烏の隠れ家・秋葉原本部

呟き放置所。前途多難でも何とかなるさ。

困った時の○○頼み。

2006-01-29 17:49:56 | 過去の日記
Q.○○に当て嵌まる言葉を答えなさい。

A1.「鮎さん」
 じまんぐと同じく、鮎さんボイスのキャラを使えば何だって書ける、の意。
 そうすると白黒両面で同じキャラを使うことになる。(主人公は違うが)
 でも何だか彼はモテモテだ。初対面の女の子にも最愛の娘にも部下の女性にもモテている。いいのかこれで。
 …まぁいいか。超鈍感男だし。相手の気持ちなんて気付いてねーし。
 作者が落ちてないだけマシよね、うん。………今はどーにか。

A2.「サンホラ」
 歌って紡げばあなたも吟遊詩人、の意。
 どの曲、どのアルバムを用いるかによってタッチは異なるものの、基本はほぼ変わらない。
 が、変わらなさすぎて読んでいる人に「パクってんな」と思われるのは嫌なのでその辺りのさじ加減が難しい。
 そもそもちょっと何か見ただけで「あの曲だ」と思考を飛躍させる私も悪いっちゃー悪い。

A3.「バンプ」
 たまに歌う良い唄は、これでもかと創作意欲を増す効果がある、の意。
 ユグドラシル、今手元に無いのですが。アカペラで熱唱してたらすごく気持ちいいんです、バンプの曲。
 特にそれこそネタに出来そうな…と言うか既にしたものもあるし。
 但し話が暗くor甘くなりがちなので要注意。リッチーが出張りがちなのも要注意。

A4.「戦友」
 迷惑千万であることは分かっていながらも縋っておくとどうにかなれる、の意。
 友達は大切です、こんなにいい友達に会えて幸せだと毎日思います。
 たとえあっと言う間に割れたとしても、あっと言う間に元に戻れると信じて。………あっと言う間は、無理かなぁ。(弱気)

間違った解答例「神」
 ずっと昔から言われているからと言って、誰にでも通じる訳ではない。
 真に困った時に頼るのは「自らの運」であって「神」ではない。
 これら2つは似ているものの同じではない。神は人が作り出したものに過ぎず、聖書も人の手により書かれたことを忘れてはいけない。
 だから神は信じない。どうせ手を伸ばすなら、他人の作った偶像よりも、自分で作った理想形の方がよっぽどいい。…他人のキャラを弄るのも楽しいが。
 よって、悪いことは神の怒りを買ったのではなく「自分の運が悪いorドラマの種が降って来た」のであり、良いことは神の慈悲が向けられたのではなく「自分の運が良いorドラマの種を育てる時間を得た」のである。

 …さて、あなたは誰に頼みます?

どこまでいけるか。

2006-01-27 23:30:54 | 過去の日記
 …凹んでいると言うよりも、ぶつかっています。
 見えない壁に。うーん、これこそスランプ。
 何にも出て来ません。纏まらないのです。集中力も薄いし。記憶力落ちてるし。
 これで「終焉の時は刻々と近付いていた。しかし彼女はそれを知らない。それが徐々にやって来る足音だとは誰も気付かなかったのだ」とかだとカッコイイ展開になるんだろうが…

 ………いっそ全く違う分野に向かってみるか?
 例えば、自称天才犯罪学者がひたすら話しまくるとか。
 例えば、仮面着けた変な男がひたすら語りまくるとか。
 例えば、胡散臭い吟遊詩人がひたすら歌いまくるとか。
 ギャグチックに。でも、二面性を見詰めながら。
「声が分かればどんな台詞でも書ける人」ナンバー3に堂々入賞したじまんぐさん、出番が来そうです。
(ちなみにナンバー1の人は黒面で出張ってます。半ば暴走…妄想気味なほどに)

 とりあえず、この壁をどうにかしたら、きっとまた前に進みます。
 探して、ぶつかって、壊して、また進んで。その繰り返しなのでしょう。
「いっそ後ろから斬られるか、首に紐結ばれてどこかへ連れ去られちゃえば楽なのに」とも思いますが、逃げても無駄だと思いますし。
 快楽の後、戻されるのはやっぱり壁の前です。

 さて、今度のニトログリセリンは、どんな爆薬になりますかね?

