AIR #5 「つばさ～wing～」

AIR #5 「つばさ～wing～」
　未視聴のアニメもあるんだけども、取りあえずAIRは最優先で視聴（笑）。
　でもデッキの配線の都合上見られるのは１時以降、しかも女神様の始まる1:55までに見終わらないと続きは女神様が終わるまでは見られないという環境。
　出だしの往人の子供時代と思われる少年の呼吸を表す背中の動きが大きかったし、そのシーンのラスト往人の母（？）の台詞の口がほぼフルアニメーションに近い動きをしていたけど、微妙に合っていなくて違和感を感じたりして「今日の作画は大丈夫か？」なんて心配しちゃうのはAIRならではこそ。他のアニメじゃそんな細かい所突っ込んだりしませんね。しかし、そんな心配はどこへやら。今回の作画は良かったと思います。
　作画が良かったと思う一因として、髪の毛の動きがとても丁寧に描かれていることが印象的です。今回は特に観鈴が発作を起こして往人が外に出ていて、しばらくしてやって来た春子さんの髪の毛が強い風の中で激しく動く様子が印象的でした。観鈴や春子が抱えている問題が決して軽い物ではないと印象付けられました。
　髪の毛の動きとかあるようにAIRの作画は良いなーという話は何度もしますが、なにも目を見張るようなレイアウトで息を呑むようなアクションシーンではなく、アニメーションとしてはとても当たり前な動きなんですが、でも枚数をかけたりして丁寧にやることでアニメーションの楽しさとか素晴らしさを表現してくれます。それを毎週のように感じられるのは嬉しい限りです。
　ところで気になった点としてふたつ。
　みちると一緒にいた時のCGのシャボン玉。作りはいいんだけど動きがいまいち。他の作品でもシャボン玉に限らず、速度に変化をつけながら動く物体の動きというのはまだCGでは上手くいかない場面が多い。どしても一定の速度で移動するからそれが違和感になってしまう。もうちょっとがんばれ。
　それと往人の人形芸を見ていた子供達。みちるでも感じるんだけど、頭身がキョクイチのアニメみたい。頭でかくて体はほっそり棒のよう。あれってなんとかならないのかな？
　お話の方は美凪の話と観鈴の話が併行して進んでいて、しかも重い物がのしかかっていて「どーなるんだー？」という感じ。でもふたつの話のまとめ方はうまいと思いました。次回も楽しみです。



-----追記05/02/11-------------
　他の感想を読んでいると、おそらく既にゲームをやったことがある人は観鈴が発作を起こす場面で泣いてしまいそうな気分になるらしいですね。このあとの展開を知っているからでしょう。自分はゲームはやっていないので、この場面で泣くことはないし発作の意味もわからずにストーリーは進んでいきます。そういう部分からもゲームをやったことのある人、やったことのない人の感想の差が出たりしてそういう部分を考えながら感想を読み回るのが楽しいです。