猛暑酷暑の地を離れ涼しさを求めて近畿で最も標高の高いテント地である弥山(1,872m)にテント泊登山を楽しんで(?)来ましたが・・・・・
行者還トンネル西口の登山口標高は1,100m程ありすでに気温は下界より5度程度低くかったので弥山山頂は相当涼しい気温ではないかと楽しみに登りはじめましたが、一ヶ月ぶりの登山であり、前期高齢者の仲間入りした身には、テント装備一式と2日間の水等バックパックは膨れ上がり肩と腰にズッシリと荷重しヒイヒイ言いながら心臓パクパクさせ汗だくで登りました。
♀カモシカにも2日間の食料と水3Lを持ってもらいました。自分のレインウエア-、着替等相当重くかわいそう。最初はテンション上がりません。
奥駈道途中から見た弥山
奥駈道は鬱蒼としたブナ等の森です
この道も日帰りの軽装備で歩くと楽しいのですが
今朝山上ヶ岳から10時間ほどかけて歩いてきたと言う行者さんもヘトヘトです
この延々と続く長い木製階段は足にこたえます
もうすぐ弥山です
やっと弥山の避難小屋が見えてきました
黒い雲が出てきたので急いでテント設営です。このテントは底も上も一体に成っており、入り口を閉めれば風船の中にいるようです。
さすが奥駈道弥山のテント場です。周りはフッカフッカの苔に囲まれテントの下もゴルフ場のグリ-ンのようにふわふわです。今日のテント組は合計6張りです。
設営終了と同時に夕立状の激しい雨に見舞われテントに飛び込みました。20分ほどすると激しい雷雨に変わり相当緊張しました-------山歩き途中稜線で落雷に逢い事故になったことは聞きましたがテントに落雷があり事故になったということは聞きません。こんなことを考え自己安心していました。------
最後の雷はピカっと光ると同時にパッチドッカンそれに♀カモシカの「ぎゃぁ」という叫びにテントが震えました。相当近くに落雷したようですが直撃は免れました。こんなに緊張したのは久しぶりです
その後は嘘のように晴れ渡り虹も出ました
弥山山頂の枯立木の間に落ちる夕日
トウヒの向こうに落ちる夕日
夜は相当涼しく寝袋に潜り込んで朝まで今日の疲れを癒しました。空は満天の星空で月は真上に満月近くテントの中は一晩中明るかったです。
ス-ス-、ズ-ズ-
朝4時に起床
思っていとほど疲れなし、♀カモシカも元気、安心、今日も頑張るぞ、
大台ヶ原方面に登る朝日(AM5:00)です。左の山は大普賢岳です
朝食の準備です。今日も青空です
今日は隣の八経ヶ岳(1,915m)に登ってきます。ここから一旦降ってのぼり返します
途中にもう終わってしまったと思っていましたオオヤマレンゲがほとんど茶色くなったり実になったりしている中で数輪咲いていました。
八経ヶ岳頂上から見た雲海の弥山方面
頂上にて
八経ヶ岳や周辺を散策して弥山に帰ってくると、もう誰も居りません。撤収して帰ることにします
記念に一枚
帰り道カモシカの後ろ姿。バックパックの後ろの丸いものは蚊取り線香です。
これを付けると本人には効果半分ですが、蚊取り線香より後ろ1~10mの範囲を歩く人にはブヨ、蚊、アブ等寄ってきません。特に今日のように無風状態の時は効果バツグンです。僕は♀カモシカの「露払い」いや「虫払い」と言うところです。