国道425号線白谷トンネル口より四十数個の鉄階段(NTT通信塔管理用)を延々と標高にして300m登り大峰奥駈道に合流し行仙岳(1226.9m)、倶利伽羅岳(1252m)を通り今日の目的の山転法輪岳(1281.2m)までピストンで大峯奥駈道を楽しんで来ました。
総歩行距離: 約9Km
総時間 : 7時間20分 (内休憩 2時間6分)
累積標高 : 1200m
朝一番に鉄の急階段に息を切らしながら大峰奥駈道に出ました。10分ほど奥駈を進むと行仙岳の頂上です。頂上にはNTTの通信塔とNHKのTVとFMの中継塔が建てられてます。
行仙岳の頂上からは今日のル-トが一望出来ます。ここから前方にほぼ真っ直ぐ 140mほど急な斜面を降ってすぐ登り返して(下記の写真の赤い点のル-トの始まりの所)その後何回かアップダウンを繰り返すと倶利伽羅岳(くりからだけ)です。倶利伽羅から転法輪岳(てんぽうりんだけ)までは写真以上に急登急降下の連続です。この道は写真の中央に薄く写っている孔雀岳、釈迦ヶ岳と続いて吉野に至ります。右の鉄塔はNHKのTV電波の中継アンテナ。
気持ちの良い尾根道です
先ほどの行仙岳の通信塔がはるか遠くに見えます
さすが修験の道「大峯奥駈道」です、厳しい道が続きます
転法輪岳の頂上は綺麗なところです
転法輪岳の名前の由来を調べてみました。
法輪とは仏教の教義、特に釈迦が説いた四諦(したい)・八正道のことで、その教義を他人に伝えること(転)を転法輪と言います。
※四諦とは
・人が生きるということは苦であるという真理
・その苦の原因は人間の執着にあるという真理
・この苦を滅した境地が悟りであるという真理
・その悟りに到達する方法は八正道であるという真理
※八正道(はっしょうどう)とは、人間の八つの正しい道のこと
正見・・・正しく見る
正思・・・正しく考える
正語・・・正しく語る
正業・・・正しく働く
正命・・・正しく生活する
正進・・・正しく人と調和する
正念・・・正しい目的意識をもつ
正定・・・正しい反省と瞑想、禅定(ぜんじょう)する
まったくもって其の通りですが、なかなか出来ることではありません。
GPS軌跡図と高低表です(見にくい場合はクリックして見てね)