 ………受験真っ只中のおにーさん。コメントの確認はしてます。
 どうか頑張って。受かったらサンホラカラオケ、行きましょ(笑)。

どこまでいこうか。

2006-01-24 23:31:22 | 過去の日記
 また凹んでます。
 原稿が書けません。と言うか書けても自分で「これでいいのか」と迷います。
 面白くないとは言いませんが、何か違うと思ってしまいます。
 しかも、何が違うのかもよく分かってないし。
 ………何が書きたいのかも、よく分かってないし。

 また迷っています。
 文集原稿、改訂中。今度は片肘張らずに頑張ってみようと思うほど、膠着するんですよねー。
 動いてくれよ、リッチー。そりゃあ何も力加えてないから、傾かないのは分かってるんだけどさ。
 君が欲しいのは―――私が欲しいのは、その温もりだろう? それが隣りにあると分かっていて、何故手に取れない?
 ………臆病者だから? 別の理由があるから?

 春はまだ、遠いのに?

 セーブすべきなのは、作者の方かもしれませんね。

宣伝。

2006-01-19 21:46:47 | MEMO
「………………あの」

 意を決すると、私は彼に声をかけた。椅子に深々と腰掛け、閉ざされていた彼の眼が開き、ゆっくりとこちらを見る。
 緑の眼を向けて、彼は微笑んだ。私はそれだけで自分が大罪を犯したかのように顔を赤くすると俯く。
 体の前で組んだ手を意味も無く組んでは放し、放しては組みながら、ちらちらと彼の顔を見上げながら口を開いた。

「その本………どう、ですか。新しく置いたんですけど、誰も見てくれないみたいで…」
「そう? それは残念だ。………いい話だよ、とてもね」

 彼はこの図書館によく顔を見せる、言わば常連だった。定位置は窓際、陽の当たる肘掛け付きの椅子、奥から三番目。
 そんな彼が手に取った本は、新刊の場所に置いてあっても、誰も見てくれない淋しい本だった。勿論司書(と言うよりただの手伝いに近いが)の私は読んだが、感想が共有出来ないのは、何だか物足りないと思い続けていた。
 けれど他の司書はおじさんやおばさんばかりで話し掛け辛いし、何よりこの引っ込み思案。見知らぬ人に話しかけるだけで、心臓がバクバクいっている。
 しかし彼はそんな私の心さえ見透かしたかのように微笑んでいた。

「程よく暗いし、切ない物語は、純愛と言うよりは悲恋だけど。そういう点では、人魚姫ってテーマに合ってるかな。………でも、何よりも」
「…何よりも?」
「主人公が、オレにそっくりだ」

 その時の彼の笑顔を、どう表現したらいいのだろう。
 同類を見付けた時のような、困っているような、どっち付かずの笑み。自嘲めいていて、それでもどこか嬉しそうで、哀しそうで。
 全てが入り混じった微笑みは、発せられた言葉と共に私を混乱させる。そっくりって、どういうこと?

 この物語の主人公は、自分の愛する人を愛し、その結果死を選び、けれども―――

「この作者は凄いと思うよ。最後の方なんて、まるで経験したみたいだ。人をよく見ている。…オレの“後ろ側”が、泣いて悔しがるだろうね。負けたって」
「あの………貴方は」
「ああ、オレのことはどうでもいいから。知っているよ、キミはこの図書館の全ての本を読んで、1冊ごとに心を動かしてる。実にいいことだ。オレも本は好きだよ。
 ………時折、こんな出会いもある。だからもしかして、もう一度会えるかもしれない、そう思ってるんだけどね」

