腰痛体操

　今朝１番に、ぎっくり腰の患者さんが来ました。何とか歩くことは出来るのですが、中腰がＮＧ。また、笑ったり、クシャミをすると腰に響くそうです。

　その方は毎日１万歩近く歩いたり、公園で軽く腕立てしたり、鍛えているはずなのに何で？・・・と言いますが、同じ筋肉ばかり同じように鍛えてもダメです。疲れるだけです。身体の言い分を聞きながら体操しなければダメです。

　また、運動にノルマを与えるのも、あまり賛成できません。日本人の体質なのか？頑張った分だけ効果があると思い込んでしまう人が多いようです。頑張ってはダメです。

　その方は１回の施術でだいぶ楽になり、腰も曲がるようになりましたが、まだコワゴワ曲げるといった感じです。

　幸い体操や身体の仕組みに興味を持たれているので、私が考案した腰痛体操を指導しました。

　その体操は簡単で、効果がありますのでご紹介します。

　イスに座ったまま、足を開いて、頭をその開いた足の間に入れるだけです。その時に重さを感じることが重要です。頭の重さで首の筋肉が弛む、頭と首の重さで背中の筋肉が弛む、頭と首と背中の重さで腰の筋肉が弛む、というように重さを使って身体を弛めます。それを丁寧に丁寧に身体の筋肉が弛むのを感じながら行ってください。

　場所を選ばず、どこでも簡単に出来ます。でも、頑張ってはだめです。身体の言い分を聞きながらゆっくり丁寧に行ってください。