2014年7月23日(水)
幾つかの登山コースがある中で、日時により5合目までマイカーで上がることが出来る「須走コース」で富士山(3,645m)に登って来た
総歩行距離: 12.8Km
総移動時間: 15時間40分
累計高低差: ±1,650m
前日22日の夕刻須走口5合目の無料駐車場に到着、車中泊とする。後ろに富士山が・・・・
標高は2,000m、パルスオキシメーター(血中酸素濃度計)で測定、脈拍90、Spo2値92、まぁこんなものか
深夜2時登山開始、登山口
写真は、前日の夕刻に撮影したもの
真っ暗い中ヘッドランプの明かりを頼りに、シラビソの林の中を、続いてタケカンバの林の中を2時間ほど歩くと標高2540mほどになり、周りが明るくなってきた。
眼下に富士五湖の一つ「山中湖」がきれいに見えてきた
6合目の山小屋にやっと到着、前方に富士山が見えるが、なかなか近づかない。
手袋を履いた手が冷たく、腕時計を見ると気温8.5度、気圧746hPa。
山中湖の向こうに御来光が、雲が邪魔していまいちです
朝日を背に受けて登ります
頂上辺が見えれども近づかない
下り専用の「砂走り」を何人か下っています。結構な斜度です
後ろの太陽を見て一休み
所々残雪が
7合目山小屋大陽館で一休み
上の方は雲も少なく青空が広がって来ました
中央は砂走りを降る登山者、左下の白いロープは登りコースの迷い防止、左下より右中央への縞模様は、荷物運搬用のブルトーザーのキャタピラー跡
やっと8合目手前吉田口ルートとの合流地点、間違いやすい所で英語や韓国語、中国語等の自動案内放送と、案内人も立っています。
まだ遠いいなぁ
8合目山小屋です
眼下には雲が湧いてきました
8合目5勺の御来光館です
これぞ富士山の山肌
こんな岩石の大きいの小さいのが
御来光館からつづら折れの登山道を上がってくる登山者
此処は標高3,645m。頭痛や吐き気めまい等はないが、足が上がらない、両足で立っていてもふらつく、手等の色が黄色に見える、♀カモシカに「手の皮膚が黄色い」と言うも、♀カモシカ「???、普通、黄色くない」、これは大変、あと御鉢の稜線まで標高差66mですが、これは無理をすると帰れなくなるかも・・・・・、恐怖心が、すぐ降りることを決心。♀カモシカは残念だっただろうが降ることに同意してくれる。須走口吉田口頂上はその上だが・・・・。疲労こんぱいの写真
9合目まで降りて測定、脈拍124、Spo2値は「74」これは一刻も早く降らなければ・・・・
御来光館から砂走りを・・・
マスクをして、登山靴に砂が入らないようにスパッツを付けて楽しそうに走る♀カモシカ
後ろから登山者が、砂埃をあげて楽しそうです。しかしカモシカはなかなか立っておれません。ストックで何とか身体を支えますが、数回こけました。砂と石ころの急傾斜では足だけでは身体を支えきれません。こんな経験初めて。
下山道と荷物運搬用のブルトーザーが一緒の所が有り、砂ほこりにはたまりません。このブルは各山小屋の空き缶を集めているようです。
7合目辺からの本格的な砂走、降りる恐怖との戦いで写真はありません。5合目まで降りるのが精いっぱいでした。
砂払い5合目ころからは、身体の安定も回復し、皮膚の色も普通に見えるようになり一安心。今までは高山には強いと思い、あたまも痛くならなかったが、こんな症状もあるのが解りました。
5時30分、無事5合目登山口に着きました。ホォ
3Dで、上が南です。駿河湾が見えます