形式にするスタイルです。
ビュッフェスタイルだと、たくさんの種類の前菜を楽しんでいただくことができますし、お客さまごとの空腹具合の調整もできます。お客様の数、食事のスタイル、清泉寮での過ごし方(研修会、家族旅行)などを加味しながら、その時々の最善の方法を模索しながら提供をしています。
◇五味:なるほど。ビュッフェ形式は選ぶ楽しさがありますものね。
◆小池:北杜市で生産された野菜をおいしく召し上がっていただけるように、シンプルに料理をしています。シンプルに料理をしていても手間暇は多いにかけています。
例えば、ブロッコリーのゆでたものに、黒富士農場の卵とオリーブオイルがまぶしてある前菜があるのですが、ブロッコリーのゆで時間、塩分濃度、そして、氷水に冷やす時間など、手間をかけています。
シンプルなんだけれど、家庭料理とは少し違う技術で一品一品作っています。オリーブオイルだけでも6種類を使い分けています。シンプルだけれど、普段食べない調理法を提供するからこそ、感動があるのだと思っています。
◇五味:昔から清泉寮はおいしいお食事でしたけれど、新清泉寮が加わって変わったことはありますか?
◆小池:内部のことにはなりますが、キープ協会全体で食育部門という部署になったことは大きかったと思います。
自然学校部門の大柴由起課長が15年前から実施してきた、地元農家さんとのつながりや地産地消の精神と、レストラン部門とがコラボレーション出来たことが大きいと思います。
このことによって、今の食育部門の基盤があると感じています。ゆくゆくは、生産者の見えるレストランの演出したいと考えていて農家さんの顔写真をレストランに飾りたいと思っているんですよ。年に一度生産者のみなさんをご招待しています。山梨県北部は素敵な農家さんに恵まれていると感じています。意欲のある若い就農者の方も北杜市には多くいらっしゃいます。厨房スタッフも農家さんと良く話しをしていますよ。集荷にも伺っていますし。
◇五味:おいしい食材がたくさんありますが、小池さんの好きな食材ってありますか?
◆小池:私が一番最初に清里に来たときに、感激をしたのがジャージー牛乳でした。こんなにおいしい牛乳があるのか!って驚いたのです。この感激をそのまま料理にしたのが「ミルクプリン」です。これは3年前から定番料理になっています。ジャージー牛乳に少し甘さを加えて固めただけのシンプルなプリン。農場はキープ協会の誇りだと思います。今、ジャージー牛乳をゴーダチーズにするプランも動いています。これも、地元の技術者が声をかけてくださったのがきっかけでした。
◇五味:最後にひとこと。
◆小池:私はポール・ラッシュ博士にはお会いしたことがありませんが、ポール博士を慕っていらっしゃった方が清泉寮には多く来訪されます。そして、お話を聞くたびにポール博士のされてきた事業は偉大だと本当に感じるのです。私たちはポール博士に恥じないように、日々最善を尽くすことだと思っています。今、食育部門ではその時、その時の最善を尽くしております。それは、胸をはっていえることだと思っています。
これからのシーズンは、葉物が美味しくなります。日々の一番美味しい調理法で提供しますので、ぜひ食べにいらしてください。
★━━━━━━━━━━━━━☆
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(1)八ヶ岳自然ふれあいセンター 春のプログラム(5月)
http://www.keep.or.jp/ja/fureai/2012/03/24001322.html
(2)第9回良い食品博覧会(5月26日、27日)
http://yoisyoku.org/information/2012/04/000772.html
(3)ジャンボ!清里タンザニア村(5月3日~5日)
http://www.keep.or.jp/ja/seisenryo_blog/2012/04/30001354.html
(4)酪農体験広場(~5月6日)
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