舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

クリティカル・レスポンス

2010-09-26 22:46:28 | 東京の条件 work編


「まちあるきおどり」中目黒編の様子・写真が一部アップされました!


http://cresponse.blogspot.com/


上記のサイトで、
「東京の条件」にからむ数々のイベントについての、
レビュー・記録写真・批評・感想などが綴られてゆきます。


要チェック!
ぜひご一覧下さい。
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ワンダフル

2010-09-25 00:47:05 | 東京の条件 work編


「まちあるきおどり」中目黒編、2010年9月24日夜の回(4回目)


イスラエルからのお客様2人を交え、総勢6名賑やかな雰囲気。

待ち合わせの改札も、かしまし声で華やぎ浮き立つ空気。
も、いっとき経つと、皆で行ってしまい、
騒々しさの中にもしんとした気配が残る。

その気配をたぐり、
入れ違う人と人の間の、常に誰にも触れない空気の溜まりに、
身体を滑り込ませてみる。

どんなに動いても、人波は乱れない。

その人波とは別の方から吹いてくる風、ひんやり。
つられて外に踏み出してみる。
雨。
は、まだ、ほんのぽつりぽつり。
これなら傘はいらない。

丘を越え、転げ落ち。
地に手をつき、這って進み。
通りに出る。
気付かなかったけれど、この辺りで会社員の男性が観客に加わって観ていたらしい。


飲み屋の店先に寝転ぶ。





いちど投げ出した身体のそばで、なびくのれん。
そこから、次の動きが。
夢中に戯れ。
気付かなかったけれど、この辺りで、通行人が警察と救急車を呼びそうになってたらしい。


のれんに誘われた勢いで、飲み屋の続く通りを行き、
十字路にあたるたびに、新たに問い直す。

気付かなかったけれど、この辺りで、男子学生が自転車でついて来てたらしい。

暗い通りを、探りながら進む。

止まっていた風が、
賑やかな通りが近づくにつれ、大きく吹きつけてくる。
人々の中に分け入って、ゆるやかに、しかし流されて。




流されて、
流されて。

流されて、改札口まで戻ってくる。

なおも後ろに引かれるように、
改札の、
人々が出てきて入ってゆく、
自動検札の狭間に、

立つ。

のみにて。




ついて観てくれていた、男性社員も学生さんも、終演後に声をかけてくれました。

そうして皆さんと別れた後に、
ざっと通った雨が、乾いた地面をぬらしてゆく。
奇跡的っ!
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かなしかなし

2010-09-24 23:23:42 | 東京の条件 work編


「まちあるきおどり」中目黒編2010年9月24日昼の回(3回目)


昨日から降り始めて心配されていた雨は、かろうじて止みとどまる。

急な変化の気候は寒さを覚えて、一面の雲は灰色で急ぐまま。



ゆく人波の中に、ほんの隙間があらわれる。
その人々の移りゆく様だけでも、豊かで、質感のリズムにあふれている。

隙間の先に積まれた荷物。
道の向こうには、きっとその持ち主が。

道を渡り、その彼のもとへ。


共に踊る。


いや、実際には、
こちらがその居住まい振る舞いから、踊らせてもらう。
できれば、明るく、強く、広いものへ。

飛び出した外の風は強く
こちらも地に近いところから、転がり起こして抗う。
道の交わりに青があり、水を漕いで進みゆくようで、
宿り木に止まり
仰げば、
宙に人、動く空、渡る橋、
高い空と橋で浮かれた空間に、ゆったりと描く。

再び橋。
この向かい風は、何やら高いところから落ちてくる。
ならば、登るつもりで、つもりで、つもりで、
えい、えい。



自分が無駄なようで、非力。
落ち着いて、止めてみて。
仰向けで、届かない空の流れに背を地に着けて対峙。

そうだ、彼のところに戻ろう。



素足の方が軽く、自在で、彼に近く感じる。
角を過ぎ、いくあてなどないように思えた人影のあった場所には、
なく。





いなくなった今でしか、正面から向かい合えない。

でも、きちんと語り合い、
明るく強く豊かに。
元気で。

元気で。
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本日は茶遊びの、はず、

2010-09-23 20:15:16 | 舞踊の営み
でしたが、

季節を一変させる、雨と風と湿度と温度低下と、
により、

来月
10月23日霜降に延期になりました。
ひとつき後。



昨日は中秋の名月。
今日の満月は深い雲の奥で、まさしく秋分となり。



明日は、
この雨と共に、「まちあるきおどり」です。
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東京の条件 WORKS 2010 特設サイト出来ました!

2010-09-21 11:21:57 | 東京の条件 work編

ちょっとややこしいですが、


おおもとは、
『東京の条件2010会議体』
というプロジェクトです。
東京アートポイント計画という事業と、劇作家の岸井大輔のPLAYWORKSとのコラボレーション企画ですね。

詳しくはブックマークしてる、リンクhttp://tokyocondition.com/
を参照。



この『東京の条件2010会議体』の企画プログラムがいくつかあって、

●会/議/体
●総会
●会/議/体派生イベント
●東京の条件WORKS2010
●まちから創る:岸井大輔創作ワークショップ

などで、↑の中の「東京の条件WORKS2010」に
今回僕は「まちあるきおどり」として出品しているのです。



少し納得できたかしら。



その「東京の条件WORKS2010」専用の特設サイトが出来ました!

http://works2010.jimdo.com/

です。



先日のまちあるきおどりの写真も、ちょっぴり、アップされてます。
探してみて下さいな~。

ついでに、岸井大輔による案内文もご紹介。



東京の条件WORKS2010

場と出会い、積み重ねられた対話が生んだ、作品や仕事をまとめて紹介するコレクションです

東京が美しい。原生林をみているようだ。人の創ったものとは思えない。一駅ごとに変わる景観、共有の少ない人々の行き交い、一貫した解釈を許さない多様性。計画があっても、中途か部分だ。一般に、人間の無軌道な暴走は、破綻を目指してしまう。環境問題や、スラムにそびえ立つバベルや、世界経済のように。しかし、東京は一つの都市であり、精妙なバランスで継続し、極相と生産性を同居させている。これは、人間も、大自然のように生産できることの証明であり、22世紀への希望と感じる。
だから、東京でWORK(作品・仕事)たりえるのは、目前の個別性を愛しつつ、世界に意味のあるパーツを設置する作業なんじゃないか。昆虫学者のような繊細な好奇心と、理論物理学者のような気宇の壮大さをもつモノだけが、東京において、己を示す資格を得る。
そこまで考えて、しかし、まあ、これは、アーティストと名乗る以上当然の資質だし、何かが作品である前提だろう。で、そういう人のそういうプロジェクトのみが東京の条件では生み出されています。つまり、超普通ってことです。
東京の条件の2010年における活動が生み出したWORKをまとめて紹介します。おつきあい、目撃いただけますと幸いです。

               岸井大輔




て、ことです。
ブックマーク追加しておきます!

そぉそぉ。
今週の金曜日24日も「まちあるきおどり」中目黒編です。
雨天決行しますよっ!!
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