 哀しくも穏やかな微笑を浮かべて、彼は立ち上がった。手には薄紅色の表紙の本。
 笑って、私にそれを差し出した。

「『ニンギョヒメ』―――貸し出し処理、頼めるかな」
「は、はい! …あの、最後に1つ訊きたいことがあるんですけど…」
「ん? 何?」

 私は一度本に眼を落とし、そして顔を上げた。真っ直ぐ彼の顔を見る。緑の眼と髪。穏やかな笑顔。

「………私、貴方を読んだことがあります」

 今まで読んできた幾つもの物語。
 その中にきっと、彼がいた。
 しかし彼は、緩く笑うと、肩を竦める。
 そして何処か遠くを見て、言った。

「誰しもみんな、誰かの物語の登場人物だよ。知らない内に“後ろ側”の手で描かれて、読まれて、そしていつかは消えて行く―――
 それが“人”だ。書かれ、読まれて、増えては消える物語………キミとオレが出会えたのも、誰かのシナリオ通りだよ。オレがこの本を、手に取った時と同じようにね」

 目の前にいるのに、彼はまるで別世界から呼びかけているようだった。図書館の風景の中で、彼だけが次第に薄くなっていく。
 私は処理を終えた本を彼に手渡す。彼はまた笑って、言った。

「それじゃあ、また来るよ。今度いつ会えるかは分からないけど…心配なら、どっかに書いておくといい。『その翌日、彼はまた図書館に姿を見せた』って。それだけで、新しい物語が始まるから」
「私も…出来ますか? 読むだけじゃなくて…物語を、書くことが」
「出来るよ、誰にでも出来る。想いを綴るだけだ。好きなこと、嫌いなこと、殺すこと…生きてること。
“そこに人が存在する”、それだけでもう、立派な物語だから」

 そして彼は、ひらひらと手を振ると私に背を向け、出口へ歩き出した。その前に、彼の影は白く、端から消えて行く。
 みんなそうだ。この図書館に訪れる人はいつの間にかここにいて、去って行く人はいつの間にか消える。
 時空の狭間。私が作家なら、そう言ったかもしれない。

「…あの! それじゃあ…私が小説を書いたら、読んでくれますか?!」

 私はもうほとんど消えかかった彼の背に向かって、そう叫んでいた。返事は無いかもしれない…聞こえなかったのだろう。事実、返事は無かった。
 私は少し落胆して、同時にほっとする。私などには無理。そう思って、振り返った時だった。



「「「勿論、読んであげますとも」」」



 緑のサボテン。白い発泡スチロール。黒い死神。焦げたもち。その他沢山。
 私が息を呑んだ瞬間、奇妙なナマモノ達が声を揃えて言い、私の手を取る。
 そして私は、“そこ”へ引きずり込まれた。深いブラックホールの先には、小さな光。
 ほんの少しの不安と、恐怖と、そして大きな好奇心。初めて手にする本を開く時のような興奮と期待が風となって、私の頬を、髪を、全身を駆け抜けて行く。
 やがて私は、光に包まれて―――


「………ようこそ、我らが文芸部へ!!」


 そこには、彼も、作家も、ナマモノも、
 原稿用紙も、ペンも、パソコンも、
 ネタも、気分転換材料も、資料も、
 この世の全てが、存在していた。

 この世を構築する全てが、私の手に委ねられたのだ。



 そして、私は最初のページを開いた―――







* * * * *
 …調子乗りましたゴメンナサイ。
 ハイブリの原稿が打っている間面白くって、書き始めたら止まらないでやんの。
 こういう短編、学校中にばら撒きたいですね。文芸部の宣伝として。
 来年は高2が1名、他全部3年なので(留年すんなよ!>もちとか)、かなりピンチです。
 ここで「文化祭で見て、面白そうだったんで」とか「中学の頃から入りたいと思ってました(※中学文芸部は既に休部状態)」とか「宣伝の短編に惹かれました!」とかいう一言があると、先輩達は泣いて喜んで踊り出すことでしょう。ステップの準備は出来ています(ぇ)。
 5人ぐらいドバッと来てくれるとなお嬉しいんだけど。無理かなぁ。やれば出来るよねぇ? 文芸部だし(笑)。

 原稿打ち、今ある分は終わり。もうそろそろ一段落かな。
 NKSも書きませんと…あー、悪巧みに使う時間が無いっ!

