女人禁制の山上ヶ岳(大峯山1,719.2m)と隣の稲村ヶ岳‥‥‥‥(山上ヶ岳が女人禁制で入山出来ない為隣の稲村ヶ岳が女人大峯と親しまれ女性の登山者が多いい 1,725.9m)‥‥‥‥に洞川温泉の清浄大橋から周遊歩きをしてきました。
歩行距離 : 約17Km
歩行時間 : 8時間20分
清浄大橋のたもとに駐車し,朝早かったのでヘッドランプを点け暗い車道をテクテクと1.5Kmほど戻り母公堂横の登山口から山に入ります。薄暗い杉林の中を1時間ほど登って法力峠を越えるころから自然林になり気持ちのいい登山道を歩くことが出来ました。
2時間30分の歩きでやっと山上辻に到着です。ここから先ず稲村ヶ岳と大日山にピストン登山です。
大分霧が出てきて眺望が良くなく稲村ヶ岳や次に登る山上ヶ岳は見ることが出来ません。しかしブナと足元のササと霧がいい雰囲気を出しています。
稲村ヶ岳(1,725,9m)の頂上です、三角点の側には大きな鉄製の展望台が建てられています。展望台の上は風にのった霧が強く吹き付けてくる為身をかがめています。
稲村ヶ岳と隣の大日山(1,119m)の間のキレットです、左側が稲村で右側が大日です。ガスっているので高度感等ありませんが下方にまっすぐ切れ込んでいます。
次はこの大日山(1、669m)に登ってみることにしました。これは急峻。
これはすごい登山道です、木の根っこや鎖等捉まえて四つんばいで登る所が沢山あります。三点確保で慎重に登ります。
鉄橋の下は垂直の崖です。網目の足場から下が丸見えでいやが上にも気持ちが引き締まります。
この木製階段は相当危険ですね、手すりはふらふらで持てません。V字の谷ですから落ちても大丈夫です
やっと頂上です。頂上は意外と平ですが見晴らしは良くありません、大日如来様が祭られています。カメラを置くところが無く地面に直接置いたので相当ロ-アングルです。
やっと先ほどの山上辻に戻ってきました、十人程の登山者が居りました、今日初めて遭った登山者達です。
ここから道を右手にとってレンゲ辻に向かいます。レンゲ辻までは大きなアップダウンの無い綺麗な自然林の道です
下方にレンゲ辻が見えてきました。ここから先は女人禁制の大峯山(山上ヶ岳)に入る為「女人結界門」が建てられています。
ガスがきつく山上ヶ岳は見えません、この巌峰の横を登ります。信者の法螺貝の音が聞こえるようになり霊場の山に分け入る気持ちになります。
鎖と鉄階段の連続です
やっと頂上近くの狭い尾根に出ました。
頂上は広い笹原です、三角点はこの奥の木立の中です。霧がすごく周りの山々はまったく見えません。
山頂より少し下りた所に大峯山寺の講堂や宿坊が建っていていっぺんににぎやかな雰囲気になり会う人毎「ヨウオマイリ」 「ヨウオマイリ」「ヨウオマイリ」と声を掛け合います。
西の覗きも霧に霞んでいます
さぁ、下山です。途中白装束の多くの信者さんに出会い少し時間がかかりました。絶え間なく法螺貝の音と「六根清浄懺悔懺悔」「六根清浄懺悔懺悔」・・・・
趣味で山歩きをする者にとっては大峯山も開山時期ではなく冬の静かな時がいいかな・・・・
今日歩いた地図と高低図(大きくしてみてね)