【中天News】キム・テヒ 映画衣装の巨匠ワダエミの服を着て (エミさん特集)

女優キム・テヒがアカデミー衣裳賞に輝く日本のワダエミさんの衣装を着て古典的な着こなしを見せている。

キム・テヒは映画『中天』(監督チョ・ドンオ・製作ナビピクチャーズ)で世界的に名声の高いデザイナーワダエミさんの衣装を着ることになった。

この映画で人間界と天界の中間界人『中天』から『天人』の役を引き受けたキム・テヒは神秘的なコンセプトにデザインされたワダエミさんの衣装でさらに魅力を増している。また他の主人公 チョン・ウソンは統一新羅時代の武人として登場し、現実的なイメージを強調した衣装を着て強靭な男性美を表現する予定だ。

映画『中天』に登場するすべての衣装をデザインしたワダエミさんは日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどの巨匠監督と一緒に仕事をしてきたベテランデザイナーである。

1985年日本の黒澤明監督の映画『乱』の衣装を引き受け、派手な日本古典衣装がお目見えしてその翌年アカデミー衣裳賞受賞の光栄に輝いた。

その後黒澤明監督の『夢』、イギリスのピーター・グリーナウェイ監督の『プロスペローの本』『8 1/2の女たち』、大島渚監督の『御法度』などで多様な時代の衣装を作ってきた。

また最近には中国時代劇映画『HERO』と『LOVERS』の衣装をデザインして2003年香港映画賞衣裳賞に輝き話題を集めた。

映画『中天』に初映画デビューとなるキム・テヒはチョン・ウソンとともに中国に滞在し『中天』の撮影に全力投球している。

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≪人物特集≫
今回は日本を代表する世界的な映画衣装デザイナー『ワダエミ』をご紹介します。

衣装デザイナー。 大学卒業後、舞台の装置や衣装を手がけ、昭和47年日米合作映画「マルコ」を皮切りに「雨のアムステルダム」「ノストラダムスの大予言」等の衣装デザインを担当。57年から黒沢明監督の「乱」で約1500点の衣装制作。61年3月この「乱」で第58回米国アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞。平成5年「オイディプス・レックス」で第45回米国エミー賞の衣装デザイン賞を、6年香港映画「キラー・ウルフ 白髪魔女伝」で香港電影金像奨(香港アカデミー賞)衣装デザイン賞を受賞。他の作品に市川崑監督「鹿鳴館」、勅使河原宏監督「利休」、ピーター・グリーナウェイ監督「プロスペローの本」、メイベル・チャン監督「宋家の三姉妹」、大島渚監督「御法度」などがある。作品集に「MY COSTUMES―私という衣装」「ワダエミの衣装」がある。

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