「喜多方ラーメン」という幻想

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ヒョウの落下スピード

2017-10-16 13:38:13 | 日記

「ひょう」は積乱雲の中でできた氷晶(氷の微粒子)がもとになって生まれたものです

氷晶は気流の激しい積乱雲の中で、落ちたり吹き上げられたりを繰り返しながら、雪片と衝突するたびにこれをくっつけて大きくなっていくのです。

こうしてできたものが、直径5ミリ以上なら「ひょう」と呼ばれ、それよりちいさければ「あられ」になります。

大きいひょうは、透明な層と白い層が交互に重なっているのですが、これは温かいところに落ちてきたときに表面が融け、吹き上げられるとまた凍るので、融けて凍ったところが透明になり、雪片がそのままついたところが白っぽくなっているのです

積乱雲の中の気流がさほど激しくないと、氷晶は小さなまま落ちていき、あられになって、さらにこれが空気中で融けると冷たい雨となって降り注ぐのです。

ひょうの落下スピードはとても速く、直径1センチくらいなら秒速14メートル(時速50.4キロメートル)にもなります。

大きいものでは直径5センチを超えるものもあり、秒速32メートル(時速115.2キロメートル)で落下するのです。

1888年4月30日、インドではクリケットボール大の、重さが170グラムもあるひょうが降り、246人と1600頭の牛、羊、山羊が死んでしまったそうです