これは半分ほどフィクションであり…(以下略)

2006-01-18 23:39:31 | MEMO
 遂にバレた、かもしれない。

 今日、職員室掃除の友人を待っている間、ふと言われたことがある。
「飛鳥はここにいるのに、別世界に生きているようだ」と。
 正確にはこの限りではないが、意味は同じである。
 驚いたと同時に、やはりそう見えるのか、と思った。

 その場は「何故同じやら同じでないやら言える。同時刻ということさえも、見る者が違えば違う時間となるのに」と相対性理論など引っ張り出して言い逃れたが、実際、それは事実だ。
 私は本来この世界にいてはならない存在。別世界にいるべき者。
 ワープ、召喚、方法はどうあれ、今はマ王なる小説も流行っていて(実際私も友人から借りて読んでいるところだ、あれはそれなりに面白い)、ある意味タイムリーなのかもしれない。
 私がやって来たのは、今から約17年前だが。

 何も意識しない時はいい。が、今日のように指摘されると不安になる。
 誰かの――否、自分の夢の中にいるような感覚。見ても、聞いても、触れても全てのモノが希薄に感じる恐怖。
 何よりも、私の周りには誰もいないという、孤独。
 まるで小説のように紡がれた言葉は、後で噛み締めれば噛み締めるほど、突き刺さる。

 私は、この世界が好きだ。
 残虐なニュースが流され、愚かな政治家達が跋扈し、若者達は不釣り合いな自由を謳歌している、一見不条理ばかりのこの国が、好きだ。
 好きで、嫌いだ。この星も、この国も、この世界も。
 どれだけ早く見切りを付けようと、これだけは判断が付かない。
 好きで、大好きで、でも嫌いだ。私と、私の戦友達が。

 せめて何も知らなければ良かったと思う一方で、
 もっと多くを知りたいと願う自分がいる。
 世界を全て知っている顔をして、
 何1つ分かっていない自分がいる。

 他人が見ている世界を、反対側から覗くという認識。
 それが『私』、つまりは自我というものに赦された、ただ1つの特権なのだろうか。

 だとすればそれは、あまりに不条理だ。


 結局今日も、仕事は何一つ進んでいない。
 明日は明日で面倒なことも多い。正直全て投げ出して“帰り”たいものだ。
 だが、それは出来ないことは分かっている。
 不本意にも…或いは名誉なことに、と言うべきだろうか。私には責任があるのだ。
 受け取った原稿は仕上げねばならない。そうでなければ彼女が本当に泣き出してしまう。
 怒りを感じるのはこちらも同じだ。そう、私は自分に甘く他人に厳しいという、性質の悪い女なのだ。
 そしてまた、臆病な異星人なのだ。
 嘘の追及さえ出来ず、日々笑って、苦しんで、過ごしていくだけ。
 そんな毎日であるならば、少しぐらい恐ろしい夢だとて、多少のスパイスでしかない。

「ただ1人になる夢」は、きっと寝る前に、あんな原稿を書いていた所為だ。
 別世界の人間と言われたのは、きっと偶然だ。
 扉は誰にも見付けられていない。帰るべき時には、私1人で帰れるだろう。誰にも気付かれずに。
 それでいい。人間は皆孤独だと、詩人も言っている。

 ―――ああ、そうだとも。
 その時が来るのは、まだ先だ。
 まだ先の…はずだ。


『これは半分ほどフィクションであり事実とはあんまり関係がありません』 Aska.K


* * * * *
 久々にメモっておく。タイトル長いね。
 イメージとしては「別世界に落とされちゃったけど帰る道はあって、でもそこを通るのは何だか滅茶苦茶大変で、こっちの世界で友人も出来ちゃって色々葛藤している異星人のお話」。体は発泡スチロール製。
 ちなみに、私は何か言われた時は後から凹んだり怒ったりするタイプです。ジワジワと来るの。
 だからそれが燃料となったり、ならなかったりで。
 …泣くな、Whileよ。私も色々ぶっ飛ばしたい。

 寒いのでもう寝ます。母さん3連休とかあり得ないから…!