KIKU-Qolumn

とかく、あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし。福澤諭吉

三話連続で画像を外したが

2010-06-09 | Weblog
之を含めて三話連続で画像を外したが、
実は「画像を必ず入れる」ってのが、
ポリシーだった。

ただし、そのポリシーは大した価値あるものじゃない
と勝手に判断し、試しに外してみた。

するとどうだ。
更新するのがカンタンではないか!

よく考えろ。
昨日の発言を。


「カンタン」「便利」「快適」
「速い」「楽」…

カンタンを拒否する。

カンタンに最高のプライオリティを置いては
ならんのだ!


「あのさぁ。わかりやすくしてくれる?」
「簡潔に述べよ!」
「それで?結局なにがいいたいの?」

あーぁ、全部ビジネス用語だ。
ビジネス、ビジネス、ビジネス。
ビジネスの世界では、ほとんどの場合アメリカの手法が
善とされる。お手本とされる。

世の中には、難しいことだってある。
いやいや、難しいことだらけだ。
ビジネスマンは、効率ばかりを追うがために、
難しいことをカンタンにすることを追及する。
そこに最高の価値を置く。

だから俺は、「ビジネスマン」を尊敬しない。
尊敬しないというと不正確かもしれん。
少なくとも、目標にしない。
ゴールはそこにない。



「難しいことを難しくいうのはカンタンだ。」
とか、
「難しいことをわかりやすくいうからすごいのだ。」
とか。


ほんとにすごいか?
俺は世間でよくいわれるこの表現に疑問がある。
難しいことをわかりやすくいうのは、
すごくはない。
優れてもいない。
あえて形容すれば、「庶民に近い視点を持てる」に
過ぎない。
そもそも、難しいことをわかりやすくいうということは、
その構造からして少なくとも簡潔にするのは不可能だ。


たとえば、「特殊相対性理論」という理論がある。
よろしい、カンタンにわかりやすく簡潔にしてみよう。


特殊相対性理論
↓少し分解
Albert Einsteinが1905年に発表した「光速度不変の原理」と
「特殊相対性原理」から成る物理理論。
↓カンタン
アインシュタインという人が考えた「光の速さはどのように
動くものから見ても一定である」ことと「同じ速度で動いている
すべての慣性の法則が成立する座標系において、すべての基本的な物理法則は
同じように成立する」という原理から成る理論。
→説明は必ず長くなる
↓どばっと簡潔
アインシュタインが考えた物理理論


要するに、「わかりやすい」というのは、
どこか不正確にいうしかない、
あるいは、
例えることで相手に勝手に解釈させるしかない。


突き詰めて考えると、
難しいことは、
簡潔、かつカンタンには説明できないのだ。
長く、かつカンタンには説明できる。


すなわち、
スピードが要求される世界において、
難しいことは悪であり、
勝手に考えるのはかまわんが、それを表出させてはいけない。


だから、スピードばかりを追うと、
レヴェルが下がるわけだ。


速いのもいいし、遅いのもいい。

一定でなくてもいい。

それぐらいの価値観の幅を持たねばならん!
ということ。


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